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- 更新日:2024年03月08日
auスマホトクするプログラムはお得?デメリットや返却しない場合との比較も
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auのスマホの多くは、実質負担額が大幅に減りお得に購入できる「スマホトクするプログラム」に加入できます。
しかし、プログラムの内容が詳しくわからず、加入すべきか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、スマホトクするプログラムの内容や適用条件などの詳細、本当にお得なのかについて解説しています。
また、スマホトクするプログラムのメリットとデメリットもまとめているのでぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
目次
auのスマホトクするプログラムとは
まずは、auのスマホトクするプログラムの内容や適用条件などの概要について詳しく解説します。
プログラムの内容
スマホトクするプログラムは、残価設定ありの分割払いで端末を購入し、決められた期間に端末を返却すると残価設定分の支払いが不要になるプログラムです。
プログラム利用開始時に設定される分割回数は24回です。24回目の支払い額には、2年後に端末を返却した場合に想定される買い取り金額が設定されます。
24回目の支払い金額を差し引いた残りの額を23で割り、1回目~23回目として分割で支払います。
13か月~25か月目までに端末をauに返却すると、24回目の支払いが全て免除される仕組みです。
ポイントは、1~23回目までの支払い金額と、24回目の支払い金額は違う点で、24回払い=24分の1の価格が割引金額ではありません。
24回目の支払い額は1回~23回に比べて大きく、端末代の半額程度の支払いが免除されることも。実質、大幅な割引価格で端末を購入できるプログラムです。
25か月目までに端末を返却しなかった場合
スマホトクするプログラムは、端末を必ず返却するプログラムではありません。使いたい場合は、25か月目以降も続けて利用できます。
その場合、残価(24回目の支払い額)がさらに24回に分割され、支払いが続きます。全額を支払い終えれば、端末の返却は不要です。
25か月目以降でも返却は可能で、端末を返却した時点で、残っている残価の支払いは免除されます。
つまり、返却するタイミングが遅れるほど免除される残価が減り、実質負担額が増えるということです。
スマホトクするプログラムの残価を最大限免除したい場合は、25か月目までに返却しましょう。
スマホトクするプログラムの適用例
iPhone 15 128GBを25か月目に返却した場合の、スマホトクするプログラム非適用時と適用時の実質負担金を見てみましょう。
(税込) | 非適用の場合 | 適用の場合 |
---|---|---|
実質負担額(合計) | 145,640円 | 65,820円 |
スマホトクするプログラムを適用する場合としない場合の差額は79,820円(税込)です。
13か月目~25か月目までにiPhone 15を返却すれば、分割支払金の最終回分が支払い不要になります。
つまり、スマホトクするプログラムを適用すれば、販売価格の約半額の価格で購入可能です。
プログラム適用条件
auのスマホトクするプログラムが適用されるには、以下の条件を満たす必要があります。
- 対象機種をスマホトクするプログラムで購入すること
- 購入機種を12か月以上利用後にauに返却すること
まず、スマホトクするプログラムは対象機種にのみ適用可能です。
対象機種の場合は、auの機種詳細ページにスマホトクするプログラム対象であることが明記されているので確認しましょう。
基本的に、最新のスマホはスマホトクするプログラムで購入できます。
次に、スマホトクするプログラムは購入後1か月目からauに返却して24回目の残価の支払いを免除できるわけではありません。
最低でも12か月以上利用する必要があります。12か月を経過していれば、どのタイミングでも返却可能です。
スマホトクするボーナス適用でさらにお得
スマホトクするプログラムで機種を購入するなら、スマホトクするボーナスもぜひ活用したいところです。
スマホトクするボーナスは、スマホトクするプログラムで購入した機種の分割支払金をau PAYカードで支払うと、分割支払金総額の最大3%がPontaポイントで還元されます。
iPhone 15 128GBにスマホトクするボーナスを適用した場合の、付与されるPontaポイントは以下の通りです。
- 23回目までの分割支払金総額:65,820円
- 付与ポイント総額(分割支払金総額の3%):1,975ポイント
- 毎月付与されるポイント(付与ポイント総額を23で割ったポイント数):86ポイント
「スマホトクするボーナス」の対象は23回目までの分割支払金総額で、24回目の残価は対象外です。
