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- 更新日:2023年12月04日
ドコモ端末のSIMカードを入れ替える方法!手順や注意点などを解説
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大手キャリアのドコモは、取り扱う端末の種類も豊富で、多くの方が利用しています。
しかし、月額料金などコスト面から格安SIMへの乗り換えを検討しているユーザーも多いのではないでしょうか。
このとき考えたいのが、ドコモの端末に格安SIMのSIMカードを入れ替えて使用する方法です。
そこで本記事では、ドコモ端末のSIMカードを入れ替える手順や注意点について解説します。
SIMカードの役割についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
SIMカードの役割とメリット
SIMカードの入れ替えをスムーズに行うには、役割や使用方法といった、基礎的な知識を身につけておかなければなりません。
SIMカードは、端末で通話やインターネット接続を行うために欠かせない役割を持っています。
ここでは、SIMカードの種類や役割について解説します。入れ替えをする前に、SIMカードの持つ役割について知っておきましょう。
SIMカードの種類は3つ
出典:SoftBankSIMカードはスマホだけではなく、タブレットやガラケーにも搭載されています。いわばICチップのようなものであり、これは大きく3つの種類に分けられます。
サイズで大きいものから順に「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」となっており、小さくなるにつれて新しい端末に使用されていると考えましょう。
ガラケーや初期型のスマホでは、標準SIMが使われており、その後microSIMへと移行が進んでいます。現在でもmicroSIMが使われている場合もありますが、2015年以降はより小型化したnanoSIMが主流となっています。
SIMカード入れ替えの際には、使用する端末がどのサイズのSIMを使用しているかも確認しておかなければなりません。
SIMカードのサイズ確認方法は、こちらの記事で解説しています。
1.端末での通信に必要
SIMカードはスマホやガラケーの通信機能、つまり通話の機能を担うパーツです。SIMカードには1枚ごとにID番号が登録されており、この情報を使って携帯会社と契約することで、通話が可能となっています。
そのため、SIMカードの入っていないスマホでは、通話ができません。もちろん、SIMカードはあくまでも通話機能を司るパーツのため、カードが挿入されていなくても、それ以外の機能は利用できます。
WiFi環境があるなら、ネットに接続することは可能で、アプリを使った通話なら、SIMカードなしでも行えます。
通常の電話回線を使用する通話に限り、SIMカードの挿入、および携帯会社との契約が必要と考えると分かりやすいでしょう。
2.SIMフリー端末なら入れ替えが可能
スマホやタブレットは、大きく「SIMフリー」と「SIMロック」の端末に分けられます。
このうちSIMフリー端末については、SIMカードの入れ替えが可能で、他社で購入した端末でも、SIMカードの挿入によって利用でき、契約も可能です。
対してSIMロック端末は、同携帯会社のSIMカードしか使えないため、他社で購入したものを入れ替え、使用することはできません。
2021年10月以前に発売したドコモを含む大手キャリアの端末は、基本的にSIMロックがかかっています。
SIMロックがかかっている端末のSIMカードを入れ替えるには、一定の条件を満たした上で所定の手続きが必要です。
2023年11月現在、キャリアやECサイトで販売されている端末はすべてSIMフリー端末です。そのため、基本的にSIMロック解除は必要ありません。
3.格安SIMで使用料を節約できる
SIMカードの入れ替えを行い、格安SIMを利用するメリットは使用料のコストダウンにあります。
格安SIMではSIMカードのみの購入、契約も可能で、大手キャリアと比べると月額料金は格段に下がります。
大手では月額料金が7,000円から1万円程度かかることも多いですが、格安SIMではその半分、あるいは3分の1程度に抑えられる場合も多いです。
契約会社や適用するプランによって違いはありますが、コストを下げられるのは確かで、よりお得に使いたい人にはおすすめの方法でしょう。
以下の記事では、大手キャリアと格安SIMの違いを解説しています。料金や通信速度の比較について知りたい方は、こちらも参考にしてください。
ドコモ端末のSIMカードを入れ替える手順
SIMカードの入れ替えは代行してくれるサービスがないため、基本的には自身で行わなければなりません。
