プロバイダおすすめ6社比較！失敗しない選び方や注意点

光回線のようなネット回線を利用するにはプロバイダとの契約が必須です。

プロバイダにはさまざまな企業があり、料金や回線、通信速度などが異なります。

しかし、選択肢が多いゆえにどのプロバイダと契約すればよいか悩みがちです。

特に一人暮らしを始める人や戸建を購入した人は「新しく光回線を契約したい」「引っ越しを機に乗り換えたいがどこと契約するか迷っている」と考えているのではないでしょうか。

この記事では、おすすめのプロバイダ6社のサービス内容を比較します。

また、プロバイダ選びのポイントや契約時の注意点、光回線以外におすすめのネット回線を紹介します。

プロバイダと契約して快適にインターネットを楽しみたい人は、ぜひ参考にしてください。

プロバイダを選ぶポイント

プロバイダを選ぶ際は、以下の5点を重視しましょう。

プロバイダ選びでは、サービス内容の比較や利用できる場所を確認しておくことが重要です。

実質料金で比較する

プロバイダ選びでは月額料金だけではなく、初期費用や特典でのキャッシュバックを加味した実質料金での比較が重要です。

実質料金で比較すれば、本当にお得なプロバイダがどれかがわかります。

プロバイダによっては初期費用が実質無料となったり、工事費用や解約違約金の一部がキャッシュバックされたりするものがあります。

これらの特典を活用すれば、通常契約するよりも負担なくインターネットの利用が可能です。

主な割引や特典の例は以下のとおりです。実質負担がどれくらいになるかを想定しながら各プロバイダを比較しましょう。

▼プロバイダ別の割引・特典例

auひかり	他社の解約違約金額のうち最大30,000円相当を還元
ソフトバンク光	工事費実質無料 ※10ギガプランは200円〜2,400円
@T COMヒカリ	基本工事費・事務手数料が実質無料

スマホセット割が適用されるか

光回線を契約する際は、スマホセット割の有無を確認するとよいです。

スマホセット割を使えれば毎月のスマホ代が安くなるため、家庭の通信費負担を減らせます。

割引される料金は契約するスマホキャリアやプロバイダによって異なります。

自分の使っているスマホキャリアが割引の対象となっているかどうか事前に確認しておきましょう。

ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアやUQモバイル、ワイモバイルの大手サブブランドを使っている人は割引対象となっていることが多いです。

▼プロバイダ別スマホセット割の例

ビッグローブ光	au：毎月1,100円割引 UQモバイル：毎月最大1,100円割引 BIGLOBEモバイル：毎月220円割引
ドコモ光	ドコモ：毎月1,100円割引
So-net光	NUROモバイル：1年間792円割引

対応エリアを確認する

プロバイダの対応エリアを確認しておけば、自分の居住地域で快適に使えるかどうかがわかります。

主に使える回線はフレッツ光と独自回線の2つです。プロバイダごとに取り扱っている回線が異なるため、使えるエリアが変わってきます。

フレッツ光はNTT東日本、NTT西日本が提供する回線のため、全国のあらゆる場所に対応しています。

エリアや回線種類にこだわりがない人やフレッツ光でないと光回線が使えない人は、フレッツ光回線を提供しているプロバイダを契約しましょう。

独自回線は回線が混雑しにくく速度が出やすいですが、対応エリアは限られます。回線対応エリア外に住んでいる人がプロバイダと契約しても、居住地ではインターネット回線を使えません。

独自回線を提供するプロバイダが気になる人は、必ず事前に対応しているエリアをチェックしておきましょう。

戸建かマンションか

自分が住む建物が戸建かマンションかでプロバイダと契約するプランや料金が異なります。

一般的に、マンションプランのほうが料金が安く、戸建プランはやや料金が高めです。

ただし、割引や特典により価格は変わります。実質料金を見ながらプランを比較してください。

また、工事の際にも注意が必要です。特にマンション住まいの人はチェック事項が多いです。

マンションで光回線を開通する際は、物件の設備状況によって工事内容や費用が変わります。自分の住んでいるマンションのタイプを確認したうえで、最適なプランを契約してください。

すでにWiFiが設置されているマンションであれば、光回線を別途設置してよいか必ず管理者に問い合わせておきましょう。

実測速度で比較する

光回線は安定した高速通信が可能ですが、通信速度はプロバイダごとに異なります。

通信速度が気になる人はプロバイダごとに実測速度をチェックしておきましょう。

どの回線も十分な速さがあり動画視聴やブラウジングなどでは問題なく使えます。なかでも独自回線は混雑する可能性が低く、高速通信が期待できます。

auひかりやNURO光は独自回線でサービスを提供しているため、通信速度を重視したい人におすすめです。

おすすめプロバイダ6社

おすすめのプロバイダ6社は以下のとおりです。

サービス内容を比較しながら、最適なプロバイダを選択してください。

ドコモ光

料金(税込)	マンション10ギガプラン： 5,940円〜8,250円 マンション1ギガプラン： 4,180円〜5,720円
回線	フレッツ光
通信速度	259.59Mbps
スマホセット割	ドコモ：毎月1,100円割引
手数料(税込)	事務手数料：3,300円 工事費用：住まいの設備状況による
支払方法	口座振替 クレジットカード

