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- 更新日:2024年07月05日
ポケット型WiFiの対応エリア確認方法をキャリア別で解説!お試しで不安を解消
![ポケット型WiFiの対応エリア確認方法をキャリア別で解説!お試しで不安を解消](https://www.kashi-mo.com/media/uploads/3000/06/pocketwifiarea.png)
※当記事はPRを含みます。詳しくはこちら。
※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。
ポケット型WiFiの利用には、対応エリアの確認が重要です。例えば、
・使えない地域はどこ?
・どこでも繋がる?
・海外でも使える?
こうした疑問を解消するために、本記事ではポケット型WiFiの対応エリア確認方法や注意点を解説します。これを読めば、対応エリアの確認方法がすぐに分かります。回線別でも紹介しているので、ぜひご覧ください。
目次
ポケット型WiFiは種類によって対応エリアが違う
ポケット型WiFiは以下の4種類があり、それぞれ対応エリアが異なります。
ポケット型WiFi4種類
- 3大キャリア
- WiMAX
- クラウドSIM
- 楽天モバイル
3大キャリアは独自回線を保有している通信事業者の「ドコモ・au・ソフトバンク」で、対応エリアは各社が設置を進めている基地局の場所や数で異なります。
WiMAXはauが提供しているUQ WiMAXの回線を使用しているため、auの対応エリア内ならどこでも利用できます。
クラウドSIMは時間帯や混雑状況に合わせて3大キャリアの回線を利用できます。そのため、ドコモ・au・ソフトバンクの対応エリア内であれば利用できます。
楽天モバイルは、以前はドコモ・auの回線を利用していましたが、現在は独自回線の対応エリアを拡大しています。
対応エリアの注意点
ここではポケット型WiFiの対応エリアを確認する前に知って欲しい注意点について解説します。
「日本全国どこでもつかえる」訳ではないので、契約前に以下の点を確認することがおすすめです。
注意点
- エリア内でも使えないこともある
- エリアはキャリアによって異なる
対応エリア内でも使えないことも
ポケット型WiFiは各社の対応エリア内でも繋がらないことがあります。
繋がらない、繋がりにくい場所は地下やコンクリートに囲われた部屋、エレベーター内です。
基本的にSIMカードを挿していてもスマホが使えない場所と同じ、基地局から電波が届かない場所になります。
特に気密性の高い浴室内やエレベーターの中はポケット型WiFi以外でも電波が繋がりにくくなります。
利用可能な回線と通信速度
対応エリアは同じキャリアでも回線によって異なります。
例えば3種類の5G回線を提供しているドコモなら、最も通信速度が速い28GHzの5G回線の対応エリアは主要な駅周辺などだけで、その他エリアは通信品質が低い4.5GHz・3.7GHz・3.5GHz・3.4GHz・2GHz・700MHzしか利用できません。
また、28GHz帯の回線を利用できるのは原宿駅・新宿駅・名古屋駅・大阪駅周辺などの人混みがかなり多いエリアのみとかなり限定されています。
この理由は、周波数帯の数字が大きくなるほど「通信速度は速く・電波の届く広さは広く」なります。例えば、28GHzは700MHzより通信速度が速いですが、電波の届く広さは狭くなります。
しかし、3.4GHzほどの周波数帯でも快適にインターネットを利用できるため、心配いりません。
回線別の対応エリア
対応エリアは、キャリアやそのキャリアが提供している回線によっても異なります。
また、普及と共に5Gの対応エリアも広がっています。
そこで、ここでは各キャリアの対応エリア・回線・特徴を解説します。
ドコモの対応エリア
![ドコモの対応エリア](https://www.kashi-mo.com/media/uploads/3000/06/docomo_area.png)
![ドコモの対応エリア](https://www.kashi-mo.com/media/uploads/3000/06/docomo_area_color.png)
出典:ドコモ公式サイト
※東京23区とその周辺地域の対応エリア
ドコモでは、以下の回線別の対応エリアを公式サイトで公開しています。
- 5G
- LTE
- FOMA
また、5Gでは以下の対応エリアを確認できます。
- 5Gエリア(28GHz)
- 5Gエリア(4.5GHz,3.7GHz)
- 5Gエリア(3.5GHz,3.4GHz,2GHz,700MHz)
- LTEエリア
- 海上エリア
- 5G利用可能スポット(28GHz対応)
- 5G利用可能スポット
神奈川県横浜市鶴見区での速度を例に挙げると、下りは217.81Mbps~831.63Mbpsで平均は570Mbpsほどです。遅くても200Mbpsは出るので、快適にインターネットを利用できます。
ドコモでは5Gエリアの中でも最速の28GHzに対応していないエリアでもスポットで28GHz回線を利用できます。
ドコモの5Gエリアで使える2024年6月16日時点の対応エリアは以下の通りですが、順次に公開予定のエリアもチェックできます。
