- iPhone・iPad
- 更新日:2024年10月11日
Apple Watchセルラー・GPSモデルの違いを比較!見分け方・どっちがおすすめ?
※当記事はPRを含みます。詳しくはこちら。
※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。
Apple Watchを買うとき、セルラーとGPSモデルの2択で迷っていませんか。
常に身につけるApple Watchだからこそ、通信タイプの異なるセルラーモデルとGPSモデルの選択は重要です。
セルラーとGPSでできることはどう違うのでしょうか。デザインや価格に差はあるでしょうか。
Apple WatchのセルラーモデルとGPSモデルの違いを、通信手段・素材・月額料金・Siri対応の有無の4つのポイントに分け、具体的に解説します。
目次
Apple Watchセルラー・GPSモデルの違い
Apple Watchは、セルラー(GPS+Cellular)とGPSの2つのモデルから選べます。Apple WatchのセルラーとGPSに見られる特徴的な違いは4つです。
違いを1つずつ確認すると、自分に最適なモデルがわかります。自分のApple Watchの使い方にどちらが合っているかチェックしてください。
1.iPhoneなしで通信できるかどうか
Apple WatchのセルラーモデルとGPSモデルの最も大きな違いは、通信形態が異なる点です。
GPSモデルはiPhoneとの連動で通信するのに対し、セルラーモデルは単独で通信が可能です。
セルラーモデル
セルラーモデルは、iPhoneやWiFi通信がなくても通信できるのでApple Watchの活用方法の幅が広がります。
例えば以下のようなシーンで、iPhoneと離れていてもApple Watchを利用できます。
セルラーモデルのAppleWatchでできること
- Apple Watchをつけて運動するとき、通知や着信を受け取りたい
- 音楽ストリーミングやラジオ・Podcastを聴きながらランニングしたい
- Apple Watchだけで、Suicaなどにチャージをしたい
他にも、天気アプリなどデータ通信が必要なアプリもApple Watch単独で利用可能です。
iPhoneが手元になくてもApple Watchを使えるのは、災害時や緊急時にも大きなメリットです。腕につけているセルラーのApple Watchで通信できたため命拾いした事例もあります。
なお、いったんGPSモデルを購入したら、セルラー仕様に変更はできません。
購入後に利用方法が変わるかもしれない、万が一に備えておきたいといった場合は、とりあえずセルラーモデルを購入しておくという選択もおすすめです。
セルラーモデルは必ずしも通信料がかかるわけではなく、セルラー契約をするかどうかは購入後に自由に決められます。
念のためセルラーモデルを買っておけば、後で必要になったときにApple Watch単独で通信ができます。
GPSモデル
普段からiPhoneを常に携帯している人は、GPSモデルでも十分満足のゆく利用ができるでしょう。
記事内の「Apple Watch GPSモデルでできること」で紹介する通り、GPSモデルもさまざまな利用方法に対応しています。
Apple Watchを使うとき、いつもiPhoneを一緒に持ち歩いている場合や、WiFiスポットが使える場所でしか利用しない場合にはGPSモデルを選択しましょう。
2.選べる素材
セルラーのApple Watchのケースの素材は、アルミニウムやチタニウムなどバリエーションがあります。GPSモデルはアルミニウムのみです。
そのため、アルミニウム以外の素材のApple Watchがほしいなら、セルラーモデルを選ぶ必要があります。
素材によって、デザインだけでなく重量や強度にも違いが出ます。腕につけている時間が長いなら、一番軽いアルミニウムがおすすめです。
素材別のメリット・デメリット
アルミニウム以外の素材には、強度の高い硬化ガラス「サファイヤクリスタル」が使用されています。より強度がある反面、重さと価格の両方の値が上がってしまうデメリットもあります。
それぞれのメリットとデメリットを考慮して選びましょう。
Apple Watch Series 10を例として、重量やメリット・デメリットをまとめました。
Apple Watch Series 10 | アルミニウム | チタニウム |
---|---|---|
販売モデル | セルラーモデル GPSモデル |
セルラーモデルのみ |
重量 | 42mm:30g(GPS)、29.3g(セルラー) 46mm:36.4g(GPS)、35.3g(セルラー) |
42mm:34.4g 46mm:41.7g |
特徴 | 最も軽く、価格もリーズナブル Ion-Xガラスディスプレイ |
傷に強く強度が高い 価格も重量も上がる サファイアクリスタルディスプレイ |
3.月額料金の有無
GPSモデルは、通信機能がないので月額料金はかかりません。セルラーモデルでセルラー通信を行うためには、キャリアとの契約が必要です。
キャリアごとのセルラーの月額料金
- ドコモ「ワンナンバーサービス」:月額550円(税込)
- au「ナンバーシェア」:月額385円(税込)
- ソフトバンク「Apple Watchモバイル通信サービス」:月額385円(税込)
- 楽天モバイル「電話番号シェアサービス」:月額550円(税込)
ただし、セルラーモデルを購入したからといって、キャリアとの契約が必須ではありません。
