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  • 更新日:2024年08月19日

格安SIMで複数のSIMカードを発行する方法!データシェアプランのメリットも解説

格安SIMで複数のSIMカードを発行する方法!データシェアプランのメリットも解説

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※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。

「安くスマホとタブレットを持ちたい」
「家族全員のスマホ料金を下げたい」

そんなときにおすすめなのが「SIMの複数枚発行」です。契約する格安SIMによっては、SIMカードを複数枚発行できます。

1回線での複数枚のSIMカード発行は、基本料金を節約しながら複数の端末を使ったり、余ったデータ容量をシェアできるのがメリットです。

ただし、追加SIMの基本料金が発生したり、追加SIMの利用者が家族に限定されている場合があります。

この記事では、複数のSIMカードが使える格安SIMの特徴や注意点、複数のSIMカードを発行できるおすすめの格安SIMを紹介します。

複数枚対応の格安SIMシェアプランとは

シェアプランでは1契約で複数のSIMを利用でき、データ容量は共有で使用します。

この記事で紹介する事業者では、最大9枚のSIMを追加でき合計10回線まで利用可能です。なお、SIMを追加するには料金が発生します。

格安SIMのシェアプランの特徴について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

1つの契約で複数台の端末が使用可能

通常、1契約につき発行されるSIMカードは1枚です。しかし、シェアプランなら、1つの契約で複数枚のSIMカードを発行できます。

複数のSIMカードが使えると、1つの契約でもSIMカードの枚数分のスマホやタブレットを使用できます。

また、月額料金の支払いを1つの契約にまとめられるため、通信費の把握に便利です。

データ量を分け合える

データ量をシェアすることで、データ量を無駄なく使用できます。

例えば、シェアプランを家族で使うとします。SNSを頻繁に使う子供には大容量が必要でも、家族との連絡でしか使わない親には大容量は必要ありません。

このケースの場合、大容量のデータシェアプランを契約しましょう。そうすれば、データ通信をあまり使わない親から、余ったデータ容量を子供のスマホに回せます。

複数の回線を契約するよりも家族全体のデータ通信量を必要最小限に抑えられるので、通信費の節約に繋がります。

格安SIMのシェアプランを選ぶメリット

データ容量をシェアできるプランを契約するメリットは以下の3点です。

利用料金を節約できる

1契約1回線で契約するよりも、シェアプラン1契約で複数回線を契約した方が利用料金が安くなります。これは、自分でスマホを2台以上持つときも同じです。

さらに、複数回線割引や家族割引が適用される格安SIMもあるので、スマホやタブレットの利用料金を毎月節約できます。

データ容量を分け合うことで、余分なデータ容量を購入せずに済むことも節約につながるポイントです。

支払いをまとめられる

家族が1人1契約でSIMカードを使っていた場合、料金は各自に請求されることになります。

家族がそれぞれ支払いをするよりも、支払いは1つにまとめた方が管理しやすくなるでしょう。

1契約で複数枚使えるシェアプランであれば、支払いも1つにまとめて家計管理もしやすくなります。

データ容量の無駄がなくなる

1人ずつ別契約でSIMカードを契約していると、使いきれなかったデータ容量が無駄になってしまうこともあります。

データを家族で分け合えるシェアプランなら、足りない人に家族が使いきれなかったデータ容量を回せます

割高な追加容量を購入する必要がなくなり、節約に効果的です。

格安SIMのシェアプランのデメリットと注意点

格安SIMのシェアプランは、家族全員がスマホを使っている場合にはお得で便利ですが、注意点やデメリットもあります。

同じ通信事業者としか契約できない

データ通信量を複数のSIMで分け合えるシェアプランを使いたい場合には、契約は1つなので同じ格安SIMしか使用できません

格安SIMの会社によっては回線を選べることもありますが、回線の種類も同じでなければならないこともあります。

以前と比べて、回線の種類による通信の縛りやサービス内容の違いはそれほどありません。

しかし、シェアプランを使いたいときに、自分が使いたいサービスのある格安SIMを家族が選んでくれないこともあるでしょう。

契約前に家族で話し合い、どんなサービスが必要で、どこの会社を選んだらよいのかを決める必要があります。

速度制限は連帯責任になる

インターネット接続に欠かせないデータ通信は、月間に使える容量が決まっています。

契約容量を使い切ると、その月の残りの期間は速度制限がかかります。追加容量を購入しない限り制限は解除されません。