対応エリアや回線の詳しい対応エリアは公式サイトからチェックできます。
ドコモ対応エリア確認方法
サービスエリアマップから確認する方法
- サービスエリアマップを開く
- サービスの種類を選ぶ
- 機種で絞る場合 – ご利用機種のメーカーと機種名を選ぶ
住所で絞る場合 – 住所で検索の都道府県と市区群を選ぶ
手入力で絞る場合 – 検索ボックスに住所の一部や施設名などを入力する
au・WiMAXの対応エリア
![](https://www.kashi-mo.com/media/uploads/3000/06/au_area.png)
出典:au公式サイト
※東京23区とその周辺地域の対応エリア
auやWiMAX系列はすべて同じ回線を利用しており、au公式サイトやUQ WiMAX公式サイトでは以下の回線の対応エリアを確認できます。
- 5G sub6 (28GHz)(6GHz以下の周波数。)
- 5G ミリ波 (3.7GHz・4.0GHz・4.5GHz)
- 5G NR化 (700M〜3.5Ghzの4G LTE)
- 4G LTE
- 4G LTE 海上エリア
Sub8・ミリ波・NR化とは
Sub6とは
Sub6は6GHz未満の周波数帯を意味します。
日本では主に5Gの3.7GHzと4.5GHzが使用されます。
ミリ波とは
ミリ波は30GHz~300GHzを意味しますが、28GHzはそれに近い周波数のため、ミリ波に含まれることがあります。
高周波数帯のため、高速や同時接続台数が多い状況での通信品質が高いです。
高周波数帯のため、高速や同時接続台数が多い状況での通信品質が高いです。 しかし、電波が届く範囲は狭いため、かなり人混みが多いエリアなど、スポットで利用されています。
NR化とは
NR化とは「4G LTE」の周波数帯を5Gに置き換えることで、5G対応エリアを拡大することを意味します。
auは周波数の異なるSub6・ミリ波・NR化の特徴を活かし、5Gエリアを拡大しているため、人の多いエリアでは高速通信のsub6やミリ波を活用することで快適にインターネトを利用できるエリアを拡大しています。
2024年2月後半の速度例は、青森県青森市で下りが77.41Mbps~8.69Mbps、上りが17.84Mbps~3.39Mbpsとなっています。
高画質での動画視聴に必要な下り速度10~15Mbpsを下回る時間帯もありますが、SNSやWEB閲覧は快適に行えます。
対応エリアや詳細は公式サイトからチェックできます。
WiMAX対応エリア確認方法
サービスエリアマップから確認する方法
- 対応サービスエリアのページを開く
- 地図の中から見たいエリアの都道府県を選ぶ
- 検索したいサービス・モードを選択する
- 拡大して自分の住んでいるエリアの色を確認する
- 今後の情報も確認できる
ピンポイントエリア判定から確認する方法
- 対応サービスエリアのページを開く
- 地図の中から見たいエリアの都道府県を選ぶ
- 画面上部の虫眼鏡マークを選び、右側に検索画面を出す
- 下側の場所選択の検索窓に探したい場所を入力する
- エリア状況が表示される
ソフトバンクの対応エリア
![](https://www.kashi-mo.com/media/uploads/3000/06/softbank_area.png)
出典:ソフトバンク公式サイト
※東京23区とその周辺地域の対応エリア
ソフトバンクの5G対応エリアも他キャリアと同様に幅広い地域をカバーしていますが、利用できる周波数帯は以下の通り、少なくなっています。
- 5G (28GHz)
- 5G (3.7GHz)
- 5G (700MHz・1.7GHz・3.4GHz)
- 4G / 4G LTE
- 3G (石川県のみ)
- 海上・水上でおおよそ利用可能
ソフトバンクでは、AIを活用し、通信品質が低下しているエリアを細かく分析することで、通信品質の改善を行っています。
また、災害への対策も入念に行っており、耐震性に優れ、停電時も最長72時間の稼働ができるなど、通信環境の整備に力を入れています。
大規模イベントでは移動式の基地局を利用することで、通信混雑の緩和やどこでも快適にインターネットを利用できる体制を整えています。
「Pocket WiFi 5G A101ZT」の速度例は、北海道愛別町で下りが13.00Mbps~3.46Mbps、上りが22.12Mbps~2.96bpsとなっています。
対応エリア拡大が比較的に進んでいない北海道での計測のため、低めの結果になっていますが、平均速度は下りが31.07Mbps、上りが12.05Mbpsと快適にインターネットを利用できる水準です。
以下は東京23区とその周辺の対応地域です。細かい対応地域はソフトバンク公式サイトでチェックできます。
ソフトバンク対応エリア確認方法
サービスエリアマップから確認する方法
- サービスエリアマップを開く
- 製品カテゴリを選ぶ
- メーカーを選ぶ
- 機種名を選択する
- エリアを選択する – 地図で都道府県を選択する
楽天モバイルの対応エリア
![](https://www.kashi-mo.com/media/uploads/3000/06/rakutenmobile_area.png)
