- 格安SIM
- 更新日:2023年03月13日
SIMカードをサイズ変更する方法!一覧や合わない時に自分で変更する方法も
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自分でSIMカードを入れ変えようとして、初めてカードのサイズが違うことに気づき、楽しみにしていたスマホがすぐ使えないという経験がある方もいるでしょう。
SIMカードも、スマホや他のIT機器と同じく進化を続けており、端末の小型化に合わせてサイズも小さくなってきました。
今回は、SIMカードの3種類のサイズとその確認、変更方法を詳しく解説します。
この記事でわかること
目次
SIMカードのサイズは3種類
SIMカードは大きく3つに分かれます。全て標準規格化されているので、どの会社のSIMカードでもサイズが同じなら形状は全く同じです。
SIMカード種類 | サイズ (縦×横) |
---|---|
標準SIMカード | 15mm×25mm |
microSIMカード | 12mm×15mm |
nanoSIMカード | 8.8mm×12.3mm |
1.標準SIMカード
標準SIMは、SIMカードが利用されるようになった当初に登場しました。
当時のガラケーやiPhoneでも3G・3GSといった初期型を採用しており、その他の3G対応スマホでも利用されていました。現在ではほとんど使われていません。
標準SIMのサイズは「横25mm・縦15mm」と、今の主流に比べるとかなり大きめです。
端末の性能向上のための部品や端末そのものの小型化が求められた結果、SIMカードそのものも小型化し徐々に新しいSIMカードが主流となっていきました。
2.microSIMカード
標準SIMカードの次に登場したのがmicroSIMカードです。iPhoneではiPhone4や4S、Android端末では2012年から2014年頃のものに多く採用されました。
microSIMカードのサイズは「横15mm・縦12mm」と標準SIMに比べて一回り小さくなっています。
現在の最新端末にはすでに採用されていません。今はガラケーやガラホに多く採用されています。
3.nanoSIMカード
nanoSIMカードはiPhone5以降のすべてのiPhoneや、2014年冬以降のAndroid端末、最新のiPad proにも採用されている、今の主流サイズです。
nanoSIMカードのサイズは、microSIMよりさらに小さな「横12.3mm・縦8.8mm」です。
nanoSIMカードの登場は、端末の小型化・軽量化に大きく貢献しています。
今後も端末が進化し続ける限り、新しいSIMカードが現れる可能性があります。そんなときでもSIMカードの役割をしっかり把握しておけば慌てることはないでしょう。
端末のSIMカードサイズを確認する方法
自分でSIMカードを取り付けることの多い格安SIMの公式サイトでは、端末ごとのサイズを確認するページが設けられています。
SIMカードは、スマホにとっての心臓部ともいうべき重要な部品です。ここでは、SIMカードのサイズを知る方法を紹介しましょう。
端末のメーカーサイトで確認
端末を製造しているメーカーの公式サイトには、SIMカードサイズが記載されています。
端末に関する情報があまりに多いため、なかなかたどり着けないこともあるでしょう。
わからないときは検索サイトから「端末名(空白)メーカー名」で検索するとすぐに見つかります。
記載されている情報の表示形式は様々です。製品紹介ページの「スペック(仕様)」の中の一項目として記載されているので、見つからないときはスベック表を確認しましょう。
SIMカードを取り出して確認
SIMカードのサイズは明らかに大きさが異なるため、直接端末本体のSIMカードスロットをチェックすれば一目でサイズがわかります。
ただし、SIMカードスロットは通常使っているときに外れたりしないように、外しにくく目立たないよう工夫されています。中には裏蓋を開けないとスロットが見えないものもあります。
差し込む部分は、ちょうどSIMカードが収まるようスペースが設けられています。そのスペースのサイズを定規などで測れば、対応しているSIMカードのサイズがわかります。
SIMカードのサイズ変更方法
SIMカードの機能は変わりませんが、サイズが違うと端末に取り付けられず使えません。
こんな時は適切なサイズのSIMカードに変更しましょう。その方法は大きく分けて3つあります。
- SIMカードの再発行
- アダプターを装着
- SIMカッターで切る
SIMカードの再発行
最も確実なのは、契約している通信事業者に再発行してもらうことです。ショップの窓口か、ネットで手続きしましょう。
大手キャリア・格安SIM事業者の区別なく、手数料を支払えば適したサイズのSIMカードに交換できます。手数料は1,000〜3,000円前後が必要です。
アダプターを装着
小さいサイズのSIMカードを大きなSIMカードサイズに変更するなら、「SIMカードアダプター」が使えます。
microSIMカードをはめ込むだけでnanoSIMカードの大きさに変更できるので、余計な作業がかかりません。
