即日開通できる光回線はある？早く利用するコツや開通までのつなぎ解説

1人暮らしや新生活が始まって時間が経つと、インターネットの契約を視野に入れる人もいるでしょう。特にスマホのデータ消費が激しい人は、できる限り早くインターネットを導入したいところです。

インターネット回線のなかでも、光回線は通信の安定性が特徴です。

高速で快適な通信を実現したい人であれば、契約を検討している人もいるでしょう。「できれば即日で開通できるとよい」と考えている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、光回線の即日開通についてやスピーディーに開通するコツについて解説します。すぐにインターネットを導入したいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

即日開通できる光回線はない

即日開通できる光回線は存在しません。光回線は開通工事に時間がかかるためです。光回線の開通は、以下のステップで行います。

このうち、最も時間を要するのが工事業者との日程調整です。早くても1〜2週間、日程が合わないと1〜3ヵ月程度かかります。

工事は業者が自宅に来て屋内外の設備を調整します。工事をしないと光回線を使うための光ファイバーを室内に引き込めないため、即日利用はできません。

また、申し込み後の事務手続きや設備状況の確認などにも時間を要します。すべての手続きが申込日当日に完了することはまずないと考えてよいでしょう。

光回線の開通日の目安一覧

代表的な光回線の開通日目安を一覧にまとめました。各サービス内容も掲載しているので、契約時に役立ててください。

各サービス内容

	ソフトバンク光	ビッグローブ光	おてがる光	GMOとくとくBB光	DTI光	ドコモ光	@T COMヒカリ	楽天ひかり	フレッツ光 (フレッツ光ネクスト)	auひかり	So-net光	NURO光	コミュファ光	enひかり
料金(税込)	・マンション10ギガプラン：6,380円 ・マンション1ギガプラン：4,180円 ・戸建10ギガプラン：6,380円 ・戸建1ギガプラン：5,720円	マンション ・10ギガプラン：6,270円〜6,820円 ・1ギガプラン：4,378円 ファミリー ・10ギガプラン：6,270円〜6,820円 ・1ギガプラン：5,478円	・マンション：3,608円 ・ファミリー：4,708円 ・おてがる光クロス：6,160円	・マンション：4,290円 ・ファミリー：5,390円	・マンション：3,960円 ・戸建：5,280円	マンション ・10ギガ：5,940円〜8,250円 ・1ギガ：4,180円〜5,720円 戸建て ・10ギガ：5,940円〜8,250円 ・1ギガ：5,500円〜7,590円	・マンション：4,180円〜5,500円 ・ファミリー：5,610円〜7,040円 ・10ギガプラン：6,380円〜7,810円	・マンション：4,180円 ・ファミリー：5,280円	・マンションギガラインタイプ:3,355円~4,455円 (別途プロバイダ料金550円~) ・ ファミリーギガラインタイプ:5,940円 (別途プロバイダ料金550円~)	・ホーム10ギガ：6,248円〜 ・ホーム5ギガ：5,390円〜 ・ホーム1ギガ：5,390円〜 ・マンション：3,740円〜	So-net光 S： ・マンション3,400円 ・戸建4,500円 So-net光 M： ・マンション4,895円 ・戸建5,995円 So-net光 L： ・マンション5,995円 ・戸建7,095円	・2ギガプラン：980円〜5,200円 ・10ギガプラン：980円〜5,700円 ・20ギガプラン：8,517円 ・マンションプラン：2,090円〜3,630円	・マンション100メガ：4,620円 ・マンション1ギガ：4,620円 ・マンション10ギガ：6,490円 ・戸建300メガ：4,741円 ・戸建1ギガ：5,720円 ・戸建10ギガ：6,490円	・マンション：3,520円 ・戸建：4,620円
回線	フレッツ光 ネクスト	10ギガプラン：フレッツ 光クロス 1ギガプラン：フレッツ光	フレッツ光	フレッツ光	フレッツ光	フレッツ光	マンション・ファミリー：フレッツ光 10ギガプラン：フレッツ光クロス	フレッツ光	フレッツ光	KDDI	・フレッツ光 ・KDDI	独自回線	独自回線	フレッツ光
実測値	平均下り速度: 294.73Mbps	平均下り速度: 242.43Mbps	平均下り速度: 246.97Mbps	平均下り速度: 259.82Mbps	平均下り速度: 226.43Mbps	平均下り速度: 267.23Mbps	平均下り速度: 261.81Mbps	平均下り速度: 198.71Mbps	平均下り速度: 237.14Mbps	平均下り速度: 536.81Mbps	・So-net 光 S 平均下り速度: 132.56Mbps ・So-net 光 M 平均下り速度: 167.83Mbps ・So-net 光 L 平均下り速度: 201.22Mbps	平均下り速度: 623.76Mbps	平均下り速度: 664.0Mbps	平均下り速度: 328.95Mbps
事務手数料	3,300円	1,100円〜3,300円	2,200円	3,300円	3,300円〜	3,300円	3,300円	880円〜1,980円	880円	3,300円	3,500円	3,300円	770円	2,200円〜3,300円
スマホセット割	・ソフトバンク ・ワイモバイル	・au ・UQモバイル ・BIGLOBEモバイル	–	–	・au ・DTI SIM	ドコモ(eximo、irumo)	・LIBMO ・au ・UQモバイル	–	–	・au ・UQモバイル	NUROモバイル	・ソフトバンク ・NUROモバイル	・au ・UQモバイル	・UQモバイル ・ahamo ・povo ※enひかりの利用料金が割引
支払方法	・口座振替 ・クレジットカード ・Yahoo!ウォレット	・口座振替 ・クレジットカード	・口座振替 ・クレジットカード	・クレジットカード	・口座振替 ・クレジットカード	・口座振替 ・クレジットカード	・口座振替 ・クレジットカード ・KDDI請求	・口座振替 ・クレジットカード ・デビットカード	・口座振替 ・クレジットカード ・請求書	・口座振替 ・クレジットカード ・コンビニ払い	・口座振替 ・クレジットカード ・NTT請求 ・KDDI請求	・クレジットカード ・口座振替 ・NTT請求 ・ソフトバンクまとめて支払い ・auかんたん決済	・口座振替 ・クレジットカード	・口座振替 ・クレジットカード ・請求書