また、データ容量無制限プランでも、短時間で大容量のデータ通信を行うと速度制限がかかることがあります。

シェアプランを使っている場合、家族の誰か1人がデータ容量を使いすぎると、家族全員が速度制限を受けることになるので注意しましょう。

SIM複数枚対応のおすすめ格安SIM

複数枚のSIMカードを契約できるおすすめの格安SIMを紹介します。

それぞれの会社で料金プランやシェアプランに特徴があるので、あなたの家族にぴったりのプランを選びましょう。

  • mineo|サブ回線におすすめ、割引で回線数が多い人におすすめ
  • IIJmio|基本料金が安い
  • イオンモバイル|大容量でメイン回線にもおすすめ

mineo|サブ回線におすすめ、割引で回線数が多い人におすすめ

mineo バナー

おすすめポイント

  • 最大10回線の契約が可能
  • 2回線目以降は割引適用で安い
  • データの繰り越しができて無駄がない

mineoは「安く使えるサブ回線が欲しい」「多くの複数回線を使いたい」という方におすすめです。

mineo
月額料金(税込) ・マイピタ
880円~2,178円

・マイそく
250円~2,200円
事務手数料(税込) 3,300円/枚
SIM追加手数料(税込) 440円/枚
SIMの最大契約数 10回線
最大容量 シェアメンバーの翌月繰り越した容量によって変動
月額料金・プランの詳細はこちら
マイピタ
(税込) デュアルタイプ (音声通話+データ通信) シングルタイプ (データ通信のみ)
1GB 1,298円 880円
5GB 1,518円 1,265円
10GB 1,958円 1,705円
20GB 2,178円 1,925円

マイそく
音声通話+データ通信
(デュアルタイプ)
データ通信のみ
(シングルタイプ)
プレミアム
(最大3Mbps)
2,200円
スタンダード
(最大1.5Mbps)
990円
ライト
(最大300kbps)
660円
スーパーライト
(最大32kbps)
250円

プランは大きく分けて2種類あります。

1つはデータ容量で料金が決まる「マイピタ」です。最大20GBをシェアでき、最大10回線の契約が可能です。

もう一方の「マイそく」は、データ使い放題で通信速度に応じてプランが分かれています。最大3Mbpsまでの通信速度のプランが用意されています。

mineoには複数回線割引と家族割があり、さらにシェア回線としては珍しく余ったデータ容量の繰り越しができます。

複数回線割引は最大10回線まで、1回線当たり55円(税込)の割引です。家族割は最大5回線まで、1回線当たり55円(税込)の割引が適用されます。

また、当月中に契約回線で使い切れなかったデータ通信量のパケットは、翌月へ持ち越せます。

持ち越したパケットを「パケットシェア」のシェアメンバーに登録しておくと、最大10回線までシェアが可能です。

注意点として、mineoの回線速度は他社よりも遅めです。一方で割引が豊富なので、安いサブ回線が欲しい人に適しています。

【mineo公式】詳細はこちら

IIJmio|基本料金が安い

IIJmio バナー

おすすめポイント

  • 最大10回線の契約が可能
  • 同一mioID内でデータシェアできる
  • eSIMなら440円(税込)から利用可能

IIJmioは「安く使えてデータ容量をシェアできる複数回線SIMがほしい」という方におすすめです。

IIJmioでは同一mioID内で最大10回線までSIMを利用できますが、回線ごとにギガプランの契約が必要です。また、データシェアできるのは同一mioID内で契約した回線のみです。

IIJmio
月額料金(税込) 2GB~50GB:850円~3,900円
(音声通話SIMの場合)
事務手数料(税込) 3,300円/枚
SIM追加手数料(税込) 220円~446.6円/枚
SIMの最大契約数 10回線
最大容量 各自のプランによる
ギガプラン月額料金の詳細はこちら
IIJmio
(税込) 音声SIM/音声eSIM データeSIM
(ドコモ網のみ)
データ
(タイプDのみ
SMS
2GB 850円 440円 740円 820円
5GB 990円 660円 900円 970円
10GB 1,500円 1,100円 1,400円 1,470円
15GB 1,800円 1,430円 1,730円 1,780円
20GB 2,000円 1,650円 1,950円 1,980円
30GB 2,700円 2,340円 2,640円 2,680円
40GB 3,300円 2,940円 3,240円 3,280円
50GB 3,900円 3,540円 3,840円 3,880円
シェアプラン初期費用の詳細はこちら
(税込) タイプD タイプA データeSIM
パッケージ価格/初期費用 3,300円
SIMカードの場合 SIMカード発行手数料 433.4円 446.6円
eSIMの場合 SIMプロファイル発行手数料 220円 220円

