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  • 更新日:2024年05月29日

【初心者向け】SSIDとは?定義やWiFiの設定方法をわかりやすく解説!

【初心者向け】SSIDとは?定義やWiFiの設定方法をわかりやすく解説!

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スマホやタブレット、PCなどをWiFiに接続するとき、「SSID」を要求されて聞き慣れない名前に戸惑っている人もいるかもしれません。

SSIDはWiFiを接続する際に必要不可欠な情報です。セキュリティにも関わるため、概要や設定方法、どこに記載されているのかなどを知っておきましょう。

この記事では、SSIDとはなんなのかの定義やWiFiの設定手順、WiFiを利用する上でのセキュリティ対策などについて、初心者にもわかりやすく解説します。

SSIDとは

SSIDとは、無線LANの親機に設定される、親機をそれぞれ識別するための名前です。

最大32桁の英数字で表され、大文字と小文字を区別してつけられます。ちなみにSSIDとは「Service Set Identifier」の略です。

ルーター以外にもスマホのテザリングなど親機となるものに設定されており、外部から設定されているSSIDは閲覧可能です。

SSIDはあらゆる親機に設定されている

WiFiを設定するときに、近くに接続できるWiFiの親機(アクセスポイント)が多数あると、子機はどのアクセスポイントに接続すればよいのかわかりません。

そのため、親機のSSIDを入力して迷わず特定の親機に子機が接続できるようにしているのです。SSIDは親機だけの英数字を割り振ることで、それぞれを区別しています。

モデムやルーターにもSSIDがつけられているので、光回線を経由してWiFiに繋ぐ際は、モデムやルーターのSSIDをスマホやタブレットなどの子機に入力して接続します。

スマホでテザリングしてゲーム機をインターネットに繋ぐ場合は、スマホが親機です。ゲーム機にスマホのSSIDを入力します。

SSIDは他人からも閲覧できる

家の住所を外から確認できるのと同じように、SSIDは他人からも閲覧可能な情報です。

アクセス可能な距離にあるSSIDはすべて一覧で、他人のスマホやタブレットなどの端末に表示されてしまいます。

SSIDがわかっただけでは利用されることはありません。

しかし、パスワードが他人に知られると無断で接続できるため、SSIDを管理する際はパスワードを複雑にして他人に知られないようにしましょう。

SSIDとパスワードを両方知られた場合、WiFiのただ乗りをされたりネットワーク内の情報を奪われたりするリスクがあります。

SSID自体を保護するセキュリティ対策もしておくと安心です。

日常生活でSSIDは使われている

SSIDは日常生活にも頻繫に利用されています。たとえばインターネット回線以外でよくSSIDを利用するのが無線LANのプリンターです。

特定の端末からの指示だけを受け取って印刷するように、プリンターには親機にあたるPCやスマホなどのSSIDを入力して設定してあります。

他にも、たとえば炊飯器や冷蔵庫といった家電がスマホから遠隔操作できるのも、SSIDが設定してあるからです。

このように、SSIDは普段意識しないところでも、日常的に使用されています。

WiFiルーターのSSIDが二つある理由

WiFiルーターには二つのSSIDがあります。それぞれ2.4GHz帯と5GHz帯のSSIDで、どちらを接続するか選択可能です。

どちらの周波数帯を選んでもWiFiに接続できますが、繋がりやすさや安定性が異なります。詳しく解説します。

2つの周波数帯ごとにそれぞれSSIDがある

ルーターには、2.4GHz帯と5GHz帯の二種類の周波数帯が使用されているため、二つSSIDが割り振られています。

それぞれ特徴があり、2.4GHzは家電に良く使われている周波数帯で、干渉されやすい代わりに遠くまで届きやすい特徴があります。

5GHzは使用されている製品が少なく、安定した通信ができる代わりに遠くに届きません。それぞれ使い分けして通信しましょう。

2.4GHz帯の特徴

2.4GHzは遠くまで届くという特徴があります。障害物に強く、離れた場所とも通信がしやすいです。

ルーターから離れた部屋でスマホを繋いだり、別のフロアで繋ぐときは2.4GHzは役立ちます。

しかし使い勝手のいい反面、電子レンジやBluetoothなど多くの家電製品でも2.4GHzは利用されています。そのため同時に利用すると干渉を受け、通信が不安定になります。

5GHz帯の特徴

5GHzは2.4GHzに比べ通信速度に優れています、また、使用されている製品が少なく干渉を受けにくく安定した通信が可能です。

しかし2.4GHzよりも電波が短く、障害物にも弱いという特徴があります。ちなみに気象用レーダーも5GHzを使用しており、外で5GHzを利用するには許可が必要です。