カードの入れ替えは重要な作業のため、手順を把握して、正しい方法で慎重に行うことが大切です。
スムーズに作業を完了させるためにも、入れ替えの手順を細かく理解しておきましょう。
- 端末のSIMカードの種類を把握する
- SIMロックを解除する
- SIMカードとSIMピンを用意する
- 端末からSIMカードを取り出す
- SIMカードを端末に挿す
- 端末の接続設定をする
- SIMカードが認識されるか確認する
端末のSIMカードの種類を把握
SIMカードを入れ替えるには、事前に現在使用している端末に対応しているSIMカードの種類をチェックする必要があります。よほど古い機種でないなら、nanoSIMの可能性が高いですが、念のため確認は必要です。
SIMカードのサイズを間違えて購入してしまうと、SIMカードが大きい場合は自身でカットしなければなりません。
SIMカードのカットはリスクが高く、失敗もしやすいため注意が必要です。
余計なリスクを抱えないためにも、対応する種類をチェックし、端末に適したサイズのSIMカードを選びましょう。
SIMロックを解除する
ドコモの端末の場合、SIMロックがかかっている場合が多いため、この解除も必要です。
同回線でのSIMカードの入れ替えならロック解除は不要ですが、他社のSIMカードを入れ替えるなら、解除しておきましょう。
※2021年8月27日(金曜)以降に発売された機種は、SIMロックが設定されていないため、SIMロック解除の手続きは不要です。
ロック解除の条件は2015年5月以降販売機種と、同年4月までに発売された機種で異なります。2015年5月以降発売機種では、以下の条件をみたさなければなりません。
- ネットワーク利用制限等のロックがかかっていない
- 契約者本人が購入
- 購入日から100日経過
- ドコモを解約済の場合、解約日から100日以内
2015年4月までに発売された機種では、条件がやや緩く、以下の2つのみ満たしている必要があります。
- SIMロック解除機能を搭載
- ネットワーク利用制限等の各種ロックがかかっていない
これらの条件を満たした上で、ドコモショップに持ち込み、ロック解除を申し出ましょう。この際手数料が3,300円(税込)かかります。
また、ネットから自分で手続きも可能で、「My docomo」から「ドコモオンライン手続き」、次に「SIMロック解除」でも可能です。
ドコモのSIMロック解除方法や手順は、こちらを参考にしてください。
SIMカードとSIMピンを用意する
ロック解除後は、入れ替え用のSIMカードと、SIMカードを取り出すためのSIMピンを用意します。
SIMピンはネットでも売っていますが、使えるようであれば安全ピンやペーパークリップで代用しても構いません。
また、機種によっては端末の背面にSIMカードが搭載されており、ピンなしで取り出し可能です。
端末からSIMカードを取り出す
SIMカードを取り出す前に、必ず端末の電源をオフにしてください。
電源を切ったら、SIMピンでトレイを引き出すか、端末背面のカバーを外してSIMカードを取り出します。
ピンを使って取り出す場合は、端末側面の穴にピンを差し込みましょう。
穴にピンを差し、ぐっと押すことで、SIMカードが出てくる仕組みになっています。
端末背面に搭載されている場合は、背面のカバーを外すとSIMカードの差し込み口が見えます。
このタイプの場合、押し込むと出てくるものが多いですが、そのまま引き抜く場合もあるため、取り出しは慎重に行いましょう。
また、ICの部分に触れないよう注意し、取り出しの際にはSIMカードの周辺部分を持つよう心がけましょう。
SIMカードを端末に挿す
取り出し完了後は、新たに使用するSIMカードを差し込みます。
このときもIC部分を触らないよう注意し、水濡れや汚れにも気をつけましょう。
差し込みの際は向きにも注意が必要で、間違った向きで無理やり差し込むと、壊れる危険性があります。SIMカードは壊れやすいため、扱いは特に丁寧に行わなければなりません。
端末の接続設定をする
SIMカード挿入後は電源を入れ、接続設定をしなければなりません。
設定から「無線とネットワーク」に飛び、さらに「その他設定」へと進みましょう。
「モバイルネットワーク」という項目から「アクセスポイント名」、次に「+」と進み、さらに「アクセスポイントの編集」をタップします。ここでは、以下5つの情報を登録します。
- 名前
- APN
- ユーザー名
- 認証タイプ
- パスワード
これらを全て登録し、初期設定は完了です。
SIMカードが認識されるか確認する
SIMカード入れ替え時には不具合も多く、上手く認識されないこともあります。SIMカードが認識されない場合は、端末を再起動してみましょう。再起動をかけることで認識されることは多く、一度認識されると以降は問題なく使用できます。
