プロバイダのおすすめ徹底比較！選ぶポイントや注意点も解説

光回線のようなネット回線を利用するにはプロバイダとの契約が必須です。

プロバイダには様々な企業があり、料金や回線、通信速度などが異なります。しかし、選択肢が多いゆえにどのプロバイダと契約すればよいか悩みがちです。

特に一人暮らしを始める人や戸建を購入した人は「新しく光回線を契約したい」「引っ越しを機に乗り換えたいがどこと契約するか迷っている」と考えているのではないでしょうか。

この記事では、おすすめのプロバイダ6社のサービス内容を比較します。

また、プロバイダ選びのポイントや契約時の注意点、光回線以外におすすめのネット回線を紹介します。

プロバイダと契約して快適にインターネットを楽しみたい人は、ぜひ参考にしてください。

おすすめのプロバイダ6社比較

おすすめのプロバイダ6社は以下の通りです。

※実質月額料金は、1ギガプラン（NUROモバイルは2ギガプラン）を3年間利用し、キャッシュバック（オプション加入なし）を加味した平均の月額料金です。

※平均通信速度は、「みんなのネット回線速度」に掲載されている2024年7月直近3ヵ月のデータを引用しています。

サービス内容を比較しながら、最適なプロバイダを選択しましょう。

irumoやeximoもセット割対象のドコモ光

月額料金(税込)	戸建て10ギガ・マンション10ギガ：6,380円 戸建て1ギガ：5,720円 マンション1ギガ：4,400円
実質月額料金	戸建て：5,442円 マンション：4,122円
対応エリア	NTT東日本･西日本のフレッツ光提供エリアと同じ
下り平均通信速度	273.07Mbps
スマホセット割(税込)	ドコモ：毎月1,100円割引
手数料(税込)	事務手数料：3,300円
工事費用(税込)	ドコモ光 タイプA／タイプB／単独タイプ／ahamo光22,000円 ドコモ光 タイプC 戸建タイプ19,800円 ドコモ光 タイプC マンションタイプ16,500円
支払方法	口座振替 クレジットカード

ドコモ光は、ドコモユーザーにおすすめのプロバイダです。ドコモとドコモ光をセットで契約すれば、携帯料金が毎月1,100円(税込)割り引かれます。

2023年に発表されたドコモの新プラン「irumo」や「eximo」も割引対象です。ただし、irumoの0.5GBプランやahamoは割引の対象外です。

ドコモ光はフレッツ光回線を利用するため、全国のあらゆる地域で利用できます。工事費は住まいの設備によって金額が変わりますが、新規契約の場合は無料です。

【ドコモ光公式】詳細はこちら

auスマホがお得になるauひかり

※内容は記事更新日時点の情報です。最新の情報については必ず公式サイトをご確認ください。

月額料金(税込)	ホーム10ギガ・5ギガ：5,390円〜5,940円 ホーム1ギガ：5,390円〜5,610円 マンション：2,585円〜
実質月額料金	戸建て：4,806円 マンション：1,752円〜
対応エリア	【北海道】 北海道 【東北】 青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県 【関東】 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県 【甲信越】 山梨県、長野県、新潟県 【北陸】 富山県、石川県、福井県 【中国】 広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県 【四国】 香川県、徳島県、愛媛県、高知県 【九州】 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、宮崎県、熊本県、鹿児島県 ※一部地域を除く
下り平均通信速度	535.28Mbps
スマホセット割(税込)	au・UQモバイル：毎月最大1,100円割引
手数料(税込)	事務手数料：3,300円
工事費用(税込)	戸建て41,250円 マンション33,000円
支払方法	口座振替 クレジットカード コンビニ払い