2.4GHz帯と5GHz帯のどっちが良いか

2.4GHz帯と5GHz帯にはどちらも優れた特徴があり、使い分けが大切です。

ルーターと離れた場所では通信ができる2.4GHzを使用し、近い場所では安定して通信速度の早い5GHzを使用しましょう。

最新のルーターは離れた場所で2.4GHzで接続し、ルーターに近づくと自動で5GHz切り替えてくれます。

古いルーターだと近づいても2.4GHzのままなのでWiFiを接続し直すと通信速度が早くなることがあります。

WiFi周波数の5Ghzと2.4Ghzの違いは何?ではさらに詳しく解説しています。興味のある人は参考にしてください。

SSIDとパスワードの確認方法

SSIDやパスワードは、モデムやルーターなどの親機に出荷時から設定されています。モデムやルーターであれば、背面や側面、底面などに記載されていることが一般的です。

ここでは、ルーターのメーカーごとにSSIDとパスワードの確認方法を解説します。

SSIDはどこに書いてあるのか

前述の通り、SSIDはモデムやルーターの背面や側面、底面に記載されています。しかし、モデムやルーターのメーカーによって、記載位置は異なります。

ここでは、代表的なメーカーのピックアップし、SSIDがどこに書いてあるのか確認する方法をご紹介します。

バッファローのSSIDとパスワードの確認方法

出典:BUFFALO

バッファロー製のルーターについて解説します。SSIDとパスワードは商品底面や背面のラベル、カバー内のラベルに記載されていることが多いようです。

NECのSSIDとパスワードの確認方法

出典:NEC 出典:QTモバイル

NEC製のルーターについて解説します。SSIDとパスワードは商品底面や背面のラベル、カバー内のラベルに記載されていることが多いようです。

また、どちらにも表示がないモバイルルーターは端末を操作して確認することができます。詳しくはこちらから確認してください。

エレコムのSSIDとパスワードの確認方法

出典:エレコム

エレコム製のルーターについて解説します。

商品と同梱されている「かんたんセットアップシート(初期値)」に記載されている他、SSIDとパスワードは商品底面や背面のラベルに記載されていることが多いようです。

後々必要になることがあるので「かんたんセットアップシート(初期値)」は捨てないように注意しましょう。

TP-LinkのSSIDとパスワードの確認方法

出典:TP-Link

TP-Link製のルーターについて解説します。SSIDとパスワードは商品底面や背面のラベル、に記載されていることが多いようです。

SSIDを利用したWiFiの設定方法

実際にSSIDを確認し、端末をWiFiに接続する方法について説明します。

主な例として、Windows10、Windows11、macOS、Android、iPhoneの五種類でWiFiを設定する方法を紹介します。

その他の端末についても、ほぼ同様の手順で接続できることが多いでしょう。

準備:SSIDとパスワードの確認方法

SSIDやパスワードは、モデムやルーターなどの親機に出荷時から設定されています。

モデムやルーターであれば、背面や側面、底面などに記載されていることが一般的です。

テザリングでスマホが親機となる場合は、スマホの設定画面から入れるWiFiやテザリング設定の項目から確認可能です。

親機の取扱説明書にも、SSIDの確認方法が記載されています。

WiFiの周波数には2.4GHzと5GHzの2種類があり、それぞれSSIDが違うため、利用したい方のSSIDとパスワードのみ確認しましょう。

Windows10でのWiFi設定手順

Windows10では、次の手順でWiFiを設定できます。

  1. タスクバーの通知領域(画面右下)にあるWiFiマークをクリックする
  2. WiFiが無効になっている場合「WiFi」のパネルをクリックして有効にする
  3. 接続先のSSIDを選択し「接続」をクリックする
  4. ネットワークセキュリティキー(SSIDとセットのパスワード)を入力し、「次へ」をクリックする
  5. 「接続済み」と出れば正常に設定が完了

Windows11でのWiFi設定手順

Windows11では、次の手順でWiFiを設定できます。

  1. デスクトップ右下の通知領域(画面右下)にあるWiFiマークをクリックする
  2. WiFiアイコンの横にある「>」クリックする
  3. 接続先のSSIDを選択し「接続」をクリックする
  4. ネットワークセキュリティキー(SSIDとセットのパスワード)を入力し、「次へ」をクリックする
  5. 「接続済み」と出れば正常に設定が完了

macOSでのWiFi設定手順

macOSでは、次の手順でWiFiを設定できます。

  1. アップルメニューから「システム設定」からサイドバーで「Wi-Fi」をスライドしてオンにする
  2. 接続先のSSIDをクリックする
  3. ネットワークセキュリティキー(SSIDとセットのパスワード)を入力し、「設定」をクリックする
  4. 「状況:接続済み」と出れば正常に設定が完了

AndroidでのWiFi設定手順

Androidでは、次の手順でWiFiを設定できます。※機種によって多少の違いがあります。

  1. ホーム画面から「設定」画面へ移動する
  2. 「WiFi設定」を開きWiFiをオンにする
  3. 接続先のSSIDを選択する
  4. パスワードを入力し接続をタップすると接続完了

iPhoneでのWiFi設定手順

iPhoneでは、次の手順でWiFiを設定できます。

  1. ホーム画面から「設定」をタップする
  2. 「WiFi」をタップしWiFiをオンにする
  3. 接続先のSSIDを選択する
  4. パスワードを入力し接続をタップすると接続完了

