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  • 更新日:2023年03月03日

iPadのWiFiモデルとセルラーモデルどっちがおすすめ?違いや見分け方を解説

iPadのWiFiモデルとセルラーモデルどっちがおすすめ?違いや見分け方を解説

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スマートフォンよりも大画面で利用しやすいiPad。これから購入しようと考えている人も多いと思います。

iPadにはWiFiモデルとセルラーモデルの2種類があり、データ通信の方法に違いがあります。どちらを購入するべきか、どのような違いがあるのかわからないと悩んでいる人もいるでしょう。

ここでは、WiFiモデルとセルラーモデルの違いや、どちらがおすすめなのか紹介します。これからiPadを購入しようと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

iPadのWiFiモデルとセルラーモデルの違いは?

WiFiモデルとセルラーモデルではどのような違いがあるのか、比較して詳しく見ていきましょう。

月額料金・端末代を比較

まずはiPadの端末代金を比較します。以下はApple Storeの販売価格です。

端末代金(税込) WiFiモデル セルラーモデル
iPad Air(第5世代) 64GB 74,800円 92,800円
11インチiPad Pro 128GB 94,800円 112,800円
iPad(第9世代) 64GB 39,800円 56,800円

WiFiモデルはセルラーモデルよりも、約18,000円ほど低い価格設定です。端末代金はWiFiモデルの方が安く購入できます

続いて月額料金ですが、WiFiモデルは特に月額料金は発生しません。一方、セルラーモデルはモバイル回線を利用するので、月額料金が発生します。

下記はドコモ・au・ソフトバンクのスマホとデータ使用量をシェアできる「データシェアプラン」の月額料金です。

月額料金(税込)
ドコモ・データプラス 1,100円
au・タブレットデータシェアプラン 1,100円
SoftBank・データシェアプラン 1,078円

セルラーモデルは、毎月1,000円ほど月額料金を負担することになります。また、格安SIM会社と回線契約をすることも可能です。

iPadにおすすめの格安SIMについては、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

通信方式を比較

通信方式
WiFiモデル WiFiのみ
セルラーモデル WiFi・モバイル通信(5G・4G LTE)

WiFiモデルはその名の通り、WiFi環境下でしかインターネットができません。

しかし、セルラーモデルはモバイルデータ通信ができるので、WiFiへの接続に加えて、5Gや4Gにもつながります

SIMカードを比較

SIMカード
WiFiモデル なし
セルラーモデル SIMカード・eSIMに対応

WiFiモデルはWiFiに繋いでのみ通信ができます。モバイルデータ通信はできないので、SIMカードには対応しておらず、SIMカードスロットも付いていません。

一方セルラーモデルは各社のSIMカード挿入口が付いています。また、eSIMに対応しているiPadもあります。

GPS機能を比較

GPS機能
WiFiモデル なし
セルラーモデル あり

セルラーモデルのiPadでは、GPS機能を利用できます。GPS機能は、iPadの現在位置を測定するのに必要な機能です。

たとえばGoogleマップを利用して現在地や目的地を調べたり、位置情報を利用したゲームで遊ぶ場合は、GPSを搭載したセルラーモデルiPadがおすすめです。

一方でWiFiモデルのiPadも、WiFiの情報を活用して現在地を取得できます。ただしモバイルデータ通信と比較すると、精度は劣るでしょう。

テザリング機能を比較

テザリング機能
WiFiモデル なし
セルラーモデル あり

テザリング機能は、セルラーモデルのiPadしか利用できません。テザリングとは、モバイルデータ通信回線を利用して、他のデバイスとインターネット共有を行う機能のことです。

iPadでテザリングを利用すれば、たとえばパソコンをインターネットに接続したり、他のタブレットをインターネットに接続したりできます。モバイルルーターと同じことがiPadのみで実現できるため、便利な機能です。

ただしモバイルデータ通信回線を利用するため、WiFiモデルではテザリングを利用できません。またテザリングを行うと、iPadのバッテリーの減りが早くなります。テザリングを利用するときは、iPadのバッテリー残量にも注意しましょう。

外見を比較

WiFiモデルとセルラーモデルでは、iPadの背面デザインに違いがあります。

まずはWiFiモデルのiPadを見てみましょう。

次はセルラーモデルのiPadを見ましょう。

セルラーモデルでは背面カメラの横に、黒いラインが入っていることが確認できます。

iPadがWiFiモデルかセルラーモデルか識別するときは、本体の背面カメラ横に黒いラインが入っているかどうかチェックしましょう。

WiFiモデルとセルラーモデルどっちがおすすめ?