auひかりは、独自回線による高速通信が可能な光回線です。フレッツ光ではないオリジナルの回線を使うことでユーザーが混雑せず利用でき、高速通信を実現しています。

下り平均通信速度は535.28Mbpsと速く、株式のトレードやオンラインミーティングなど負荷がかかりリアルタイム性が求められる作業でも快適にこなせます。

また、auやUQモバイルユーザーであれば、毎月のスマホ代が最大1,100円(税込)が割引されるためお得です。

家族全員のスマホ代が安くなるため、家庭の通信費の負担を抑えられます。

【auひかり】詳細はこちら

割引額が大きいワイモバイルのソフトバンク光

月額料金(税込)	戸建て10ギガ・マンション10ギガ：6,380円 戸建て1ギガ：5,720円 マンション1ギガ：4,180円
実質月額料金	戸建て：4,609円 マンション：3,069円
対応エリア	NTT東日本･西日本のフレッツ光提供エリアと同じ
下り平均通信速度	302.43Mbps
スマホセット割(税込)	ソフトバンク：毎月1,100円割引 ワイモバイル：毎月最大1,650円割引
手数料(税込)	事務手数料：3,300円
工事費用(税込)	31,680円
支払方法	口座振替 クレジットカード Yahoo!ウォレット

ソフトバンク光は、ソフトバンクやワイモバイルユーザーにおすすめのプロバイダです。

ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアのなかでも、料金体系が比較的シンプルです。毎月どれくらいの料金がかかるかが見えやすく、家計管理が楽になります。

工事費は、キャンペーンを利用することで割引されるため実質無料です。

また、ソフトバンクユーザーは毎月1,100円(税込)、ワイモバイルユーザーは毎月最大1,650円(税込)割引されます。

特に、ワイモバイルは割引額が他社よりも大きいため、毎月の通信費負担を減らせます。

【ソフトバンク光公式】詳細はこちら

毎月5,000円以下で安いGMOとくとくBB光mini

月額料金(税込)	戸建て：4,400円 マンション：3,300円
実質月額料金	戸建て：4,261円 マンション：3,161円
対応エリア	フレッツ光と同エリア
下り平均通信速度	255.93Mbps
スマホセット割	なし
手数料(税込)	事務手数料：3,300円 ルーターレンタル料：月額330円
工事費用(税込)	28,600円
支払方法	クレジットカード

GMOとくとくBB光miniは、料金の安さが特徴のプロバイダです。マンションタイプは月額3,300円(税込)、戸建てタイプは月額4,400円(税込)で光回線を利用できます。

月額330円(税込)のルーターレンタル代を合わせても毎月5,000円以下のため、できるだけ安いプロバイダを契約したい人向けです。

工事費用は36ヵ月間の利用で実質無料です。乗り換え時には最大91,000円のキャッシュバックを受けられるため、実質料金はさらに安くなります。

また、GMOとくとくBB光miniは契約期間の縛りがありません。乗り換えたいときにいつでも解約できるため、引っ越しで住む地域が変わっても負担なく契約を終えられます。

【GMOとくとくBB光】詳細はこちら

多くのキャリアでセット割適用のビッグローブ光

月額料金(税込)	戸建て10ギガ・マンション10ギガ：6,270円～6,820円 戸建て1ギガ：5,478円 マンション1ギガ：4,378円
実質月額料金	戸建て：4,784円 マンション：3,684円
対応エリア	フレッツ光と同じエリア
下り平均通信速度	246.18Mbps
スマホセット割(税込)	au・UQモバイル：毎月最大1,100円割引 BIGLOBEモバイル：毎月220円割引
手数料(税込)	初期費用：1,100円〜3,300円
工事費用(税込)	28,600円
支払方法	口座振替 クレジットカード

