- 格安SIM
- 更新日:2024年06月14日
SIMカードをサイズ変更する方法一覧!自分で調整するやり方も紹介
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SIMカードは、スマホや他のIT機器と同じく進化を続けており、端末の小型化に合わせてカードのサイズも小さくなってきました。
機種変更の際、SIMカードを入れ替えようとしたときにカードのサイズが違うことに気づき、スマホがすぐに使えなかったという経験がある方もいるでしょう。
今回は、SIMカードの3種類のサイズとその確認、変更方法を詳しく解説します。スマホの購入後、スムーズに使用開始するための参考にしてください。
この記事でわかること
目次
SIMカードのサイズは3種類
SIMカードは大きく3種類に分かれます。すべて標準規格化されているので、どの会社のSIMカードでもサイズが同じなら形状も同じです。
SIMカードの種類 | サイズ (縦×横) |
---|---|
標準SIMカード | 15mm×25mm |
microSIMカード | 12mm×15mm |
nanoSIMカード | 8.8mm×12.3mm |
標準SIMカード
標準SIMは最初に登場したSIMカードです。
当時のガラケーやiPhoneなど3G対応スマホで利用されていましたが、現在ではほとんど使われていません。
標準SIMのサイズは「横25mm・縦15mm」と、今の主流となっているものに比べるとかなり大きめです。
端末の性能向上のための部品や端末の小型化が求められた結果、SIMカードも小型化し、徐々に新しいSIMカードが主流となっていきました。
microSIMカード
標準SIMカードの次に登場したのがmicroSIMカードです。iPhoneではiPhone4や4S、Android端末では2012年から2014年頃の機種に多く採用されました。
microSIMカードのサイズは「横15mm・縦12mm」と標準SIMに比べて一回り小さくなっています。
現在の最新端末には採用されていません。今はガラケーやガラホに多く採用されています。
nanoSIMカード
nanoSIMカードはiPhone5以降のすべてのiPhoneや、2014年冬以降のAndroid端末、最新のiPad proにも採用されている現在の主流のサイズです。
nanoSIMカードのサイズは、microSIMよりさらに小さな「横12.3mm・縦8.8mm」です。nanoSIMカードの登場は、端末の小型化・軽量化に大きく貢献しています。
以下の記事では、USIMカードについて詳しく解説しています。SIMカードとの違いや購入方法などをチェックしてみてください。
端末のSIMカードサイズを確認する方法
SIMカードは、スマホにとっての心臓部ともいうべき重要な部品です。ここでは、SIMカードのサイズを知る方法を紹介します。
端末のメーカーサイトで確認
端末を製造しているメーカーの公式サイトには、SIMカードサイズが記載されています。
ただ、端末に関する情報があまりに多いため、なかなかたどり着けないこともあるでしょう。
わからないときは検索サイトから「端末名 SIMカード サイズ」で検索するとすぐに確認できます。
公式サイトでは、製品紹介ページの「スペック(仕様)」の中の一項目として記載されているので、見つからないときはスベック表を確認しましょう。
SIMカードスロットで確認
SIMカードのサイズは明らかに大きさが異なるため、直接端末本体のSIMカードスロットをチェックすれば一目でサイズがわかります。
ただし、SIMカードスロットは通常使っているときに外れたりしないように、外しにくく目立たない場合が多いです。中には裏蓋を開けないとスロットが見えないものもあります。
差し込む部分は、SIMカードが収まるスペースが設けられています。そのスペースの寸法を定規などで測れば、対応しているSIMカードのサイズを確認可能です。
SIMカードのサイズ変更方法
SIMカードの機能に種類ごとの違いはありませんが、サイズが違うと端末に取り付けられず使えません。
この場合は適切なサイズのSIMカードに変更しましょう。その方法は大きく分けて3つあります。
SIMカードを再発行する
最も確実なのは、契約している通信事業者に再発行してもらうことです。ショップの窓口かWebで手続きをしましょう。
大手キャリアでも格安SIMでも、手数料を支払えば適したサイズのSIMカードに交換できます。手数料は無料〜4,000円程度です。
SIMカードアダプターを装着する
小さいサイズのSIMカードを大きなSIMカードサイズに変更するなら、「SIMカードアダプター」が使えます。
