かけ放題つき格安SIMのおすすめはこれ！利用時の注意点も解説

通信費を削減できる格安SIM。料金が安価なため、オプションに加入してもお手軽価格で利用できます。

なかでも、通話料金を気にせずに電話ができる「かけ放題」は、仕事やプライベートでよく電話を使う人であればぜひ加入したいオプションです。

しかし、これまで大手キャリアを使っていた人は、格安SIMの通話品質やオプション追加時の料金などを不安視しているのではないでしょうか。

この記事では、かけ放題つきのおすすめ格安SIMを12社紹介します。

また、かけ放題つき格安SIMのメリットや注意点、大手キャリアとの料金差についても解説します。

「安く通話し放題な格安SIMを知りたい」「大手キャリアと比べて本当に安くなるのか確かめたい」という人は、ぜひ参考にしてください。

かけ放題つき格安SIMを契約するメリット

かけ放題つき格安SIMを契約するメリットは、以下の2点です。

格安SIMにかけ放題をつければ、より使い勝手がよくなります。メリットを理解して、かけ放題つき格安SIMの契約を検討しましょう。

通信費を抑えられる

格安SIMは大手キャリアよりも料金が安いため、かけ放題オプションを追加しても通信費を抑えられます。

株式会社MMD研究所の調査によれば、月々の携帯料金の平均額は大手3キャリアが9,498円に対し、格安SIMは4,258円でした。

また、大手のオンラインプランは6,500円、サブブランドは5,063円と、いずれも大手3キャリアの料金を下回っています。

また、かけ放題オプションの料金も大手と格安SIMでは異なります。月額料金で数百円〜1,000円以上の差があり、年間で数千円を削減可能です。

格安SIMと大手キャリアのかけ放題料金については、こちらで詳しく紹介します。

通話時間を気にしなくてよい

時間無制限のかけ放題オプションであれば、時間を気にせず通話ができます。

どれだけ使っても通話料が発生しないため、仕事やプライベートで頻繁に電話する人におすすめです。

取引先や家族、恋人と長電話する人は、ぜひかけ放題つきの格安SIMを契約しましょう。

「5分間の通話無料」「10分間の通話無料」といったようにかけ放題の対象時間が決まっているものは、指定の時間を超えて電話すると通常の通話料金が発生します。

短い時間の通話を頻繁にする人向けといえるでしょう。

格安SIMのかけ放題はキャリアと比べてどれくらい安い？

格安SIMのかけ放題料金は、大手キャリアと比べて数百円から数千円の料金差があります。

大手3キャリアと格安SIMのかけ放題オプションの料金を比較してみましょう。

大手キャリアは5分かけ放題が500円以上、無制限かけ放題は1,500円以上の料金がかかります。

一方、格安SIMは10分かけ放題でも700円程度、無制限でも1,500円を下回っています。

格安SIMに乗り換えるだけで、毎月の料金が300円〜500円程度安くなるでしょう。

特に楽天モバイルは専用アプリで通話すれば実質無料で無制限かけ放題を実現できます。

大手キャリアと比較して1,000円以上も費用負担を減らせるため、お得です。

かけ放題を安く使いたいなら、格安SIMへの乗り換えを検討しましょう。

以下の記事では、携帯料金を徹底比較しています。かけ放題のシミュレーションも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