また、ポイントは一括付与ではなく23回に分割され、毎月還元されます。
以下のポイント付与条件を満たしていることをauが確認できれば、その月のポイントが付与されるという流れです。
- 端末を返却していないか
- 分割支払金をau PAYカードで支払っているか
スマホトクするボーナスは、端末を返却もしくは分割支払金の支払い方法をau PAYカード以外に変更した月に廃止されます。
なお、スマホトクするボーナスの申し込みは不要です。分割支払金の支払い方法をau PAYカードに設定し、端末を返却していない間は自動で適用されます。
au PAYカードは年会費無料で発行できるため、追加で必要な費用はありません。
下取りプログラムとの違い
auには、「スマホトクするプログラム」以外にも、機種を下取りに出すことでお得になるプログラムがあります。
それが「下取りプログラム」です。両者の違いを確認しておきましょう
スマホトクするプログラムの特徴
- プログラム適用時に購入した端末を一定期間利用後に返却する
- 13か月以降に端末を返却した時点で残価が免除される
- 返却時に新たにauで端末の購入は不要
- 端末は24回分割払いで購入する
スマホトクするプログラムは、プログラム適用時に購入する端末が割引になるため、下取りに出せる端末がない人でも利用できます。
下取りプログラムの特徴
- すでに所有している端末を下取りに出す
- 旧端末を下取りに出した時点で下取り金額が還元される
- 下取り時に新たにauで端末の購入が必要
- 端末購入時の支払い方法は指定なし
一方、下取りプログラムは、すでに所有している端末を下取りに出し、その下取り金額を新たな端末の購入金額に充てます。そのため下取りに出せる端末がない人は利用できません。
もう1つの大きな違いは、端末返却(下取り時)に新たな端末をauで購入する必要の有無です。
スマホトクするプログラムは、端末を返却し、残価の支払い免除を受ける時点で、新たにauで端末を購入する必要はありません。
下取りプログラムは、auで新たな端末を購入することが条件です。
下取りプログラムでは、auで購入した機種はPontaポイントで、他社の端末の場合はauの新機種購入に利用可能なポイントで下取り額が還元されます。
両者の違いを把握し、自身にとってお得な方を選択しましょう。
auスマホトクするプログラムは本当にお得?
スマホトクするプログラムの損得を判断する基準の1つとして、auの価格(実質負担額)とau以外で販売されている同じ機種の価格差が挙げられます。
そのわかりやすい例がiPhoneです。
auのiPhone 15シリーズは、Apple Storeで購入できる同シリーズとスペックは全く同じです。Apple StoreのiPhone 15をauのSIMで使っても全く問題ありません。
Apple Storeの方が安いなら、auではなくApple Storeで購入した方がお得です。
auとApple StoreにおけるiPhone 15 128GBの価格を比較してみましょう。
(税込) | iPhone 15 128GBの販売価格 |
---|---|
au | 145,640円 |
Apple Store | 124,800円 |
auの方が20,840円割高です。しかし、auではスマホトクするプログラムを適用して、実質の負担額を半額程度まで下げられます。
ここでは、iPhone 15 128GBを例に、機種の返却タイミングごとの実質負担額を算出します。お得なタイミングと損をするタイミングをチェックしましょう。
13か月目~25か月目にiPhone 15を返却する場合
auのスマホトクするプログラムでは、25か月目までに機種を返却すれば残価の支払いが満額免除されます。
13か月目~25か月目にiPhone 15を返却する場合のauの実質負担額と、Apple Storeの価格比較は以下の通りです。
(税込) | iPhone 15 128GB購入時の支払い金額 |
---|---|
auスマホトクするプログラム | 65,820円(実質負担額) (残価免除額:68,820円) |
Apple Store | 124,800円 |
スマホトクするプログラムで購入した機種を13か月目~25か月目に返却した場合は、免除される残価が一律で68,820円(税込)です。
実質負担額は65,820円(税込)となり、Apple Storeよりもはるかに安くiPhone 15を入手できます。
26か月以降もiPhone 15を返却しない場合
スマホトクするプログラムは、25か月目までに機種を返却しなかった場合、残価をさらに24分割した金額の支払いが続きます。
端末を返却した時点で、残っている残価が免除される仕組みです。
つまり、機種を返却するタイミングが遅れるほど実質負担額が増え、お得ではなくなるということです。
26か月以降もiPhone 15を返却せずに使い続けた場合の、Apple Storeとの価格に違いがあるのかを見てみましょう。