セルラーモデルとWiFiモデル、どちらのモデルを購入するべきか、選ぶときのポイントを紹介します。

WiFiモデルがおすすめな人

WiFiモデルがおすすめな人

  • 自宅での利用が多い
  • 外ではネットにつながらなくても支障がない
  • 安く利用したい

「iPadは自宅でのみ利用する」「外出中にインターネットへ接続できなくても問題ない」という方は、WiFiモデルのiPadがおすすめです。

モバイルWiFiルーターをすでに所持されている方や、外出時はフリーWiFiを利用する方、自宅であらかじめダウンロードしたデータをオフラインで再生するだけで充分という方は、本体価格が安く月額料金もかからないWiFiモデルのiPadがよいでしょう。

セルラーモデルがおすすめな人

セルラーモデルがおすすめな人

  • WiFiがない場所でもネットを使いたい
  • GPS機能を利用したい

「外出先で頻繁にインターネットを利用する」「iPadでマップアプリを頻繁に利用する」という方は、セルラーモデルのiPadがおすすめです。

セルラーモデルiPadの強みは、WiFi環境がなくてもモバイルデータ通信でインターネットを利用できることです。

どこにいてもiPadでインターネットを使いたい方、カーナビやマップアプリを利用したい方は、モバイルデータ通信とGPS機能に対応したセルラーモデルのiPadを選びましょう。

2023年おすすめの最新iPad

ここからは、現在発売中の最新iPadのスペックを詳しく紹介します。これから購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

iPad Air(第5世代)

  • M1チップを搭載
  • 5G対応
  • 1200万画素超広角フロントカメラ
端末名 iPad Air(第5世代)
サイズ 247.6×178.5×6.1mm
ディスプレイ 10.9インチ
Liquid Retinaディスプレイ
重さ WiFiモデル:461g
セルラーモデル:462g
チップ M1
ストレージ 64GB・256GB
アウトカメラ 1200万画素広角カメラ
フロントカメラ 1200万画素超広角フロントカメラ
生体認証 Touch ID

Apple M1チップ搭載

iPad Air(第5世代)は、2022年3月18日に発売となった最新モデルのiPadです。

これまでiPad Proに導入されていたM1チップを搭載し、高速でスムーズなパフォーマンスを実現させました。

また、1200万画素の超広角フロントカメラが採用され、より美しいビデオ通話や書類のスキャン、ARなどが体感できるよう進化しました。

ストレージは64GBと128GBの2種類、カラーはパープル・ピンク・ブルー・スターライト・スペースグレイの全5色展開となっています。

新型iPad Air 5(第5世代)の発売日・価格については、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

iPad Air(第5世代)
公式オンラインショップ
docomo
公式サイト
au
公式サイト
softbank
公式サイト

11インチiPad Pro/12.9インチiPad Pro

  • M1チップ搭載
  • 5G対応
  • Face ID対応
端末名 11インチiPad Pro
12.9インチiPad Pro
サイズ 247.6×178.5×5.9mm
280.6×214.9×6.4mm
ディスプレイ 11インチ
12.9インチ
重さ WiFiモデル:466g/セルラーモデル:468g
WiFiモデル:482g/セルラーモデル:484g
チップ M1
ストレージ 128GB・256GB・512GB・1TB・2TB
アウトカメラ 1200万画素広角カメラ・1000万画素超広角カメラ
フロントカメラ 1200万画素超広角フロントカメラ
生体認証 Face ID

iPad唯一のFace ID対応モデル

iPad Pro 12.9インチ(第5世代)と11インチ(第3世代)は、2021年5月21日に発売となった、ハイスペックモデルのiPadです。

最新のMacBookやiMacにも採用されているM1チップを搭載、さらに5Gに対応したことで、操作も通信もより高速化しました。

また、iPadシリーズでは唯一のFace IDに対応しています。

ストレージは128GBから2TBまで5種類、カラーはシルバー・スペースグレイの全2色展開となっています。

11/12.9インチiPad Pro
公式オンラインショップ
docomo
公式サイト
au
公式サイト
softbank
公式サイト

iPad(第9世代)