かけ放題つき格安SIMおすすめ12選

かけ放題つきのおすすめ格安SIMは、以下の12社です。

かけ放題オプションやプランの料金、通信速度、通話料など様々な項目を比較しながら、自分に合う格安SIMを契約しましょう。

以下の記事では、格安SIM(スマホ)のおすすめ比較ランキングを紹介しています。こちらもあわせてお読みください。

楽天モバイル

楽天モバイルは、専用アプリを使えば通話料が常に無料です。

標準アプリ利用時でも、15分かけ放題オプションに加入すれば、短時間の通話を無料にできます。

かけ放題の時間が15分と他社より5〜10分長いため、電話での商品注文や仕事での通話など、やや時間を要する電話でも安心して使えます。

通信回線は楽天とauの2つを利用でき、どれだけ使っても最大3,278円（税込）しかかかりません。

料金を安く抑えたい人におすすめです。

無料通話には通話アプリ「Rakuten Link」が必須です。

標準搭載の電話アプリを使うと30秒ごとに22円の通話料がかかるため、注意してください。

また、アプリやOSの定期的なアップデートも忘れずに行いましょう。

【楽天モバイル公式】詳細はこちら

以下の記事では、楽天モバイルの評判を紹介しています。メリット・デメリットも解説していますので、契約の参考にしてください。

mineo

mineoは、無制限かけ放題料金が1,210円（税込）と安く、少ない負担で電話ができます。

大手3キャリアの回線に対応しているため、これまで使っていた回線を引き続き使用可能です。

滅多に電話をかけない人も、毎月110円（税込）で「10分通話パック」に加入すれば月10分まで通話料が無料です。

また、専用アプリ「mineoでんわ」から電話すれば、通話料が通常の半分以下の10円／30秒となります。

5分かけ放題のオプションに加入している人で通話時間が長引いても負担が少なくて済みます。

ただし、10GBや20GBプランは料金が安くお得に利用できますが、1GBや5GBは他社プランよりも割高です。

中〜大容量が使えて安く通話し放題なプランを探している人におすすめといえます。

【mineo公式】詳細はこちら

以下の記事では、mineoの評判を紹介しています。特徴についても解説していますので、こちらもあわせてお読みください。

IIJmio

IIJmioは、かけ放題オプションの豊富さと料金の安さが特徴です。

5分、10分、無制限と3パターンのオプションがあり、5分、10分のかけ放題オプションは1,000円以下で利用可能です。

また、通話料も11円／30秒と安く、専用アプリもいりません。

使い慣れた標準アプリで安く電話ができるため、今までと同じ使い勝手で通話料を削減できます。

プラン料金とかけ放題オプションをあわせても3,000円台と安く運用でき、家計に優しいです。

一方、平均通信速度は48.82Mbpsと決して速いほうではありません。

サブブランドや大手オンラインプランと比べるとやや遅いため、通話と通信どちらもハイクオリティを求めたい人は、別の格安SIMがおすすめです。

【IIJmio公式】詳細はこちら

以下の記事では、IIJmioの評判を紹介しています。通信速度や品質について、リアルな口コミを知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

