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- 更新日:2021年12月07日
2021年10月中古スマホ取引数ランキング
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※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。
本記事では、中古スマホ市場で取引数の多かった端末をランキング形式でご紹介しています。
中古スマホを使って賢い消費をしたい方は、ぜひ参考にしてください。
※フリーマーケットアプリやインターネットオークション等主要4サイトの取引実績により抽出した価格情報を元に、2021年10月と9月を比較しています。
中古iPhone市場 中古品の取引数増加
2021年10月のiPhone全体の取引数は、9月と比べて26.3%増加しました。 取引数は新古品が14.4%増加、中古品が28.9%増加しています。
2021年10月は9月と比べて新古品・中古品ともに中古iPhoneの取り引き数が増加しました。 7~7月と減少トレンドが続いていたものの、新型iPhone 13シリーズの発売により9~10月と増加したと考えられます。
9月は新古品の取引数が増加した一方で、10月は新古品に加えて中古品も取引数を伸ばしました。
iPhone SE(第2世代)の取引数は先月に引き続き増加し、3位、4位、7位、9位とランクインしました。
状態別に見ると新古品が多く取引されており、これはキャリアによる1円セールが影響していると考えられます。
中古Android市場 中古品取引数増加
2021年10月のAndroid全体の取引数は、9月と比べて13.0%増加しました。 取引数は新古品が4.5%増加、中古品が15.1%増加しています。
取引数は新古品・中古品ともに伸びており、中古品は+15.1%と大幅に増加しました。 Andoroidの中古市場は新古品の取引数は横ばいですが、中古品は2021年5月から上昇トレンドとなっています。
ドコモ版とau版のAQUOS sense 2が取引数を伸ばし、5位と6位に新規でランクインしました。
これは1社が、「傷や汚れあり」の端末をヤフオクに大量出品したことが要因と考えられます。 平均取引価格も約2,000円〜4,000円と大きく下落しています。
また、au版Xperia XZ3(64GB)は、ランクインした機種の中でも+51.6%と取引数が大きく増加していました。
中古iPad市場 miniモデル取引数増加
2021年10月のiPad全体の取引数は、9月と比べて13.6%増加しました。 取引数は新古品が40%増加、中古品が13.2%増加しています。
2021年10月は新古品・中古品ともに取引数が増えており、7~9月と続いた下降トレンドに反転する形となりました。
SIMフリー版iPad mini 5(64GB)やNTTドコモ版iPad mini 4(128GB)、3位のSIMフリー版iPad mini 5(128GB)など、miniモデルの取引数が大きく増加しています。
これは新型iPad mini(第6世代)の発売により、機種変更が進んだことが要因と考えられます。
総評
2021年10月の中古iPhone市場は、中古品・新古品ともに取引数が増加しました。その中でも1円セールによりiPhone SE(第2世代)が取引数を伸ばしました。
また、iPhone SE(第2世代)に加えてiPhone 12 miniのキャリアでの値引き販売が確認でき、新古品を中心に取引数が増える可能性があります。
Androidの中古市場も、中古品・新古品ともに取引数が増加しました。
特に中古品は、2021年5月から上昇トレンドとなっています。引き続き中古品の増加トレンドが、維持すると予想します。
また、Pixel 6やAQUOS sence 6などの新モデルの需要高騰で、同シリーズの中古品の取引数が増加する可能性があります。
10月の中古iPad市場は、7~9月の下降トレンドに反転する形で新古品・中古品ともに増加しました。
新型iPad miniの登場により、miniモデルの取引数が増加しました。今後も新型iPadが登場することで取引数が増加する可能性があるでしょう。
1983年生まれ。株式会社マーケットエンタープライズ
中古モバイル市場アナリスト
ソフトウェア開発会社にて、開発業務からスタートし、新会社設立時のWebマーケティング全般の業務を担った後、2010年にマーケットエンタープライズに入社。
当社でWebマーケティングの責任者や経営企画を担当後、現在は、メディア・プラットフォーム事業の責任者に従事する。膨大なデータの分析・管理能力を活かして、中古モバイル市場の動向を分析するアナリストも兼任する。
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