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- 更新日:2021年07月30日
iPhone/Android共に下降トレンドから下げ止まり|新型iPad Pro発売による取引量変化はなし
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本記事では、中古スマホ市場で取引量の多かった端末をランキング形式でご紹介しています。
中古スマホを使って賢い消費をしたい方は、ぜひ参考にしてください。
※フリーマーケットアプリやインターネットオークション等主要4サイトの取引実績により抽出した価格情報を元に、2021年7月と5月を比較しています。
中古iPhoneの取引量は微増
2021年7月のiPhone全体の取引量は、5月と比べて0.3%増加しました。 取引量は新古品が17.1%増加、中古品が1.7%減少しています。
iPhoneの中古端末取引量は2021年1月から下降トレンドでしたが、7月は0.3%増加という着地となりました。 iPhone 8/iPhone 7/iPhone SE(第2世代)がランキングを独占する形は変わらず、今後も続くと予想しています。
iPhone 8のみ前月比で3.8%減少したのに対し、iPhone 7は2.7%増加、iPhone SE(第2世代)は29.0%増加しました。
iPhone 7の32GBは9,000円を切り8,000円台まで価格が下がってきており、安くiPhoneを手に入れたい方へのニーズはあるでしょう。
iPhone SE(第2世代)は前月比で新古品が17.1%増加しており、ドコモ・au・ソフトバンク・UQモバイルで増加していました。
中古Androidの取引量も増加
2021年7月のAndroid全体の取引量は、5月と比べて6.2%増加しました。 取引量は新古品が11.5%増加、中古品が4.9%増加しています。
Androidの中古端末取引量は2021年3月から下降トレンドでしたが、iPhone同様に7月は6.2%増加という着地となりました。
Galaxy A21が1位、次いでAQUOS sense3 basicが2位という形は2021年4月から3ヵ月継続しています。 2機種とも前月比で取引量が増加しており、平均価格も下落しました。
7月は3位のソフトバンク版Pixel 4a(128GB)、5位のソフトバンク版Pixel 4a 5G(128GB)、10位のau版Pixel 5(128GB)とPixelシリーズの3機種がランクインしています。
また、ドコモ版Xperia Ace II(64GB)は2021年5月28日に発売されたばかりにも関わらず、新しく4位にランクインしています。
中古iPadの取引量はほぼ横ばい
2021年7月のiPad全体の取引量は、5月と比べて1.4%減少しました。 取引量は新古品が40.0%減少、中古品が0.6%増加しています。
iPadの中古端末取引量は前月7.3%増加という着地でしたが、今月は1.4%減少という着地となりました。
また内訳に関しては、キャリアや容量の違いにより入れ替わりがあるものの、iPad (第6世代)とiPad Air2の2機種がランキング上位の状況は先月から継続。 1〜2万円台で取引されている機種が中心にランクインしています。
総評
iPhone/Android共に前月まで下降トレンドでしたが、7月は取引量が増加しました。
iPhoneは9月に新型iPhoneが発売されると噂されています。 新型iPhoneが中古市場にどのように影響を及ぼすのか、注目です。
AndroidはXperia Ace IIのような発売してから間もない機種もランクインする可能性があります。
iPadは、5月に新型iPad Proが発売されたのにもかかわらず、取引量に変化は見られませんでした。
1983年生まれ。株式会社マーケットエンタープライズ
中古モバイル市場アナリスト
ソフトウェア開発会社にて、開発業務からスタートし、新会社設立時のWebマーケティング全般の業務を担った後、2010年にマーケットエンタープライズに入社。
当社でWebマーケティングの責任者や経営企画を担当後、現在は、メディア・プラットフォーム事業の責任者に従事する。膨大なデータの分析・管理能力を活かして、中古モバイル市場の動向を分析するアナリストも兼任する。
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