LINEMO

LINEMOは、ソフトバンクのオンライン専用プランです。

ソフトバンクと同じ回線を利用できるため、通話・通信品質が安定しています。

無料で通話できるアプリ「LINE」でデータ量を消費しないのが特徴です。

LINE通話を使ってもデータ消費をしないため、待ち合わせや仕事での営業訪問中など、WiFi環境のない場所でも通信量を気にせずに通話ができます。

しかし、LINEMOはLINE利用のメリットが大きいゆえに、わざわざかけ放題オプションを追加すると余計な支出となってしまう可能性があります。

通話品質にこだわりたい人のみ、LINEMOのかけ放題オプション加入を検討するとよいでしょう。

【LINEMO公式】詳細はこちら

以下の記事では、LINEMOのメリット・デメリットを解説しています。注意点も紹介していますので、契約前に知っておきましょう。

日本通信SIM

日本通信SIMは、月に少ししか電話をしない人におすすめです。

月額700円（税込）で1ヶ月70分まで無料通話ができます。無制限かけ放題オプションもあるため、頻繁に電話する人であっても使いやすいです。

特に、30GBプランの契約者は無制限かけ放題が400円引きの1,200円（税込）で利用可能です。

通常は1,600円（税込）かかるためお得に使えます。30GB使えて電話がかけ放題でもわずか3,000円台で利用できる格安SIMは貴重です。

ただし、5分間かけ放題は10GB、30GBプランの契約者しか利用できません。

短時間の電話を頻繁にする人は、月70分のかけ放題ではやや物足りない可能性があります。

小容量プランで通話も安く済ませたい人は、違う格安SIMの契約も検討しましょう。

【日本通信SIM公式】詳細はこちら

以下の記事では、日本通信SIMの評判を紹介しています。プランや速度に関する口コミを徹底解説していますので、ぜひ参考にしてください。

HISモバイル

HISモバイルは、30秒ごとに9円という通話料の安さが特徴です。

5分かけ放題オプションに加入すると、5分以降の通話には通常の通話料が適用されます。

しかし、通話料が他社よりも安いため、負担を気にせずに通話を続けられます。

5分以上の電話をよくする人であっても、通話時間によっては無制限かけ放題オプションに加入するよりも料金が安い場合があるでしょう。

データ量も1GB〜50GBまでの幅広いラインナップです。

20GBや50GBは5分かけ放題が標準搭載されているため、通話もデータ通信もする人におすすめです。

上記で紹介している自由自在プランはアプリを使わずとも安く通話ができます。

ただし、ビタッ！プランでは通話専用アプリが必要です。

契約プランによって使う電話アプリが異なるため、注意してください。

【HISモバイル公式】詳細はこちら

以下の記事では、HISモバイルの評判を紹介しています。特徴やメリット・デメリットについて知りたい方は、こちらもあわせてお読みください。

イオンモバイル

イオンモバイルは、格安SIMでは貴重な実店舗での手続きが可能です。

オンライン手続きに慣れていない人でも乗り換えやすく、格安SIMのよさを実感しやすいです。

また、60歳以上の人であれば、かけ放題をお得に使えます。

無制限かけ放題は毎月440円（税込）引きで利用可能です。

通常料金よりも割安な「やさしいプラン」を選べば、家計負担を減らせます。

10分かけ放題オプションでは、935円（税込）と料金据え置きのまま、電話でスマホの使い方を教えてくれる「イオンスマホ電話サポート」がセットでついてきます。

格安SIMに乗り換えを検討しているシニア世代の人におすすめです。

プランは0.5GBから50GBまでと幅広いです。そのため、自分に合ったプランを選ばないと余計な支出をしてしまう可能性があります。

データ利用料に合わせてプランを選ぶとよいでしょう。

イオンモバイルのお申込みはこちら

以下の記事では、イオンモバイルの評判を紹介しています。契約を考えている方は、こちらの記事もお読みください。

povo

povoは、自分でプランをカスタマイズできるのが特徴です。

データ量やオプションなどのトッピングを自在に組み合わせられるため、毎月の通信費予算に合わせて自由にプランを組めます。

かけ放題オプションのみを追加し、電話専用SIMとすることも可能です。

povoの基本使用料は0円で、サブ回線としての運用もできます。

180日間に1回トッピングの購入が必要なため、忘れずにトッピング追加をしましょう。

ただし、かけ放題オプションはほかの格安SIMと比べて決して安いわけではありません。通話料も30秒ごとに22円と大手と変わりません。

大手よりも少ない料金でスマホを使いたいのであれば乗り換え候補になりますが、徹底的に安くしたい人には向いていない格安SIMといえます。

以下の記事では、povoの評判を紹介しています。口コミからわかるメリット・デメリットも解説していますので、ぜひお読みください。

ahamo

ahamoは、ドコモのオンライン専用プランです。

5分かけ放題が標準搭載されているため、短時間の通話をしたい人におすすめです。

無制限かけ放題も1,100円（税込）と安く、気軽に加入できます。

データ量は使いやすい20GBと大容量の100GBの2つがあります。

ドコモと同じ回線を使えるため、通話や通信を程よく使いたい人にぴったりのプランといえるでしょう。

一方で、小容量プランがないため月に20GBも使わない人にとっては割高です。

ドコモ系の回線を使いたいのであれば、次に紹介するirumoや別の格安SIMを検討するとよいでしょう。

【ahamo公式】詳細はこちら

以下の記事では、ahamoの評判を紹介しています。やめとけと言われる理由についても解説しているので、こちらもチェックしてみてください。

irumo

irumoは、ドコモの小容量プランです。0.5G、3GB、6GB、9GBのラインナップでスマホを屋外であまり利用しない人にとっては使いやすいプランです。

また、ドコモユーザーにとっても乗り換えしやすく、プラン変更の手続きのみで料金を削減できます。

また、実店舗でプラン変更ができるため、オンライン手続きに慣れていない高齢者や学生なども使いやすいプランです。

スマホの利用状況から最適なプランを、ショップ店員と相談しながら決められます。

ただし、ドコモのプランの一部であるため決して料金は安くありません。

特に6GB、9GBは割高で、料金を大きく減らしたい人には向いていません。

また、かけ放題オプションも他社より割高です。大手の安心感を得たい人向けのプランといえるでしょう。

【irumo公式】詳細はこちら

以下の記事では、irumoをドコモの旧料金プランと比較しています。おすすめな人についても解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