セルラーモデルをとりあえず買い、必要が生じるまではiPhoneやWiFiの通信と接続して使うこともできます。
セルラーモデルの注意点
Apple Watchのセルラー機能を使いたい場合、格安SIMは対応していません。セルラー機能の契約はドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルのいずれかの回線に限られます。
さらに、iPhoneの契約とセットでなければ利用できない点に注意しましょう。
iPhoneはドコモの契約にして、Apple Watchの契約はソフトバンクにしたいという組み合わせは不可能です。
iPhoneを格安SIMにして、3つのキャリアのどこかでApple Watchのための番号を契約するというのもできません。
iPhoneとApple Watch両方をセットで契約して利用する方法しかないので、すでにiPhoneを格安SIMで利用している人は、GPSモデルのほうが賢い選択になるでしょう。
4.Siriが使えるかどうか
「Hey Siri」と声をかけるだけで起動できるSiriも、オンライン接続がないと利用できません。iPhoneがないときにSiriを使いたいなら、セルラーモデルを選択しましょう。
Siriをそれほど利用しない、またはiPhoneと一緒に持ち歩くことが多い場合は、GPSモデルがおすすめです。
【判別方法】セルラー・GPSモデルの見分け方
わずかですがApple Watchの外観デザインにも違いがあるので、見た目でセルラーかGPSかを見分けられます。
ダイヤル型のコントローラー「デジタルクラウン」に赤いリングのマークがあればセルラーモデル。GPSモデルには、特に目立つデザインの特徴はありません。
小さな点ですが、簡単に見分けられる違いです。デジタルクラウンの赤い部分は昔のモデルより目立たなくなっており、バンドのデザインにもあわせやすくなっています。
Apple Watch GPSモデルでできること
Apple WatchのGPSモデルはiPhoneがないときでも、できることが多くあります。
WiFiの通信に接続すれば、iPhoneとつながっているのと同じ状態になり、通話以外のほぼすべての機能が利用可能です。
なお、セルラーモデルも、キャリア契約していなければGPSモデルと使い方は変わりません。
ここではGPSモデルと、キャリア契約していないセルラーモデルのApple Watchをどのような場面で活用できるか、具体的に例をあげて見ていきましょう。
1.Apple Pay・Suicaでの支払い
Apple PayやSuicaの利用は、iPhoneなしでも可能です。WiFi通信に接続していなくても、Apple Watch単独で簡単に支払えます。
Suicaのオートチャージにも対応しているので、ビューカード付きのSuicaなら改札を通るだけでチャージが可能です。
ただし、Suicaの手動のチャージにはiPhoneとの接続が必要なので注意しましょう。
さらに2枚同じSuicaカードを持てないので、SuicaをApple Watchに登録したらiPhoneでは利用できません。どちらにするかを選んで登録しておきましょう。
2.ワークアウト・心拍数の記録
Apple WatchのワークアウトのアプリもiPhoneやWiFi接続なしで利用できます。
ランニングやウォーキングのルート・距離・速度ペースなどは、Apple Watchのワークアウトに記録され、iPhoneと接続された際に自動的に同期されます。
3.音楽を聴く
ストリーミングで聴く場合は、iPhoneやWiFi接続してデータ通信を使う必要があります。
しかし、あらかじめApple Watchに音楽のプレイリストなどを同期しておけば、オフライン状態でも利用可能です。
Apple Watchは、オフラインで利用できる音楽アプリが多数あります。iPhoneと接続し、「Watch」アプリから前もって音楽を同期しておきましょう。
音楽の場合は純正の「ミュージック」アプリだけでなくPodcastやSpotify、他にもオーディオブックのアプリがApple Watchの同期に対応しています。
事前同期で聴けるアプリの例
- Apple純正アプリ「ミュージック」
- Podcast
- オーディオブック
- Spotify
- AWA
4.タイマー・ストップウォッチ
タイマーやストップウォッチも、Apple Watchに標準アプリとして搭載されています。
料理中や運動中にタイムを計るときにもすぐに使えて便利です。アラーム機能もあるので、目覚まし時計としても活用できるでしょう。
5.ボイスメモの録音
Apple Watchに搭載されているボイスレコーダーアプリもオフラインで使えます。
ボイスメモの録音は、アプリを立ち上げて録音ボタンをタップするだけです。再生もその場でできます。
iPhoneと接続されたときに録音データが自動で同期されます。
6.保存している写真の確認
Apple Watchにアルバムを同期しておくこともできます。アルバムは1つしか選べませんが、同期してあればいつでもApple Watchから写真がチェック可能です。
ズームイン・ズームアウトもできるため、Apple Watchの小さい画面でも細かく写真を楽しめます。
ただし、多くの写真を同期するとApple Watchの容量を占領するので注意しましょう。同期する枚数はWatchアプリで管理できます。
以下の記事では、Apple Watchでできることを詳しく解説しています。Apple Watchを使いこなす参考にぜひご覧ください。
Apple Watchセルラー・GPSモデルどっちがおすすめ?
