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  • 更新日:2019年03月13日

やっぱり型落ちスマホが最強だった!中古スマホの1番人気は?

やっぱり型落ちスマホが最強だった!中古スマホの1番人気は?

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メリカリやヤフーオークションといったネット上でのスマホ売買は、今や一般的なものになりつつあります。

「少しでも安くスマホを購入したい」「少しでも高く下取りに出したい」という思いから、ネット上で端末価格を調べる方も多いようです。

本記事はそんな方に向けて、中古スマホで今1番人気の端末は何か、中古スマホの相場価格はいくらぐらいなのかを解説します。

スマホの機種変更を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事は、2019年1月と2月を比較したデータに基づいています。

前回から大逆転!今1番人気の中古スマホはこれだ

iPhoneランキング

2019年1月~2月で最も人気だった端末は、iPhone 7 128GBです。1位がiPhone 7 128GB、2位がiPhone 8 64GBとなっています。

前回の中古スマホランキングでは、iPhone 6/6sが1位~10位を独占していました。今回iPhone 6/6sは順位を大きく落とし、4位以降にランクインしています。

iPhone 7/8が1~2位になったのは、iPhone 6/6sの人気が下がったためではありません。なぜなら、iPhone 6/6sの取引量は前回とほとんど変わってないからです。

iPhone 6/6sを上回る量で中古市場にiPhone 7/8が流れ込み、今回このような結果となりました。なぜ、iPhone 7/8の取引量は急激に増加したのでしょうか。

iPhone 7/8が中古市場を独占したワケ

実は、iPhone 7の取引量は2018年の12月頃から増加傾向にありました。

取引されている端末を詳しく見ると、端末代を完済した大手キャリア端末の流通がほとんどです。これらの情報から推察できるのは、iPhone 7の発売(2016年9月)から2年以上が経過し、大手キャリアでスマホを買い替えたユーザーが増えたのではないかということです。

取引量1位はソフトバンクのiPhone 7となっており、丁度ソフトバンクがiPhone XRを値引きする「ハッピープライスキャンペーン」を開始した時期と重なっています。

iPhone 8は発売から2年経過していない端末ですが、大手キャリアが値下げするタイミングでこぞって買い替えたと見ることもできるでしょう。

中古市場で一気にiPhone 7が流通したことに加え、2月27日よりiPhone 7は「docomo with」対象端末に追加されました。

docomo withとは、毎月1,500円の割引が機種変更まで続くドコモのキャンペーンのこと。iPhone 7自体が安く手に入るようになったことで、比較的安い価格で取引されるようになったようです。

Androidの1番人気は2014年発売のモデル?

Androidランキング

今回Androidで最も人気だった端末は、Xperia Z3 comactとZ5 compactでした。

どちらも発売から年数が経っている機種であり、Xperia Z5 compactは2015年、Xperia Z3 compactはなんと2014年発売です。発売から4年も経過している端末が、なぜ今になって中古市場で流通しているのでしょうか。

Z3 compactとZ5 compactが人気の理由は、大きく分けて2つあります。

まず1つは、コストパフォーマンスの高さです。どちらも平均取引額1万円以下で手に入る格安スマホですが、おサイフケータイといった一通りの機能を搭載しています。

もう1つの理由は、4.6インチというコンパクトなサイズ。最新スマホが大型化していく中、小さなスマホは貴重な存在となり、一定数の支持を集めているようです。

最新スマホはオーバースペックぎみという見方があることを考えると、型落ちスマホに人気が集中するのもうなずけますね。

取引数が激減したのは意外な端末

逆に、今回最も取引数が減少したのはGalaxy S9。2018年の夏モデルという比較的新しい機種で、人気のありそうな機種ですが、一体なぜなのでしょうか。

取引数が減った要因として考えられるのは、次回作のGalaxy S10が発表されたこと。新作発売まで買い替えを控えようとするユーザーが増えたことで、同シリーズのGalaxy S9の人気が下がったのではないかと考えられます。

Galaxy S10について現在わかっているのは、ドコモとauで5月18日に発売されるということです。Galaxy S10に買い替えるユーザーが増えれば、5月以降S9の取引量もある程度増加するのではないでしょうか。

中古市場から未来の人気スマホがわかるかも?

大きな順位変動があったiPhoneと、人気端末が順位を死守したAndroid。

2019年1月~2月の中古スマホ市場は、最新機種の値引きや新作モデルの発表といった様々な要因で変動しました。

未来のことは憶測でしかありませんが、値引きや新作の発表といった大きなイベントがあると、これから流通してくる機種もある程度予想がついてきます。

普段からキャンペーンや新作情報にアンテナをはっていれば、欲しい端末を安く手に入れることができるかもしれませんね。

今後もiPhone格安SIM通信では、スマホ相場検索サービスと共に、中古スマホ市場の動向を発信していきます。

自分のスマホの売り時が知りたい方も、中古で安くスマホを購入したい方も、ぜひ活用してくださいね。

アナリスト 菅野 辰則 ― ライター
アナリスト 菅野 辰則 ― ライター

1983年生まれ。株式会社マーケットエンタープライズ  中古モバイル市場アナリスト
ソフトウェア開発会社にて、開発業務からスタートし、新会社設立時のWebマーケティング全般の業務を担った後、2010年にマーケットエンタープライズに入社。 当社でWebマーケティングの責任者や経営企画を担当後、現在は、メディア・プラットフォーム事業の責任者に従事する。膨大なデータの分析・管理能力を活かして、中古モバイル市場の動向を分析するアナリストも兼任する。