SSIDに関するセキュリティ対策

SSIDは他人からも閲覧可能なため、WiFiを設定すると同時に簡単なセキュリティ対策を施しておくとよいでしょう。

「SSIDの名前を変更するか」「他人から隠すか」「接続を拒否するか」の三種類です。

デフォルトのSSIDはにどの端末から発信されているか特定できる情報が含まれている場合があります。

対策として無関係なSSIDにするか、SSID自体を変更するのが効果的です。

1.SSIDやパスワードを変更する

デフォルトで設定されているSSIDや、パスワードを変更しましょう。

SSIDは乱数になっているものもありますが、スマホやタブレットなどメーカー名や機種名をそのまま流用しているケースもあります。

周囲に同じ機種を持った人が存在する場合、SSIDが同じでパスワードだけ違うといったように識別が困難になるケースもあります。

あらためて自分だけのSSIDやパスワードを設定し直すのがおすすめです。

付近のアクセスポイント一覧から探し出しやすいよう、SSIDはわかりやすい名前をつけても構いません

ただし、他人から閲覧できるため、性別や年齢、会社名など個人情報を推測されるような情報はトラブル防止のためにも入れないことが大切です。

スマホやタブレット端末のSSID変更方法

SSIDやパスワードは、スマホやタブレットなどの端末であればWiFiやテザリングの設定画面から変更できます。

SSIDと記載がない場合は、「ネットワーク名」がSSIDにあたります。

任意の名前やパスワードに変更して、「保存」「OK」「設定」などのボタンをタップすれば書き換えが可能です。

iPhoneの場合はSSIDが「○○のiPhone」という形で表示されます。

ホーム画面の「設定>一般>情報>名前」から○○にあたるユーザー名を変えると自動的にSSIDも変更されます。

ルーターやその他の機器のSSID変更方法

ルーターをはじめ、その他の機器の場合は機種によって操作が異なります。それぞれの取扱説明書にならってSSIDを変更しましょう。

SSID変更方法の一例
  • WiFiの設定画面から変更する
  • ブラウザに「http://(ルーターのIPアドレス)」を入力して設定画面を表示させ再設定する
  • 専用アプリを入れて変更する

2.「ステルス」機能でSSIDを他人から隠す

「ステルス」機能を利用すれば、文字通りSSIDが他人から見えなくなります。

Android端末の場合はネットワーク一覧に表示されなくなります

ただし、iPhoneWindows10ではステルスされたアクセスポイントが、「その他」や「非公開のネットワーク」として表示され、完全に表示されないわけではありません。

そのため、結局アクセスポイントがそこにあることはわかってしまいます。また、ステルスされたアクセスポイントを表示させるツールもあるのです。

つまり、簡単なセキュリティ対策としては有効ですが、完全にSSIDを保護できるわけではないことは覚えておきましょう。

ステルス機能は、Android端末ではWiFiの設定画面で「非公開ネットワーク」にチェックを入れることで利用できます。

iPhoneでは次の手順で設定可能です。

iPhoneのステルス機能設定

  1. ホーム画面から「設定」「WiFi(オン)」「その他」の順にタップする
  2. 「名前」にSSIDを入力する
  3. セキュリティで「WPA2/WPA3」を選択する
  4. 前の画面に戻ってパスワードを入力する

その他のルーターは機器によって設定が異なり、ステルス機能の有無も変わります。機器の取扱説明書を確認しましょう。

3.「ANY接続拒否」設定で不審な接続を拒否する

「ステルス」機能がSSIDを隠すのに対し、「ANY接続拒否」設定は勝手に接続しようと試みてきた端末を拒否する機能です。

ANY接続」は電波状況のよいアクセスポイントを自動で探し接続する機能で、使用する人間がSSIDを知らなくても利用できます

そのため、パスワードがわかっている場合、ANY接続でただ乗りされてしまう危険性があります。

「ANY接続拒否」を設定しておけばSSIDなしで接続できなくなるため、何も設定しないよりもセキュリティが高まるでしょう。

主に無線LANルーターの設定画面で、ANY接続拒否の項目がある場合に利用できます

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ゲストSSIDとは、一時的にインターネットを提供するときだけ使えるSSIDで、本来のメインSSIDを伝えることなく接続できるようになります。

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SSIDはWiFiの設定に必須!わかりやすい名前をつけよう

SSIDは、WiFi接続において子機が親機を認識するための名前です。

基本的には他人からも見えるので、一覧から探しやすいようにわかりやすい名前をつけて管理するとよいでしょう。一方で、パスワードは複雑なものを設定し、不正利用を防ぎます。

WiFi設定はスマホやタブレットなどの設定画面から、SSIDやパスワードを入力するだけで簡単に行えるのが特徴です。

デフォルトのままの場合はいったん変更し、あわせてステルス機能も施しておくとセキュリティが向上します。

ルーターの場合は機種により、ANY接続拒否設定もしておくのがおすすめです。

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
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