ビッグローブ光は実質料金が安く、au系列のスマホを利用している人におすすめのプロバイダです。

1ギガプランは月額4,000円〜5,000円台前半と安く使えます。

スマホとのセット契約で割引となるキャリアも豊富で、au・UQモバイル・BIGLOBEモバイル契約者はスマホ料金が割り引かれます。

格安SIMの料金が割り引かれるプロバイダは貴重です。割引額はキャリアほど大きくありませんが、通信費負担が減るため該当キャリアを利用している方におすすめです。

工事費は実質無料、事務手数料も新規契約では1,100円(税込)と安く、負担なく光回線を導入できます。

ただし、土日に工事を行う場合は3,300円(税込)の追加料金がかかります。工事はできる限り平日に行えるよう調整しましょう。

【ビッグローブ光】詳細はこちら

ソフトバンクユーザーにおすすめのNURO光

出典:NURO光

月額料金(税込)	2ギガ：980円〜5,200円 10ギガ：980円〜5,700円 20ギガ：8,517円 マンション：2,090円〜3,630円
実質月額料金	戸建て：2,127円 マンション：2,090円〜
対応エリア	【北海道】 北海道 【東北】 宮城県、福島県、山形県※東北エリアは10Gのみ提供 【関東】 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県 【東海】 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県 【関西】 京都府、大阪府、兵庫県、滋賀県、奈良県 【中国】 広島県、岡山県 【九州】 福岡県、佐賀県 ※一部地域を除く
下り平均通信速度	650.25Mbps
スマホセット割(税込)	NUROモバイル：1年間最大1,100円割引 ソフトバンク：毎月最大1,100円割引
手数料(税込)	事務手数料：3,300円
工事費用(税込)	44,000円
支払方法	クレジットカード 口座振替 NTT請求 ソフトバンクまとめて支払い auかんたん決済

NURO光は、独自回線による速度の速さが特徴のプロバイダです。下り平均通信速度は650.25Mbpsと高速で、負荷のかかる作業も快適に行えます。

マンションタイプの料金が月額2,090円(税込)からと安く、賃貸物件住まいの人におすすめです。

一方、戸建プランは特典利用により1年間980円(税込)での運用ができますが、2年目以降は5,200円(税込)〜5,700円(税込)とやや高めです。

スマホセット割を利用すれば、通信費の負担を減らせます。ソフトバンクのほかに、格安SIMのNUROモバイルでもセット割を利用可能です。

【NURO光公式】詳細はこちら

プロバイダを選ぶポイント

契約するプロバイダを決めるときの重要ポイントを解説します。プロバイダを選ぶ際は、以下の5点を確認しましょう。

特典を含む実質料金で比較する

プロバイダ選びでは月額料金だけではなく、初期費用や特典でのキャッシュバックを加味した実質料金での比較が重要です。

実質料金で比較すれば、本当にお得なプロバイダがどれかがわかります。

プロバイダによっては月額料金の割引が適用されたり、工事費用や解約違約金の一部がキャッシュバックされたりするものがあります。

これらの特典を活用すれば、通常契約するよりも負担なく光回線の利用が可能です。

主な割引や特典の例は以下の通りです。実質負担がどれくらいになるかを想定しながら各プロバイダを比較しましょう。

▼プロバイダ別の割引・特典例

ドコモ光	最大10万円キャッシュバック（諸条件あり）
ソフトバンク光	工事費実質無料
NUROモバイル	月額料金が1年間980円(税込)

毎月のスマホ代がお得になるスマホセット割が適用されるか

光回線を契約する際は、スマホセット割の有無を確認するのがおすすめです。

スマホセット割を利用すれば毎月のスマホ代が安くなるため、家庭の通信費負担を減らせます。

割引される料金は、契約するスマホキャリアやプロバイダによって異なります。使っているスマホキャリアが割引の対象かどうか、事前に確認しておきましょう。

大手キャリアのドコモ・au・ソフトバンクや、サブブランドのUQモバイル・ワイモバイルなどでセット割を利用できます。

▼プロバイダ別スマホセット割の例

ビッグローブ光	au・UQモバイル：毎月最大1,100円(税込)割引 BIGLOBEモバイル：毎月220円(税込)割引
ドコモ光	ドコモ：毎月1,100円(税込)割引
NURO光	NUROモバイル：1年間最大1,100円(税込)割引 ソフトバンク：毎月最大1,100円(税込)割引

