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- 更新日:2019年05月28日
今最も人気のiPhoneが決定!400%取引増のAndroidも判明(2019年1~3月中古スマホ相場ランキング)
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フリマアプリが驚異的成長を続ける今、スマホ選びは「次売るときいくらになるのか」が重要になってきています。
2年後機種変更する際に、できるだけ高く売れるスマホを購入したいというわけです。
当然のことながら、2年後スマホ価格がどうなっているかは誰にもわかりません。しかし、過去のスマホ相場価格の変動を見ていけば、傾向を掴んで「高く売れそうなスマホ」を見つけることはできます。
本記事では、2019年1月~3月の中古スマホ取引数から、どのようなスマホが人気で高く売れているのかを分析しました。今後スマホを購入する際の参考にしていただければ幸いです。
iPhoneも世代交代!今人気のモデルはこれだ
2019年1月~3月最も人気だったスマホは、一体何なのでしょうか。
ちなみに、前回(2018年10月~12月)中古スマホで最も人気だったのは、iPhone 6・6sでした。iPhone・Androidを含む相場ランキングをほぼ独占していたことからも、iPhone 6・6sの人気ぶりがうかがえるかと思います。
今回もiPhone 6・6sが市場を独占するかと思いきや、遂に人気iPhoneにも世代交代が起きます。2019年1月~3月最も人気だったスマホは、iPhone 7・iPhone 8だったのです。
iPhone 7・8の取引数が増えた要因としては、昨年のiPhone XS/XS Max/XRの発売が挙げられます。
2018年の新作iPhoneは、iPhone 7発売から2年後にあたるため、機種変更でiPhone 7を手放すユーザーが増えたと思われます。
その証拠に、iPhone 7の価格が大幅に下落しており、2年使った状態の悪い端末の流通量が増えたと考えることができます。
また、新作iPhoneの発売に伴ってiPhone 8が値下げされたこともあり、一括0円等で購入したiPhone 8を転売する層も一定数いたと思われます。
とはいえ、「分離プラン」導入の影響で、今後「一括0円」といったキャンペーンは減っていくでしょう。「分離プラン」とは、総務省主導で端末代金と通信料金を分けるという法案のことです。
「指定プラン加入で端末代が安くなる」といったキャンペーンは今後規制されるため、安く手に入れた端末を転売することは難しくなります。
これまでは、キャッシュバック等で安く入手できる端末が相場を動かしていましたが、分離プランが開始する7月以降こういった動きは減るものと思われます。端末を安く手に入れる代替案が出なければ、発売から年数が経った端末が順番にランクインしていくのではないでしょうか。
取引数400%増!Androidはこのモデルが市場独占
世代交代があった中古iPhone市場ですが、Android市場でも大きな順位変動がありました。
2019年1月~3月の1位を獲得したのはXperia Z5 Compact(前回2位)、2位を獲得したのはXperia Z3 Compact(前回8位)です。2位のXperia Z3はなんと、取引増加率400%超えという爆発的人気でした。
どちらも「Compact」という名前がついている通り、4.6インチという手の平サイズのスマホです。年々大型スマホが主流になっていく中、持ちやすいコンパクトサイズのスマホは根強い人気があります。
おサイフケータイ搭載の上、7,000円~10,000円前後という手頃な価格で手に入ることも人気の秘密でしょう。
Android中古市場では、Xperiaがランキングを独占するなかで、Galaxy S9が奮闘しました。
しかし今後、新型モデルのGalaxy S10が発売されるため、今までの市場の動きを考慮するとGalaxy S9の新品市場での買い控えが生じ、結果中古市場での流通量も減少していく可能性が考えられます。
「iPhoneは値崩れしにくい」は本当か
新作登場によって、年々新しいモデルが中古市場にランクインするiPhone。
今回は、iPhone XS/XS Max/XRの発売によって、iPhone 6・6sからiPhone 7・8へと中古市場の需要も変動しました。
「iPhoneは値崩れしにくい」と言われますが、新作iPhoneが出る度、確実に相場価格は下がっていきます。
一方Androidでは、2014年の端末が上位に食い込む等、最新性よりも価格や機能を重視したユーザー層が多いように感じました。
具体的な端末名で言えば、「Xperia X5 Compact」や「Xperia Z3」は値崩れするどころか、前期比で取引価格が上昇しています(※)。数千円単位で価格が落ちた端末もある中、これら2機種は取引額を上げた上で相場上位をキープしています。
つまり、上記のようなコストパフォーマンスの良いAndroidを見つけることができれば、iPhoneよりも値崩れしにくいスマホが手に入るかもしれません。
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※10月~12月と1月~3月の中央値を比較。
1983年生まれ。株式会社マーケットエンタープライズ
中古モバイル市場アナリスト
ソフトウェア開発会社にて、開発業務からスタートし、新会社設立時のWebマーケティング全般の業務を担った後、2010年にマーケットエンタープライズに入社。
当社でWebマーケティングの責任者や経営企画を担当後、現在は、メディア・プラットフォーム事業の責任者に従事する。膨大なデータの分析・管理能力を活かして、中古モバイル市場の動向を分析するアナリストも兼任する。
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