  • A13チップ搭載で処理能力アップ
  • 買い求めやすいスタンダードタイプ
端末名 iPad(第9世代)
サイズ 250.6×174.1×7.5mm
ディスプレイ 10.2インチ
重さ WiFiモデル:487g
セルラーモデル:489g
チップ A13 Bionic
ストレージ 64GB・256GB
アウトカメラ 800万画素広角カメラ
フロントカメラ 1200万画素超広角フロントカメラ
生体認証 Touch ID

Apple PencilやSmart keyboardに対応

iPad(第9世代)は、2021年9月24日に発売となった、スタンダードモデルのiPadです。

iPad Proほど本格的なものは必要がない、仕事だけでなく趣味でデザインを楽しみたい方にとって、リーズナブルで人気のシリーズです。

Apple PencilやSmart keyboardに対応しており、作りたいものに合わせてタイピングもペンでの書き込みも使えます。

ストレージは64GBと256GBの2種類、カラーはシルバー・スペースグレイの全2色展開となっています。

iPad(第9世代)
公式オンラインショップ
docomo
公式サイト
au
公式サイト
softbank
公式サイト

iPad mini(第6世代)

  • パワフルなA15チップ搭載
  • 持ち運びに便利なコンパクトサイズ
端末名 iPad mini(第6世代)
サイズ 195.4×134.8×6.3mm
ディスプレイ 8.3インチ
重さ WiFiモデル:293g
セルラーモデル:297g
チップ A15 Bionic
ストレージ 64GB・256GB
アウトカメラ 1200万画素広角カメラ
フロントカメラ 1200万画素超広角フロントカメラ
生体認証 Touch ID

シリーズ最軽量293g

iPad mini(第6世代)は、2021年9月24日に発売となった、コンパクトサイズのiPadです。

A15 Bionicと高性能なチップを搭載しながらも、手のひらサイズで300g以下の軽量ボディが人気です。

バッグにも簡単に入るサイズ感ですが、Apple PencilやSmart keyboardにも対応しています。

ストレージは64GBと256GBの2種類、カラーはピンク・パープル・スターライト・スペースグレイの全4色展開となっています。

iPad種類の違い比較と選び方については、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

iPadに関するよくある質問

ここでは、iPadについての不明点や疑問をまとめました。

iPadのテザリング方法は?

たとえばWiFiモデルのiPadを外出先で使用する際、手持ちのスマホからテザリングを利用してインターネットができます。

iPadのテザリング方法

  1. 「設定」→「WiFi」を選択
  2. WiFiをONにし、親機のSSIDを選択
  3. パスワードを入力して接続

iPadから「設定」を選び、「Wi-Fi」を選択します。

一番上の「Wi-Fi」をONにし、自分が利用しているスマホを選択します。

パスワードを入力して、右上の「接続」を押すと、テザリング完了です。

WiFiモデルとセルラーモデルの見分け方は?

iPadがWiFiモデルかセルラーモデルかを見分けるには、iPadの背面デザインをチェックしてください。

こちらのWiFiモデルには、背面にはカメラのみ付いています。

セルラーモデルは、背面カメラの横に黒いラインが入っています。

WiFiモデルからセルラーモデルに変更するには?

iPadのWiFiモデルからセルラーモデルに変更するには、セルラーモデルを追加購入する形になります。

その際はWiFiモデルのiPadを下取りサービスに出すことで、セルラーモデル購入代金を少しでも安く抑えられるでしょう。

WiFiモデルとセルラーモデルどちらが人気?

セルラーモデルは、5G高速通信やGPS、海外での利用ができます。ただ、スマホでもGPSや海外利用はできるので、本体代金が安いWiFiモデルのほうが人気があるようです。

セルラーモデルはWiFi環境がなくても使えるので便利ですが、月額料金も発生しますので、慎重に選びましょう。

iPadのWiFiモデルとセルラーモデルまとめ

iPadのWiFiモデルとセルラーモデルまとめ

  • WiFiモデルは本体代金が安く月額料金はかからない
  • セルラーモデルはWiFiがなくても利用できるが月額料金がかかる

セルラーモデルは、WiFi環境がなくても利用できる点・GPSや海外での利用ができる点がメリットです。ただ、本体代金も高く、月額利用料金も発生するので、コストがかかります。

外出先ではテザリングを利用し、GPSはスマホで利用できればよい場合は、安くすむWiFiモデルのほうがおすすめです。

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iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
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