SIMカッターで切る
大きいサイズのSIMカードを小さなSIMカードサイズにするなら、SIMカッターを使って必要なサイズにカットすることもできます。
SIMカッターは大きめな爪切りのように使用でき、カッターにSIMカードをセットし、上からパチンと挟むだけでカットできます。
他にも適したサイズがはっきりしていればそれに合わせてマジックなどで線を引き、ハサミやカッターで切る方法もあります。
切断に失敗すればSIMカードは使えなくなるので、あくまで自己責任で使用してください。
また、SIMカードは「事業者から借りているもの」で返却が必要な場合があります。破損すれば罰金がかかるなど問題が生じる可能性があるため、サイズ変更する前に返却の必要があるか確認しましょう。
SIMカードのサイズ変更時に注意すべきこと
SIMカードはユーザーにとっても通信事業者にとっても重要な部品です。そのため、紛失・破損することのないよう丁寧に取り扱う必要があります。
それだけでなく、中には事業者独自のサービスのための設定がなされているので、使い方にも注意が必要です。
ここではSIMカードのサイズ変更や、SIMカード全般に関する注意点を紹介します。
事業者ごとにSIMカードの規格がある
通信・通話規格が違う場合、単にサイズだけ合わせて交換しても使うことはできません。
たとえば、au系の格安SIM事業者には、au VoLTEに対応した以下の3種類のSIMカードがあります。
- マルチSIM(au VoLTE SIM)
- LTE専用のnanoSIM
- iPhone専用のnanoSIM
SIMカードのサイズが合っていても、端末のSIMロック解除が必要になる場合があります。
またauやau系格安SIMとセットで買った端末以外では、たとえSIMロック解除していたとしてもau VoLTEを使える保証がないことにも注意が必要です。
スマホは今も進化を続けていますから、近い将来画期的な新しい企画が登場する可能性があります。
その際は専用のSIMカードが必要かどうか、手数料や手間はかかるかをよく調べましょう。
SIMカードの返却が必要な場合がある
SIMカードは通信事業者から「借りている」ものですから、原則として返却しなくてはなりません。
最近では「SIM返却は不要」というケースも増えていますが、中には返却しないと罰金が発生する事業者もあります。
現状では総じて、SIMカード返却の義務は各事業者に判断を委ねられているようです。
罰金や罰則がなくても、借りているものなので大事に使いましょう。
機種によってスロットの位置が違う
SIMカードを自分で取り付けようとしたとき、スロットの位置が分からず戸惑うこともあるでしょう。取り付けるときは説明書などでよく確認して作業してください。
iPhoneは側面にある小さな穴が目印になります。
Android端末では裏蓋を開けて、内部にあるSIMカードスロットに差し込むものもあり、このタイプは外から見るだけではわかりません。
オンライン申込ではタイムラグがある
特に格安SIMを利用する場合は、ネットで申し込むのが一般的です。
その場合、SIMカードは即日発行されても手元に到着するまで時間がかかります。端末は手元にあっても実際に使うことはできません。
SIMカードの交換についても同様に、到着までのタイムラグを含め余裕を持って計画することが肝心です。
SIMカードを入れ直した後のiPhone・Androidの設定手順は、こちらをご覧ください。
SIMカードのサイズについてよくある質問
SIMカードのサイズについてよくある質問に答えます。
auやドコモでのSIMカードサイズ変更方法は?
auのSIMカードサイズの変更は、店舗での手続きが必要です。
ドコモでは、オンラインショップでの変更が可能になりました。
SIMカードサイズ変更は自分でできる?
SIMカッターなどを使用してのSIMカードサイズ変更はできますが、あくまでも自己責任です。
契約時に台紙にSIMカードがくっついているマルチSIMの場合は、自分で端末に合うサイズに切り取ってください。
SIMカードはサイズをよく確認しよう
一見するとSIMカードは小さなICチップで取り付けるのも簡単です。サイズが違ったり規格が異なるため、変更する場合は注意しましょう。
この記事でわかったこと
- SIMカードの種類やサイズは3種類
- SIMカードのサイズ変更をしたい場合は再発行
- 自分でカットしてサイズ変更する場合は自己責任
サイズダウンなら切断、サイズアップならアダプタを使えばサイズは合わせることができます。
しかし、SIMカードはもともと通信事業者から「借りている」ものです。破損になる切断はおすすめできません。
事業者によっては罰金を請求されることもありますから、本来の規定に基づいて正規に交換するのが賢明だといえます。
SIMカードは、スマホを利用するうえで重要な役割を果たしています。小さなものとはいえ、機種変更などで取り扱う際には間違っても紛失・破損しないよう注意しましょう。
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