出典:楽天モバイル公式サイト
※東京23区とその周辺地域の対応エリア
楽天モバイルは新たな基地局の設置を行い、独自回線への切り替えを進めています。利用できる回線は以下の通りです。
- 5G Sub6
- 5G ミリ波
- 4G LTE
2024年7月4日に計測した山口県宇部市での速度例は、下りが42.49Mbps~23.37Mbps、上りが13.5Mbps~2.65Mbpsになっています。最低でも下り20Mbps以上と、動画も快適に視聴できます。
楽天モバイルは地下のデータ高速無制限エリアや、ローミング可能な国と地域の拡大にも力を入れており、追加設定なしで海外でも毎月2GBまで無料で使えます。
データローミングとは
データローミングは、契約している通信事業者の通信設備と接続し、海外でも現地の回線を利用できる仕組みです。
しかし、データローミングの時間が長いと通信料金が高額になる恐れがあるので、利用には注意が必要です。
以下で紹介している東京23区とその周辺以外の対応地域や詳細は楽天モバイル公式サイトでさらに詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
楽天モバイル対応エリア確認方法
サービスエリアマップから確認する方法
- サービスエリアマップを開く
- 検索ボックスで住所・建物名を入力し検索する
クラウドSIMの対応エリア
クラウドSIMは日本国内なら3大キャリアの回線をどれでも利用できるため、au・ドコモ・ソフトバンクの対応エリア内であれば利用できます。
また、クラウドSIMは世界100以上の国と地域でも、その国の回線に接続できます。渡航前の手続きや、言葉の通じない海外で契約する手間がかからず、端末を持っていくだけとどこでもカンタンに利用できます。
お試しキャンペーンで契約前に不安を解消
WiMAXやクラウドSIMの一部サービスでは、本契約前に数週間~1か月ほど実際に使って試せる「お試しキャンペーン」を行っています。
「通信速度はどれくらい?」「家の中でつながりにくい場所はある?」などの不安を解消できます。
ここではWiMAXとクラウドSIMのお試しキャンペーンについて紹介します。
WiMAXなら事前に使って試せるTry WiMAX
WiMAXへの乗り換えや、初めてのポケット型WiFiにWiMAXを選ぼうと考えている方におすすめなのがお試しできる「Try WiMAX」です。
2024年6月27日時点では、WiMAXのホームルーターとポケット型WiFiを15日間無料でお試しできます。
そのため、通信速度・安定性・家の中でも使えるか・複数台でも同時接続できるかなどの心配を契約する前に実際に利用してチェックできます。
申し込み方法はUQ WiMAX公式サイトから以下の流れで行えます。
Try WiMAX申し込みの流れ
- 仮登録:重要事項説明への同意
- 認証URL・認証コード送信用のメールアドレスを入力
- フォーム入力
- お申し込み完了後、「本申込登録完了」メールをお送りします
試してみて不便と感じたら契約する必要はないので、気軽に試せます。「ポケット型WiFiの利用が初めてで、どんな感じが知りたい」方にもおすすめなので、ぜひお試しください。
クラウドSIMのお試しキャンペーン
多くのクラウドSIMサービスがお試しキャンペーンを行っています。
例えば、「AiR-WiFi」なら1か月と他サービスよりもお試し期間が長く、ルーターも容量100GBまたは20GBの3種類から選べます。
また、「モンスターモバイル」なら14日間のお試しキャンペーンで、2年契約の全プランの中から選べます。
注意点として、契約手数料がかかることや、使えるデータ容量が決められていることなどがありますが、「ポケとWiFiがどんな感じか知りたい」「今使っているポケット型WiFiより使いやすいか知りたい」方におすすめです。
ポケット型WiFiの対応エリア確認でよくある質問
ポケット型WiFiが使える範囲は?
ポケット型WiFiが使える範囲はルーターとデバイスの距離に関係します。
屋内ならこの距離が最大100mほど、屋外なら最大500mほどになります。
しかし、最大距離は理想値であり、障害物の有無によっても変わるため、屋外での実際の距離は~250mほどとも言われています。
ポケット型WiFiは圏外でも使える?
圏外エリアではポケット型WiFiは利用できません。
圏外は基地局からの電波が届かない回線の対応外エリアになります。
そのため、各社の公式サイトに掲載されている対応エリアマップ上で色のついていないエリアは基本的に圏外になります。
まとめ
今回は「ポケット型WiFiの対応エリア」について解説しました。
ポケット型WiFiの対応エリアは通信事業者や回線によって異なります。
また、対応エリア内でも電波が届きにくいエリアもあります。
そのため、契約前には各社の公式サイトから利用したいエリアにも対応しているか確認してみてください。
![](https://www.kashi-mo.com/media/wp-content/themes/kashimo/img/author/author38.jpg)
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