nanoSIMカードからmicroSIMカードや標準SIMカードのサイズへ、microSIMカードから標準SIMカードの大きさに変更が可能です。
SIMカッターで切る
SIMカッターでカットすれば、大きなSIMカードを小さなSIMカードのサイズにできます。
SIMカッターは大きめな爪切りのように使用する道具です。カッターにSIMカードをセットし、上からパチンと挟むだけでカットできます。
適したサイズがはっきりしていれば、それに合わせてマジックなどで線を引き、ハサミやカッターで切る方法もあります。
切断に失敗すればSIMカードは使えなくなるので、あくまで自己責任でカットしましょう。
なお、SIMカードは返却が必要な場合があります。破損によって罰金がかかる場合もあるため、サイズを変更する前に返却が必要か確認しましょう。
SIMカードのサイズ変更時に注意すべきこと
SIMカードはユーザーにとっても通信事業者にとっても重要な部品です。そのため、紛失・破損することのないよう丁寧に取り扱う必要があります。
それだけでなく、中には事業者独自のサービスのための設定がなされているので、使い方にも注意が必要です。
ここでは、SIMカードのサイズ変更やSIMカード全般に関する注意点を解説します。
事業者ごとにSIMカードの規格がある
通信・通話規格が違う場合、単にサイズだけ合わせて交換しても使用できません。
例えば、au系の格安SIM事業者には、LTE通信に対応した以下の3種類のSIMカードがあります。
- マルチSIM(au VoLTE SIM)
- LTE専用のnanoSIM
- iPhone専用のnanoSIM
また、auやau系格安SIMとセットで買った端末以外では、これらのSIMを使える保証がないことに注意が必要です。
スマホは今も進化を続けており、近い将来画期的な新しい規格が登場する可能性があります。
その際は専用のSIMカードが必要かどうか、手数料や手間はかかるかどうかを確認しましょう。
SIMカードの返却が必要な場合がある
基本的に、SIMカードは通信事業者から借りているものなので、原則として返却しなくてはなりません。
最近では「SIM返却は不要」というケースも増えていますが、中には返却しないと罰金が発生する事業者もあります。
現状では、SIMカード返却の義務は各事業者に判断を委ねられているようです。
罰金や罰則がなくても、借りているものなので丁寧に扱いましょう。
機種によってスロットの位置が違う
SIMカードを自分で取り付けようとしたとき、スロットの位置がわからず戸惑うこともあるでしょう。取り付けるときは説明書などでよく確認して作業することが大切です。
iPhoneは側面にある小さな穴が目印になります。
Android端末では裏蓋を開けて、内部にあるSIMカードスロットに差し込むものもあり、このタイプは外から見るだけではわかりません。
オンライン申し込みでは届くまでにタイムラグがある
格安SIMはWebで申し込むのが一般的です。
Webでの申し込みの場合、SIMカードは即日発行されても手元に到着するまで時間がかかります。端末が手元にあっても、SIMカードを受け取るまで使うことはできません。
SIMカードの交換についても同様に、到着までのタイムラグを考慮して早めに手続きをするのがおすすめです。
SIMカードのサイズについてのよくある質問
SIMカードのサイズについてよくある質問に回答します。
auやドコモでのSIMカードサイズ変更方法は?
auのSIMカードを再発行する場合、店舗での手続きが必要です。
ドコモでは、オンラインショップでの変更手続きが可能になりました。
SIMカードサイズ変更は自分でできる?
SIMカッターなどで小さなSIMカードへのサイズ変更ができますが、あくまでも自己責任です。
台紙にSIMカードが付いているマルチSIMの場合は、自分で端末に合うサイズに切り取りましょう。
なお、「SIMカードアダプター」を使えば、大きなSIMカードへのサイズ変更ができます。
SIMカードはサイズをよく確認しよう
SIMカードは、スマホを利用するうえで重要な役割を果たしています。端末によって対応サイズが異なるため、機種変更する場合は注意しましょう。
SIMカードをサイズ変更する方法まとめ
SIMカードのサイズは、サイズダウンならSIMカッター、サイズアップならSIMカードアダプターを使うと変更できます。
ただし、SIMカードは通信事業者から借りているもののため、切断するのはおすすめできません。
事業者によっては罰金を請求されることもあるので、通信会社にSIMカードの再発行を依頼するのが賢明です。
また、機種変更などで差し替えをする際には、紛失・破損しないように注意しましょう。
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