それでも直らないなら、もう一度電源を切り、SIMカードを挿し直したり、汚れがないかチェックし、あるなら拭いたりして対処しましょう。
SIMカードの接触不良や汚れが原因で認識しないこともあるため、細かい部分まで見直し、最初から工程をやり直すことも大切です。
うまく設定できないときはサポート店に依頼
スマホの修理店のなかには、SIMの設定・入れ替えについて相談・サポートを行ってくれるサービスを提供している会社もあります。
SIMカードの入れ替えがうまくいかない・分からなくなってしまったときはサポート店を利用しましょう。不明点を残したまま進めると後述の注意点に気付かず危険な場合があります。
今回は特におすすめのお店、総務省の登録修理業者であるiCracked(アイクラックト)の「iTechサポート」を紹介します。
iCrackedでSIMカードを入れ替え
出典: iCracked- SIMの入れ替え方法が分からない。
- データのバックアップを行いたいが、どうすればよいか分からない。
- 機種変更をしたのでLINEアカウントやトークの引き継ぎをしたい。
このような相談に関して、iCracked(アイクラックト)の「iTechサポート」ではサポート料金1回3,300円(税込)(時間目安:約30分)で引き受けてくれます。
サポートしてくれる内容はスマホ・SNSアプリの初期設定からLINEやトークの引き継ぎ、機種変更時のデータ移行・バックアップまでさまざま。
また、iCrackedはiPhone修理でも高い評判を得ています。液晶やボタンなどに不調が出ているときもiTechサポートでチェックしてもらいましょう。
SIMカード入れ替えの注意点
SIMカードは非常に繊細なため、扱いには注意しなければなりませんが、それだけではなく入れ替え後のスマホの使用条件が変化することにも注意が必要です。
また、入れ替えの際にトラブルが起きた際にもスムーズに対処できることが大切なため、注意点も含めて理解を深めておきましょう。
1.一部のドコモのサービスが使えなくなる
ドコモの端末でもSIMロックを解除することで、SIMカードの入れ替えはでき、格安SIMでお得に利用できます。
しかし、SIMカードを入れ替えるということは、契約先の契約会社が格安SIMに変わるということで、これまでドコモが提供していたサービスは利用できなくなります。
ドコモキャリアのメールアドレスやドコモWiFi、その他端末に保証をかけている場合は、これも入れ替えた時点で解除となるため注意が必要です。
端末はドコモのものであっても、契約内容は格安SIMに更新されるため、利用できるサービスが変更になる点に注意しましょう。
2.SIMカードを紛失した際は回線を一時中断
SIMカードは非常に小さく、特に最新型のnanoSIMは、小型ゆえになくしてしまうことも少なくありません。SIMカードを紛失した際には、発行元に連絡して、すぐに回線を一時中断してもらいましょう。
回線が残ったままになっていると、SIMカードを拾った誰かが別の端末に挿入し、そのまま回線契約を使われてしまう恐れがあります。
紛失時は一時的に回線を中断し、SIMカードの再発行を依頼することが大切です。再発行には費用がかかるため、作業時になくさないよう注意して管理しましょう。
3.電話番号に紐づいたサービスやデータに注意する
SIMカードを入れ替えたからといって、端末のデータが消えるわけではありません。
SIMカードはあくまで電話回線を使用する住所のようなものです。そのため、端末本体に保存されているデータには影響しません。
ただし、SIMカードに記録されている情報は書き換えられるため、電話番号は変わります。
それに伴い、電話番号で登録しているサービスは利用できない、あるいはデータが消える可能性があるため注意しなければなりません。
代表的なものとして、連絡アプリであるLINEが挙げられます。LINEに電話番号しか登録していない場合は、電話番号が変わってしまうと引き継ぎできません。
SIMカード入れ替え後も同じアカウントを使いたいなら、メールアドレスなど別の情報も登録しておきましょう。
SIMカードの入れ替えでスマホをお得に利用しよう
- 格安SIMに入れ替えると通信費が安くなる
- SIMカードを入れ替える際は種類を確認する
- うまくできないときはiCrackedに依頼がおすすめ
性能の優れたドコモ端末と、月額料金の安い格安SIMを掛け合わせると、スマホはもっと便利でお得に利用できます。
SIMカードの入れ替えには条件がありますが、これを満たしているなら、誰でも格安SIMの使用は可能です。
SIMカード入れ替えはリスクもあるため慎重に行うことを心がけ、上手に行い賢くスマホを利用しましょう。
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