ドコモ光は、ドコモユーザーにおすすめのプロバイダです。ドコモとドコモ光をセットで契約すれば、携帯料金が毎月1,100円割り引かれます。

irumoやeximoといった2023年に発表されたドコモの新プランも割引対象です。ただし、irumoの0.5GBプランやahamoは割引の対象外です。

ドコモ光はフレッツ光回線を利用するため、全国のあらゆる地域で利用できます。工事費は通常住まいの設備によって金額が変わりますが、新規契約の場合は無料です。初めて光回線を使う人でも導入しやすいです。

【ドコモ光公式】詳細はこちら

auひかり

※内容は記事更新日時点の情報です。最新の情報については必ず公式サイトをご確認ください。

料金(税込)	ホーム10ギガ・5ギガ：6,160円〜 ホーム1ギガ：6,160円〜 マンション：3,740円〜6,050円
回線	KDDI
通信速度	515.24Mbps
スマホセット割	au：毎月1,100円割引 UQモバイル：毎月最大1,100円割引
手数料(税込)	事務手数料：3,300円
支払方法	口座振替 クレジットカード コンビニ払い

auひかりは、独自回線に夜高速通信が特徴です。フレッツ光ではないオリジナルの回線を使うことでユーザーが混雑せず利用でき、高速通信を実現しています。

平均通信速度は515.24Mbpsと速く、株式のトレードやオンラインミーティングなど負荷がかかりリアルタイム性が求められる作業でも快適にこなせます。

また、auやUQモバイルユーザーであれば毎月のスマホ代がお得になります。auでは毎月1,100円割引、UQモバイルでも最大1,100円が割り引かれるためお得です。

家族全員のスマホ代が割り引かれるため、家庭の通信費負担も和らげることができます。

【auひかり】詳細はこちら

ソフトバンク光

料金(税込)	ホーム10ギガ・マンション10ギガ：6,380円 マンション1ギガ：4,180円 戸建10ギガ：6,380円 戸建1ギガ：5,720円 5ギガ：6,160円〜 ホーム1ギガ：6,160円〜 マンション：3,740円〜6,050円
回線	フレッツ光 ネクスト
通信速度	306.54Mbps
スマホセット割	ソフトバンク：毎月1,100円割引 ワイモバイル：毎月最大1,650円割引
手数料(税込)	事務手数料：3,300円 工事費用：200円〜2,400円 ※10ギガプランのみ、キャッシュバック適用時
支払方法	口座振替 クレジットカード Yahoo!ウォレット

ソフトバンク光は、ソフトバンクやワイモバイルユーザーにおすすめのプロバイダです。

ソフトバンクユーザーは毎月1,100円、ワイモバイルユーザーは毎月最大1,650円割引されます。

特にワイモバイルは割引額が他社よりも大きいため、毎月の通信費負担を減らせます。

工事費用は1ギガプランであれば実質無料です。10ギガプランでも最大24,000円のキャッシュバックを受けられるため、初期費用の負担も少なくなります。

また、ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアのなかでも料金体系が比較的シンプルです。毎月どれくらいの料金がかかるかが見えやすく、家計管理が楽になります。

【ソフトバンク光公式】詳細はこちら

GMOとくとくBB光mini

料金(税込)	マンション：3,300円 ファミリー：4,400円
回線	フレッツ光
通信速度	224.99Mbps
スマホセット割	なし
手数料(税込)	事務手数料：3,300円 ルーターレンタル料：月額330円
支払方法	クレジットカード

GMOとくとくBB光miniは、料金の安さが特徴のプロバイダです。マンションは3,300円(税込)、戸建は4,400円(税込)と他社よりも安い価格で光回線を利用できます。

月額300円のルーターレンタル代を合わせても料金は毎月5,000円以下のため、できるだけ安いプロバイダを契約したい人向けといえます。

工事費用は36ヶ月間の利用で実質無料です。乗り換え時には最大90,000円のキャッシュバックを受けられるため、初月料金0円での運用も可能です。

また、GMOとくとくBB光miniは契約期間の縛りがありません。乗り換えたいときにいつでも解約できるため、転勤や進学、就職に伴う引っ越しで住む地域が変わっても負担なく契約を終えられます。

【GMOとくとくBB光】詳細はこちら

ビッグローブ光

料金(税込)	マンション10ギガ：4,378円〜6,270円 マンション1ギガ：4,378円 ファミリー10ギガ：5,478円〜6,270円 ファミリー1ギガ：5,478円
回線	10ギガプラン：フレッツ 光クロス 1ギガプラン：フレッツ光
通信速度	240.66Mbps
スマホセット割	au：毎月1,100円割引 UQモバイル：毎月最大1,100円割引 BIGLOBEモバイル：毎月220円割引
手数料(税込)	初期費用：1,100円〜3,300円 土日工事時の追加料金：3,300円
支払方法	口座振替 クレジットカード