住んでいる地域に対応しているか確認する

プロバイダの対応エリアを確認しておけば、自分の居住地域で快適に使えるかどうかがわかります。

主に使える回線はフレッツ光と独自回線の2つです。プロバイダごとに取り扱っている回線が異なるため、使えるエリアが変わってきます。

フレッツ光はNTT東日本またはNTT西日本が提供する回線のため、全国で利用できます。

エリアや回線種類にこだわりがない人やフレッツ光でないと光回線が使えない人は、フレッツ光回線を利用するプロバイダを契約しましょう。

独自回線は回線が混雑しにくく速度が出やすいですが、対応エリアは限られます。回線対応エリア外に住んでいる人が契約しても、居住地ではその回線が使えません。

独自回線を提供するプロバイダが気になる人は、事前に対応しているエリアをチェックしておきましょう。

戸建かマンションか

自分が住む建物が戸建てかマンションかでプロバイダと契約するプランや料金が異なります。一般的に、マンションタイプの方が料金が安く、戸建タイプはやや料金が高めです。

ただし、割引や特典により価格は変わります。実質料金を見ながらプランを比較しましょう。

また、工事の際にも注意が必要です。特にマンション住まいの人はチェック事項が多いです。

マンションで光回線を利用する場合、物件の設備状況によって工事の内容や費用が変わります。住んでいるマンションのタイプを確認したうえで、最適なプランを契約してください。

WiFiが設置されているマンションであれば、光回線を別途設置してよいか管理会社または大家さんに問い合わせておきましょう。

プロバイダで異なる実測速度で比較する

光回線は安定した高速通信が可能ですが、通信速度はプロバイダによって異なります。通信速度が気になる人は、プロバイダごとの実測速度をチェックしておきましょう。

どの回線も十分な速さがあり、動画視聴やブラウジングなどでは問題なく使えます。なかでも独自回線は混雑する可能性が低く、安定した高速通信が期待できます。

auひかりやNURO光は独自回線でサービスを提供しているため、通信速度を重視したい人におすすめです。

プロバイダを契約する際の注意点

プロバイダを契約する際は、以下の2点に注意しましょう。

注意点がデメリットだと感じる場合は、光回線以外のネット回線契約も検討しましょう。

開通工事に時間がかかる

光回線を使うには回線の開通工事が必要です。開通工事は業者と日程調整のうえ、立会いで行う必要があります。

日程調整がうまくいっても2〜4週間程度、混雑していると数ヵ月間工事を待たなければなりません。

開通工事前はネット回線を利用できないため、人によっては不便に感じるでしょう。

キャッシュバックの条件が複雑

光回線を契約すると、特典やキャッシュバックが受けられます。

しかし、最大額の特典の適用を受けるには、複雑な条件を達成しなければなりません。

例えば、ドコモ光では最大10万円のキャッシュバックを行っています。ただし、適用されるのは、GMOとくとくBBのホームページから申し込んだ場合のみです。

また、以下の適用条件をクリアする必要があります。

また、最大10万円というのは、ドコモ光単体の申し込みで10,000円、ドコモ光＋dアニメストアの申し込みで12,000円などすべての条件を満たした場合の合計金額です。

条件を把握せずに申し込むと、キャッシュバック額が思ったほど高くなく後悔するケースもあるので注意しましょう。

プロバイダについてよくある質問

プロバイダについてよくある質問や疑問点をまとめました。プロバイダ選びや契約時の参考にしてください。

おすすめプロバイダの比較まとめ

おすすめのプロバイダ6社のサービス内容やプロバイダ選びのポイント、契約時の注意点、光回線以外におすすめのネット回線について解説しました。

プロバイダを選ぶ際は料金や通信速度など、様々な項目を比較する必要があります。

特に、実質料金や通信速度、対応エリアは快適にインターネットを使えるかどうかを見極めるための重要な項目です。

スマホセット割やキャッシュバックキャンペーンなど、特典を利用できるかどうかもチェックしておくとよいでしょう。

自分が重視するポイントに合わせて最適なプロバイダを選び、インターネットを楽んでください。