同一mioID内であれば、契約しているSIM(音声・SMS・データ)やタイプ(ドコモ回線・au回線)が異なっていてもデータ容量をシェアできます

ただし、シェアできるのはギガプランの加入者同士限定です。1回線は大容量プランを契約し、他の回線は小容量プランにして足りない分をシェアすることで節約ができます。

割引がない代わりに基本料金が安いのがIIJmioの魅力です。スマホの2台持ちなど回線数が少ない場合におすすめです。

以下の記事では、IIJmioの評判・口コミを紹介しています。IIJmioについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらもご覧ください。

【IIJmio公式】詳細はこちら

イオンモバイル|大容量でメイン回線にもおすすめ

イオンモバイル バナー

おすすめポイント

  • 最大容量200GBのプランがある
  • 追加SIMは基本料金が安くなる
  • データシェアが可能
イオンモバイル
月額料金(税込) 1GB~200GB:
2,508円~13,508円
※5名でシェアした場合
事務手数料(税込) 3,300円
SIM追加手数料(税込) 3,300円/枚
SIMの最大契約数 8回線
最大容量 200GB
月額料金の詳細はこちら
データ容量 月額基本料金(税込)
1GB 2,508円
2GB 2,618円
3GB 2,728円
4GB 2,838円
5GB 2,948円
6GB 3,058円
7GB 3,168円
8GB 3,278円
9GB 3,388円
10GB 3,498円
20GB 3,608円
30GB 4,158円
40GB 4,708円
50GB 5,258円
60GB 5,808円
70GB 6,358円
80GB 6,908円
90GB 7,458円
100GB 8,008円
150GB 10,758円
200GB 13,508円

家族と大容量をシェアしたい方におすすめなのがイオンモバイルです。データ容量は最大200GB、SIMは8枚まで所持できます。

データシェアは、多くの人が残りのデータ容量を気にしながら利用しています。しかし、イオンモバイルには大容量のシェアプランがあるため、ストレスなく利用できます。

また、自宅にWiFiがない場合は、大容量プランを契約してWiFiルーター代わりにしてもよいでしょう。

2〜3枚目までの追加SIMは1枚220円(税込)、4~8枚目の追加SIMは1枚440円(税込)が加算されます。

国内通話料は30秒/11円(税込)と他社よりも安くなっています。大容量なので通常の使い方以外にも、自宅でWiFiルーターとして利用するなど活用の幅が広い格安SIMです。

イオンモバイルのお申込みはこちら

番外編:楽天モバイル

楽天モバイル バナー

おすすめポイント

  • シェアはできないが安い
  • 従量制で使った分だけ支払い
  • データ無制限で月額3,278円(税込)
楽天モバイル
月額料金(税込) ~3GB:1,078円
~20GB:2,178円
20GB超過後~無制限:3,278円
事務手数料(税込) 0円
SIM追加手数料(税込)
SIMの最大契約数
最大容量

楽天モバイルの「Rakuten 最強プラン」では、家族シェアサービスはありません

ただし、従量制プランとなっており、少ししかデータを使わなかったときは月額1,078円(税込)という安さです。20GB以上でも月額3,278円(税込)で利用できます。

楽天モバイルは毎月契約しているプランの容量がギリギリな方や、通信量が多い方におすすめです。

また、テザリング機能で複数台の端末を動かせます。テザリング機能の活用方法として、常時テザリング状態にしておけば、月額3,278円(税込)無制限のWiFiルーターとしても利用可能です。

※楽天モバイルの旧プラン(スーパーホーダイ・組み合わせプラン)を契約している方は、月額110円(税込)のデータシェアが使えます。これは、繰り越したデータ容量を最大5回線までシェアできるサービスです。

【楽天モバイル公式】詳細はこちら

SIMを複数枚追加できる格安SIMでお得にスマホを使おう

複数のSIMが使える格安SIMまとめ

  • データシェアが可能な格安SIMでは1契約で複数の端末を動かせる
  • 1契約1回線の契約よりもSIM追加のほうがお得
  • データ容量をシェアすると無駄が出にくい

複数のSIMを追加できる格安SIMを契約すれば、個別に契約するよりもスマホ代を安くできます。さらに、データ容量が無駄になりにくく、支払いを1つにまとめられるので便利です。

ただし、複数のSIMを追加できる格安SIMは限られており、SIMの数には上限があるので注意しましょう。

スマホの2台持ちやタブレットの併用、家族でスマホを利用していて通信費を安くしたい人は、複数のSIMを追加できる事業者への乗り換えを検討してみましょう。

大容量のシェアプランはWiFiルーター代わりに使うことも可能です。ぜひお得な料金で複数のスマホを利用しましょう。

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター

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