※平均下り速度は、「みんなのネット回線速度」の2024年9月直近3ヵ月のデータを引用しています。

おおむね1ヵ月程度かかりますが、なかには数日程度で開通できる光回線もあります。次章では、特にスピーディーな開通が期待できる光回線を紹介します。

早く開通できる可能性が高いおすすめ光回線

比較的開通までの期間が短く、早期開通が期待できるおすすめの光回線は、以下の3つです。

※平均速度は、「みんなのネット回線速度」の2024年9月直近3ヵ月のデータを引用しています。

すぐに光回線を導入したい人は、ぜひ契約を検討してみてください。

ソフトバンク光｜最短6営業日で開通

※平均下り速度は、「みんなのネット回線速度」の2024年9月直近3ヵ月のデータを引用しています。

ソフトバンク光は最短6営業日で開通できます。光回線としてはスピーディーに導入できるため、急いでインターネットを使いたい人におすすめです。

利用期間によって料金が変わらないシンプルなプランとなっており、毎月の通信費を把握しやすいのも特徴です。

また、工事費用のキャッシュバックが受けられるため、初期費用の負担も減らせます。

ソフトバンクやワイモバイルのスマホを使っている場合、セット割を利用できるためさらにお得です。

【ソフトバンク光公式】詳細はこちら

ビッグローブ光｜3つのキャリア・格安SIMでセット割適用

※平均下り速度は、「みんなのネット回線速度」の2024年9月直近3ヵ月のデータを引用しています。

ビッグローブ光は最短10日程度で開通できます。料金は最安4,000円台からでリーズナブルです。

工事費用は新規申し込みで実質無料となるため、初期費用は手数料のみです。ただし、土日に工事をする場合は追加料金がかかるため、工事はできるだけ平日に行いましょう。

ビッグローブ光も、ソフトバンク光と同様にスマホとセット契約で割引を受けられます。割引を受けられるのはau・UQモバイル・BIGLOBEモバイルです。

該当キャリアを使っている人は、ぜひ契約を検討してみてください。

【ビッグローブ光】詳細はこちら

おてがる光｜サポート体制が充実

引用：【おてがる光】公式サイト

※平均下り速度は、「みんなのネット回線速度」の2024年9月直近3ヵ月のデータを引用しています。

おてがる光は最短1週間で開通が可能です。マンションプランは3,000円台で契約できるため、料金負担を最小限に抑えられます。

工事費用も実質無料キャンペーンが利用できるため、初期費用は事務手数料のみです。

サポート体制が充実しているのも特徴です。駆けつけ対応や電話、リモートでのサポートオプションが用意されています。

公式LINEアカウントでもサポートを行っています。24時間対応のため、いつでも気軽に問い合わせ可能です。

不明な点がある場合は、LINEで問い合わせてみましょう。

【おてがる光】詳細はこちら

光回線をできるだけ早く開通させるコツ

光回線をできるだけ早く開通させるには、以下の3つのコツを押さえることが大切です。

日程の調整方法や回線選びを工夫して、早期開通を目指しましょう。

開通工事の立会い日の予定を空けておく

開通工事の立会い日は、必ず予定を空けておきましょう。

光回線の開通工事には立ち会いが必要です。自宅の屋内外で工事が行われるため、工事日には必ず家にいる必要があります。

立会い日に予定を入れてしまったり仕事をしなければならなかったりすると、日程を再調整しなければならず、光回線の開通がさらに遅れてしまいます。

立会い日の予定を事前に空けておくことで、スムーズに光回線の導入を進められます。

閑散期の平日に開通工事を指定する

光回線の工事は時期によって混み具合が異なります。工事の日程は閑散期かつ平日がおすすめです。

一般的に、引っ越しが多い3月や新生活がスタートする4月は混み合う傾向にあり、工事業者の空き日程が埋まっていることも考えられます。

一方、ゴールデンウィーク後の5月から夏場までは、引っ越しや転勤が少ないため、比較的日程が空いている可能性が高いです。すぐに光回線を開通したいのであれば、5月〜7月あたりで工事日程を調整しましょう。