UQモバイル

※内容は記事更新日時点の情報です。最新の情報については必ず公式サイトをご確認ください。

UQモバイルは、auのサブブランドです。auよりも安くスマホを使いたい人におすすめです。

かけ放題は月60分、毎回5分、無制限の3パターンあり、普段の通話スタイルに合わせて選べます。

料金や品質のバランスがよく、多くの人におすすめな格安SIMです。

特に60歳以上のシニア世代にとっては使いやすいといえます。

無制限かけ放題オプションの料金が毎月1,100円割り引かれるためです。

通常1,980円（税込）のところ、毎月880円（税込）で無制限に通話し放題になります。

家族や友人とよく電話する人におすすめです。

ただし、かけ放題オプションの料金は決して安くありません。

大手とほぼ変わらない金額のため、乗り換えるプランによっては通信費があまり下がらない可能性があるでしょう。

インターネットのセット割や家族割引を有効活用しましょう。

【UQモバイル公式】詳細はこちら

以下の記事では、UQモバイルの評判を紹介しています。メリットだけではなく、デメリットについても解説していますので、こちらもあわせてお読みください。

ワイモバイル

※詳細はワイモバイルの公式サイト（https://www.ymobile.jp/store/）でご確認ください。

ワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランドです。

ソフトバンクの回線をそのまま使えるため、通信・通話品質が期待できます。

ソフトバンクからの乗り換えであれば同じ使い勝手で利用できるのも嬉しい点です。

UQモバイルと同様、無制限かけ放題が1,100円割引されるため、シニア世代の利用もおすすめです。

家族割やカード割などほかの割引制度を使えば、4GBプランが1,958円（税込）で使えます。

ただし、かけ放題オプションの料金は割高です。

プラン料金も他社の格安SIMに比べるとやや高く、料金の削減効果は実感しにくいです。

割引の仕組みも複雑なため、一家全員での乗り換えやインターネットとのセット契約を考えている人に向いている格安SIMといえるでしょう。

【ワイモバイル公式】詳細はこちら

以下の記事では、ワイモバイルの評判を紹介しています。ワイモバイルが自分に向いているか知りたい方は、こちらも参考にしてください。

格安SIMでかけ放題を使う際の注意点

格安SIMでかけ放題を使う際は、以下の3点に注意が必要です。

事前に注意点を押さえて、大手キャリアや既存の契約プランとの使い心地の違いを確かめておきましょう。

かけ放題対象外の通話もある

かけ放題では、一部の電話番号への発信が通話料無料の対象外です。

例えば、国外への通話や0570で始まるナビダイヤルはかけ放題対象外のケースがあります。

かけ放題対象外の通話については、通話料が発生します。

荷物の問い合わせや再配達、企業サービスセンターへの電話などはかけ放題対象外となっている場合があるため、短い時間で通話を終了するようにしましょう。

時間超過分は追加料金がかかる

「5分かけ放題」や「10分かけ放題」のようにかけ放題の時間が決まっているものは、対象の時間を超えてしまうと追加料金が発生します。

通話料は格安SIMによって異なるため「11円／30秒」や「9円／30秒」といった安いものを選んでおくと料金負担を減らせます。

なお、完全かけ放題であれば追加料金はかかりません。

毎月のオプション料金さえ払えばどれだけ通話しても定額料金で電話が可能です。

予算に余裕のある人や長時間の電話をよくする人は無制限のかけ放題オプションに加入しましょう。

専用アプリが必要な場合もある

格安SIMでかけ放題を利用するには、専用アプリでの通話が必要な場合があります。

たとえば、楽天モバイルは専用アプリ「Rakuten Link」での通話で料金無料となります。

また、LinksMateは専用アプリ「MatePhone」を使わないとかけ放題を利用できません。

専用アプリを利用する際は、スマホに標準搭載されている電話アプリに比べて通信品質が落ちる可能性があります。

通話が途切れたり聞こえにくくなったりするとストレスを感じやすい人は、標準電話アプリでかけ放題が使える格安SIMを契約しましょう。

まとめ

かけ放題つきのおすすめ格安SIMやかけ放題つき格安SIMのメリット、注意点、大手キャリアとの料金差について解説しました。

かけ放題つきの格安SIMであれば、通話料を気にせず電話ができます。

いくら電話しても毎月定額のため、電話の頻度が高く時間の長い人ほどお得に利用できます。

一方で、5分や10分の時間制限や専用アプリの利用といった制約もあります。

LINE通話のように無料で通話できるアプリを使い分けながら電話すると、料金を抑えながら快適な通話が可能です。

かけ放題の格安SIMを契約して、安くお手軽に電話ができる環境をつくりましょう。