(税込) | iPhone 15 128GB購入時の支払い金額 |
---|---|
auスマホトクするプログラム 36か月目に返却 | 100,236円(実質負担額) |
auスマホトクするプログラム 44か月目に返却 | 123,180円(実質負担額) |
Apple Store | 124,800円 |
auスマホトクするプログラム 45か月目に返却 | 126,048円(実質負担額) |
例えば、36か月目に機種を返却した場合、実質支払い金額は100,236円(税込)と、スマホトクするプログラムの方がまだずいぶんお得です。
Apple Storeと負担額が逆転する分岐点は、45か月目でした。
つまり、iPhone 15 128GBの場合、44か月目までならauのスマホトクするプログラムの方がお得です。
対して、実質負担額がApple Storeの価格よりも高くなる45か月目以降は損をするということです。
スマホトクするプログラムでスマホを購入する場合、いつまでに返却すればお得なのかを計算し、その月までには必ず返却するようにしましょう。
なお、仮に25か月目を大幅に過ぎてから返却する場合は、下取りプログラムを利用した方がよりよい条件で引き取ってもらえる可能性もあります。
以下のauの下取りプログラムの記事を参考に、お得な方を選びましょう。
auスマホトクするプログラムのメリット
auのスマホトクするプログラムの内容を理解したところで、あらためてメリットを見ていきます。
1.最新スマホでもお得に購入できる
スマホトクするプログラムの最大のメリットは、スマホをお得に購入できる点です。
iPhone 14シリーズなど最新機種でも、実質負担金を販売価格の半額近くまで減らすことができます。
返却時期によって実質負担金が変化するので、25か月目までに機種をauに返却しましょう。
2.返却時に機種を新たに購入する必要がない
auのスマホトクするプログラムは、返却時にauの機種を新たに購入する必要がないのもメリットです。
これまでauで提供されてきた類似のプログラムは、返却する際のauの機種購入が適用条件に含まれていて、auに縛られ続ける仕組みでした。
それに対して、スマホトクするプログラムは機種を返却するだけで適用されます。
これにより、プログラム対象機種を返却する際に、損することなくSIMフリースマホなどauで販売されていないスマホにも買い替え可能です。
3.13か月目から返却できる
新型のiPhoneを毎年買い換えたい方もいると思いますが、そのような方にもauのスマホトクするプログラムがおすすめです。
スマホトクするプログラムは、13か月目からauに返却できます。24回目の残価の支払いも不要です。
ただし、早期に返却した後も23回目までの分割払いは必要です。新しい機種を分割で購入すると、前の機種の支払いが完了するまで分割金を二重で支払う点には注意しましょう。
また、スマホトクするボーナスで還元されるPontaポイントも少なくなります。
これらを許容できれば、気軽に1年ごとに機種を買い換えられます。
4.au回線契約なしでも利用できる
スマホトクするプログラムはauの回線を持っている方はもちろん、au回線契約がない方でも利用できます。
端末はauでスマホトクするプログラムを利用して購入し、SIMはau以外で用意することが可能です。
なお、auで購入できるiPhone以外の機種はauの周波数帯に最適化されたものが多く、機種によってはau以外のSIMでは広い範囲で通話や通信ができないこともあります。
一方、auのiPhoneは日本国内の全ての通信キャリアに対応しているため、SIMロックを解除していればどのキャリアのSIMでも広いエリアで利用できます。
5.povoやUQモバイルでも利用可能
auの契約が必須ではないスマホトクするプログラムは、auブランドのpovoやauのサブブランドのUQモバイルのSIMでももちろん利用可能です。
また、povoとUQモバイルは周波数帯がauと同じのため、iPhone以外のAndroidスマホでも広いエリアで利用できます。
通信料金をauよりも安くしつつ、auのハイスペックな機種をお得に利用できます。
auスマホトクするプログラムのデメリット
auのスマホトクするプログラムには多くのメリットがありますが、デメリットもあります。
デメリットも踏まえたうえで、プログラムを利用するかを検討しましょう。
1.一括購入では適用されない
auでは機種の購入方法として以下の支払い方法が選択可能ですが、スマホトクするプログラムが利用可能なのは24回払いのみです。
- 一括払い
- 24回払い
- 36回払い
- 48回払い
機種代金を一括で購入してauのスマホトクするプログラムを適用したい方もいるかもしれませんがそれはできません。
iPhoneの機種代金を一括で支払いたい場合は、販売価格がauよりも安いApple Storeなどで購入した方がお得です。
2.返却タイミングが遅くなるほどお得感が減る