Apple WatchのセルラーとGPSのモデルを選ぶときのポイントをまとめました。実際に使う場面を考え、自分にとって使い勝手のよいモデルを選びましょう。
セルラーモデルをおすすめしたい人、GPSモデルをおすすめしたい人をそれぞれ紹介します。
Apple Watch セルラーモデルがおすすめな人
- iPhoneを持ち歩く機会を減らしたい人
- WiFiのない場所でApple Watchのオンライン機能を使いたい人
- セルラーモデル限定の素材やデザインを選びたい人
セルラーは月額料金が発生します。しかし、Apple Watchさえ持っていれば、データ通信も通話もできる小型スマホとして活用できます。
iPhoneを持ち歩く機会を減らしたい人や、WiFiのない場所でApple Watchのオンライン機能を使いたい人におすすめです。緊急時や災害時にも頼れるでしょう。
セルラーモデルを購入したあとでセルラー契約の有無を考えることもできるので、「備えあれば憂いなし」タイプの人はセルラーのApple Watchがいいかもしれません。
ケース素材もセルラーモデルならバリエーションが豊富です。使いたい素材やデザインで選ぶと、セルラーモデルしかないこともあるでしょう。
気に入ったセルラーモデルのApple Watchを、セルラー契約なしで利用するのもおすすめです。
Apple Watch GPSモデルがおすすめな人
- 月にかかるコストや端末代を抑えたい人
- iPhoneを常に一緒に持っている人
- 格安SIMでiPhoneを使っている人
月にかかるコストや端末代を抑えたい場合や、iPhoneを肌身離さず持っている場合は、GPSモデルがおすすめです。
Apple Watchのセルラー契約はiPhoneと同じキャリアでしか申し込めず、格安SIMでは対応していません。
そのため、格安SIMでiPhoneを使っている場合は、Apple Watchをセルラーモデルにする必要はないでしょう。
事前に準備さえしていれば、ワークアウトも音楽もApple Pay もオフラインで利用できます。
GPSモデルでできることは、セルラーと同じほど多く、比較的安価なGPSモデルで十分と感じている人も多いようです。
結論として、Apple Watchだけで通信機能が使いたいという特別な理由や、気に入るケースがGPSモデルにないという理由がなければ、GPSのApple Watchがおすすめです。
Apple Watchセルラー・GPSモデル比較まとめ
Apple Watchセルラーモデルがおすすめな人
- iPhoneを持ち歩く機会を減らしたい人
- WiFiのない場所でApple Watchのオンライン機能を使いたい人
- セルラーモデル限定の素材やデザインを選びたい人
Apple Watch GPSモデルがおすすめな人
- 月にかかるコストや端末代を抑えたい人
- iPhoneを常に一緒に持っている人
- 格安SIMでiPhoneを使っている人
Apple Watchセルラー・GPSモデルの違いとそれぞれおすすめな人を紹介しました。セルラーモデルとGPSモデルの最大の違いは、Apple Watch単体で通信できるかどうかです。
Apple Watch単体で通信したい人や、セルラーモデル限定の素材・デザインを希望する人はセルラーモデルがおすすめです。
一方、GPSモデルがおすすめなのは、コストを抑えてApple Watchを持ちたい人や、iPhoneを常に持っている人です。
Apple Watchのセルラー契約はiPhoneと同じキャリアでしか申し込めないので、格安SIMでiPhoneを使っている人もGPSモデルがよいでしょう。
生活をより便利でアクティブにしてくれるApple Watchを、上手に選んで活用しましょう。
以下の記事では、Apple Watchのおすすめモデル・バンド・字文盤を紹介しています。Apple Watch選びの参考にこちらもチェックしてみてください。
関連キーワード