また、工事日は料金面でも平日がおすすめです。休日は工事に追加料金が発生する場合があります。

余計な支出をしたくない人は、できる限り平日で日程調整するとよいでしょう。

自宅の配線状況に合った光回線を契約する

賃貸物件の場合、すでに部屋まで光ファイバーが引き込まれている場合があります。

例えば、コンセントの近くに「光」と書かれた端子が備え付けてある場合は、高い確率で光ファイバーが整備されています。

設備が整っている場合は、工事業者と対面しての工事（派遣工事）は必要ありません。事業者側での設定や手続きが完了すれば、すぐに利用できるようになります。

「光」と書かれたコンセントがある物件では、利用シェアの高いフレッツ光回線が敷かれているケースが多いです。

しかし、稀にそれ以外の回線が敷かれている場合もあるため、自分の住む物件にどの回線が敷かれているか、フレッツ光のWebサイトなどで確かめておくとよいでしょう。

光回線が開通するまでのネット環境はどうすればいい？

光回線が開通するまでの間にインターネットを使いたい場合は、以下の方法を試しましょう。

スマホのデータ通信がすぐ速度制限されてしまう人や、開通まで期間が空く人はぜひ検討してみてください。

開通までのつなぎサポートがある光回線を申し込む

開通までつなぎサポートがある光回線を申し込めば、工事までの期間もインターネットが使えます。

例えば、ソフトバンク光やNURO光では、開通までの間にモバイルルーターのレンタルが可能です。

モバイルルーターをレンタルできれば、開通までの間もスマホのデータ容量を消費せずにインターネットができます。

開通までのサポートがあるプロバイダは貴重なため、工事完了までの間に通信できなくなると困るという人は、契約を検討してみましょう。

ポケット型WiFiをレンタルする

ポケット型WiFiをレンタルすれば、開通までのつなぎ期間も快適にインターネット利用が可能です。

レンタルWiFiはWebで申し込み、端末を受け取ります。使う端末やプランなどを選べるため、状況に合わせてレンタルが可能です。

工事日程の調整後に工事日当日までWiFiをレンタルすれば、光回線の開通前にもインターネットが使えます。開通まで待ちきれない人は、WiFiをレンタルしておけば安心でしょう。

ただし、レンタルWiFiは借りている期間が長くなるほど料金がかかります。レンタル期間によっては光回線の月額料金よりも高くなる場合があり、結果的に初期費用が大幅に増えてしまう可能性があります。

料金が気になる場合は、どうしても必要な場合のみ申し込むようにするとよいでしょう。

以下の記事では、おすすめのレンタルポケット型WiFiを詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

光回線以外なら最短翌日使える回線もある

すぐに使えるネット環境を求めるなら、光回線以外の選択肢も検討しましょう。主に検討すべきなのは、以下の2つです。

自宅用にすぐ導入できる「ホームルーター」

ホームルーターはコンセントに挿すだけで利用開始できるのが特徴です。初期設定をすれば、端末が届いたその日からインターネットが使えます。

また、光回線よりも料金が安く設定されています。速度と料金のバランスが良く、長く使いやすいサービスです。

なかにはスマホとのセット割引が適用されるものもあり、通信費の削減ができます。

回線は携帯回線やWiMAXが利用可能です。より高速通信をしたいならWiMAXが適しています。

以下の記事では、ホームルーターのおすすめ4社を徹底比較しています。ホームルーターに興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。

持ち運びもしたいなら「ポケット型WiFi」

ポケット型WiFiは持ち運びが可能で、屋内外で利用できるのが特徴です。

通勤時やドライブ時などで使えるため、屋外でスマホをよく使う人に向いています。料金は光回線やホームルーターよりも安く、費用負担を最小限に抑えたい人にも最適です。

回線は携帯回線やWiMAXが利用できます。ただし、ホームルーターよりも速度が不安定な場合があります。

また、端末やプランによって使えるデータ量が異なるため、利用頻度に合わせて最適なデータ容量のものを選びましょう。

以下の記事では、おすすめのポケット型WiFiを徹底比較しています。WiFiルーターを持ち歩きたい方は、ぜひこちらも参考にしてください。

まとめ

本記事では、光回線の即日開通やスピーディーに開通するコツについて解説しました。

残念ながら、光回線は工事が必要なため即日開通ができません。すぐにインターネット環境を整えたい人は、ホームルーターやポケット型WiFiなど別のネット回線の契約を検討しましょう。

なお、工夫次第では光回線の開通工事を早いタイミングで行うことが可能です。開通までの期間が短い光回線を契約すれば、スピーディーに利用開始できます。

光回線を早期開通できるよう、回線選びや工事日程の調整などを工夫してみてください。