ビッグローブ光は、実質料金が安く、au系列のスマホを利用している人におすすめのプロバイダです。

1ギガプランは4,000円〜5,000円台前半と安く使えます。10ギガプランも1年間1ギガプランと同じ月額料金で利用可能です。

スマホとのセット契約で割引となるキャリアも豊富で、au・UQモバイル・BIGLOBEモバイル契約者はスマホ料金が割り引かれます。

格安SIMの料金が割り引かれるプロバイダは貴重です。割引料金はキャリアごとに異なりますが、通信費負担が減るため該当キャリアを使っている人は契約を検討してください。

工事費は実質無料、事務手数料も新規契約では1,100円（税込）と安く、負担なく光回線を導入できます。

ただし、土日に工事を行う場合は3,300円(税込)の追加料金がかかります。工事はできる限り平日に行えるよう調整しましょう。

【ビッグローブ光】詳細はこちら

NURO光

出典:NURO光

料金(税込)	2ギガ：980円〜5,200円 10ギガ：980円〜5,700円 20ギガ：8,517円 マンション：2,090円〜3,630円
回線	NURO光独自回線
通信速度	608.31Mbps
スマホセット割	NUROモバイル：新規契約で1年間最大1,100円割引、契約者はネット料金を1年間最大1,100円割引 ソフトバンク：毎月最大1,100円割引
手数料(税込)	事務手数料：3,300円
支払方法	クレジットカード 口座振替 NTT請求 ソフトバンクまとめて支払い auかんたん決済

NURO光は、独自回線による速度の速さが特徴のプロバイダです。平均通信速度は608.31Mbpsと高速で、負荷のかかる作業も快適に行えます。

料金はマンションプランが2,090円(税込)からと安く、賃貸物件住まいの人におすすめです。

NUROモバイルのセット割を利用すれば通信費の負担はさらに減らせます。スマホセット割はソフトバンクも適用対象のため、独自回線を使いたいソフトバンクユーザーにもおすすめといえます。

一方、戸建プランは特典利用により1年間980円(税込)での運用ができますが、2年目以降は5,200円(税込)〜5,700円(税込)とやや高めです。

また、20ギガプランは8,517円(税込)とさらに高額です。通信速度を重視する人は戸建プランの契約を検討してもよいでしょう。

【NURO光公式】詳細はこちら

プロバイダを契約する際の注意点

プロバイダを契約する際は、以下の2点に注意してください。

注意点がデメリットだと感じる人は、光回線以外のネット回線契約も検討しましょう。

開通工事に時間がかかる

光回線を使うには回線の開通工事が必要です。開通工事は業者と日程調整のうえ、立会いで行う必要があります。

日程調整がうまくいっても2〜4週間程度、混雑していると数ヶ月間工事を待たなければなりません。

開通工事前はネット回線を利用できないため、人によっては不便です。

開通工事が面倒な人や手間なくWiFiを使いたい人は、こちらで光回線以外のネット回線契約を検討してください。

キャッシュバックの条件が複雑

光回線は新規契約や乗り換え時に特典やキャッシュバックを受けられます。

しかし、最大金額の適用を受けるには複雑な条件を達成しなければなりません。

キャッシュバック額が思ったほど高くなく後悔するケースもあるため、シンプルな料金体系で利用したい人は光回線以外の回線契約を検討するとよいでしょう。

光回線以外のおすすめネット回線

光回線以外でおすすめのネット回線は以下の2つです。

光回線の料金やサービスの複雑さに不安のある人は、ぜひ2つのどちらかの契約を検討してください。

ホームルーター

ホームルーターは、モバイル回線を使ってインターネットへ接続する機器です。

端末のコンセントを挿して設定を完了すればすぐに使えます。工事不要で利用できるため、契約後すぐにネット回線を使い始められます。

ただし、モバイル回線を活用するため通信速度は光回線に劣ります。

ホームルーターについてより詳しく知りたい人は、おすすめホームルーターの紹介記事も参考にしてください。

ポケット型WiFi

ポケット型WiFiはホームルーター同様モバイル回線をインターネットとして活用する機器です。

コンパクトな端末が特徴で、持ち運びしやすいのが利点です。

自宅だけでなく、車載用や旅行用、出張用などさまざまな用途で活用できます。

ただし、ホームルーターと同様にモバイル回線を活用するため、通信速度は光回線よりも遅いです。

ポケット型WiFiについてより詳しく知りたい人は、おすすめポケット型WiFiの紹介記事も参考にしてください。

プロバイダについてよくある質問

プロバイダについてよくある質問や疑問点をまとめました。プロバイダ選びや契約時の参考にしてください。

まとめ

おすすめのプロバイダ6社のサービス内容やプロバイダ選びのポイント、契約時の注意点、光回線以外におすすめのネット回線について解説しました。

プロバイダを選ぶ際は料金や通信速度など、さまざまな項目を比較する必要があります。

特に、実質料金や通信速度、対応エリアなどは快適にインターネットを使えるかどうかを見極められる重要な項目です。

スマホセット割やキャッシュバックキャンペーンなど、特典を利用できるかどうかもチェックしておくとよいでしょう。

自分が重視するポイントに合わせて最適なプロバイダを選び、インターネットを楽しみましょう。