これまでにも何度か触れましたが、auのスマホトクするプログラムは返却タイミングが遅くなるほどお得感が減ります。
26か月目以降になると残価が毎月減っていき実質負担額が増えるため、徐々にお得度が下がっていきます。
スマホトクするプログラムを最大限活用したい場合は、25か月目までに機種を返却しましょう。
3.故障・破損の場合は最大22,000円の支払いが必要
auのスマホトクするプログラムは、返却する機種に故障や破損がある場合は最大22,000円(不課税)の故障時利用料の支払いが必要になります。
故障・破損と判断される症状の一例は以下の通りです。
- 電話機本体や液晶に破損・割れがある
- 電源が入らない
- 充電ができない
- メーカー指定箇所の水濡れシールに水濡れ反応がある
スマホでよく見られる破損や故障、水濡れがある場合に、故障時利用料が発生します。
故障時利用料は以下の通りです。
Android向け「故障紛失サポート」に加入(不課税) | Android向け「故障紛失サポート」に非加入(不課税) | |
---|---|---|
故障時利用料 | 2,200円 | 22,000円 |
auの「Android向け故障紛失サポート」に加入している場合は、故障時利用料が2,200円(不課税)で済みます。
一方、加入していない場合は、一律で22,000円(不課税)の故障時利用料の支払いが必要です。
なお、iPhoneは「Android向け故障紛失サポート」に加入できません。そのため、故障や破損と判断されると22,000円(不課税)がかかります。
故障紛失サポート with AppleCare Servicesに加入している場合も2,200円(不課税)にはなりません。
iPhoneをスマホトクするプログラムで購入して将来的に返却する予定であれば、ケースやフィルムを利用して故障や破損から本体をしっかり保護しましょう。
4.特典を利用できない場合もある
機種の状況によっては返却しても査定自体をしてもらえず、auのスマホトクするプログラムの特典である残価の支払いが免除にならない場合もあります。
プログラムを利用できない状態の一例は以下の通りです。
- 故障・破損が著しい場合
- 暗証番号ロック解除とオールリセットが実施されていない
- 製造番号が確認できない
- 改造などメーカーの保証外となるような場合
軽度の故障や破損であれば最大22,000円(不課税)の故障時利用料で済みますが、au側が重度であると判断した場合は特典が適用されません。
また、暗証番号ロック解除とオールリセットをせずに機種返却した場合も査定してもらえません。実施忘れがないように十分注意しましょう。
auスマホトクするプログラムがおすすめな人
これまでの内容を踏まえて、auのスマホトクするプログラムがおすすめの人をまとめます。
2年ごとに機種を買い換える人
機種を2年ごとに買い換える予定で、前の機種は手元になくてもかまわない方にスマホトクするプログラムは最適です。
スマホトクするプログラムは25か月以内に返却するのが最もお得のため、上記の条件に該当するならぜひ利用しましょう。
毎月の分割支払金を安くしたい人
最新の機種を購入したいものの、分割支払金が高く購入に踏み切れない方にもスマホトクするプログラムはおすすめです。
スマホトクするプログラム対象機種の多くは、24回目に販売価格の45%前後の残価が設定されます。
ユーザーは販売価格から残価を差し引いた分を23回の分割で支払えばよく、単純に販売価格を24回に分割するよりも毎月の支払い額が安価です。
スマホトクするプログラムの申し込み方法
最後に、スマホトクするプログラムの申し込み方法を確認しておきましょう。
申し込みは簡単で、プランやオプション選択画面に表示される「機種購入サポート」欄の「スマホトクするプログラム」で、「申し込む(無料)」を選ぶだけです。
すると、「機種代金の支払方法」が自動的に「24回払い」に設定されます。
なお、「機種代金の支払方法」が24回払い以外も含む4択になっている場合はスマホトクするプログラムを「申し込まない」が選択されています。
「申し込む(無料)」にチェックを入れましょう。
auのスマホトクするプログラムを活用しよう
auのスマホトクするプログラムがおすすめな人
- 2年ごとに機種を買い替える人
- 毎月の分割支払金を安くしたい人
auのスマホトクするプログラムは、2年ごとに機種を買い換える方や毎月の分割支払金を安くしたい人に最適です。
スマホトクするプログラムにはメリットだけでなく、故障や破損で最大22,000円(不課税)がかかるなどの注意点ももちろんあります。
しかし、ケースや保護フィルムを活用して機種を大切に使っていれば、24回目に設定されている残価が免除され、最新機種でも少ない負担額で利用可能です。
スマホトクするプログラムを活用して、auのスマホをお得に使いましょう。
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