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- 更新日:2024年10月31日
iPhoneのワイヤレス充電ができないときの原因と設定方法!タイプ別ワイヤレス充電器の使い方も紹介
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iPhone 8/X以降のiPhoneにはワイヤレス充電「Qi(チー)」が、iPhone 12以降のiPhoneには磁力で密着する「MagSafe」が搭載されています。
「Qi」はワイヤレス充電の規格で、ほぼすべてのワイヤレス充電対応スマホがこの規格を採用しています。
充電器に置くだけで充電できる便利なワイヤレス充電ですが、いざやってみるとうまく充電できないトラブルが起きるケースもあります。
そこで、この記事では、iPhoneのワイヤレス充電ができないときの原因と対処法を解説します。ワイヤレス充電器の種類とそれぞれの使い方も見ていきましょう。
目次
iPhoneがワイヤレス充電できないときの原因と設定方法
iPhone端末でワイヤレス充電が正常にできない原因はいくつか考えられます。この場合、iPhone側で行う設定は特にありません。
- ワイヤレス充電に対応していないiPhoneを使っている
- ソフトウェアに問題がある
- iPhoneと充電器の位置がズレている
- iPhoneのケースが分厚い
自分ですぐに試せる対処法を原因別に解説します。
ワイヤレス充電に対応していないiPhoneを使っている
根本的な理由として、現在使用しているiPhoneがワイヤレス充電に非対応の機種である可能性があります。
ワイヤレス充電には、Qi対応の充電器が必要です。
Qiは電磁誘導の仕組みを利用して、充電器側のコイルに電流を流し、そこにスマホ側のコイルを近づけることで電流を発生させてスマホのバッテリーを充電します。
iPhoneでワイヤレス充電に対応しているのは、iPhone 8以降の機種です。
ワイヤレス充電に対応しているiPhone
- iPhone 16
- iPhone 16 Plus
- iPhone 16 Pro
- iPhone 16 Pro Max
- iPhone 15
- iPhone 15 Plus
- iPhone 15 Pro
- iPhone 15 Pro Max
- iPhone 14
- iPhone 14 Plus
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Pro Max
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
- iPhone X
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
上記以外のiPhoneは、Qi充電器に対応していないためワイヤレス充電ができません。
MagSafe充電器はiPhone 12以降対応
iPhone 12以降の機種は、磁力の力で確実に装着可能な「MagSafe充電器」に対応しています。
- iPhone 16、iPhone 16 Pro、iPhone 15、iPhone 15 Pro、iPhone 14、iPhone 14 Pro、iPhone 13、iPhone 13 Pro、iPhone 12、iPhone 12 Pro
MagSafe充電は2024年10月現在、上記の機種のみ対応です。ただしMagSafe充電器はQi充電と互換性があるため、iPhone 8以降の機種であれば、MagSafe充電器を使ってQi充電が行えます。
ソフトウェアに問題がある
iPhoneにはiOSというソフトウェアが搭載されています。このiOSに一時的な不具合が生じることで、ワイヤレス充電が正常に行えなくなることがあります。
ソフトウェアの不具合はパッと見てわからないため、実際に判断するのは難しいです。
対処法としては、本体の再起動やSIMカードの抜き差しを行ってみてください。
iPhoneと充電器の位置がズレている
iPhoneがワイヤレス充電できない原因の一つに、iPhoneと充電器の位置がズレている可能性があります。
特にiPhone 14 PlusやiPhone 41 Pro Maxなどサイズの大きい機種は位置がズレやすいです。
ワイヤレス充電をする際は、充電器の充電位置を確認した上で、iPhoneの背面に搭載された充電用コイルがその位置に合うように置きます。
充電用コイルはiPhone本体の背面、Appleのりんごのマークの位置に埋め込まれているので、その箇所が充電器と合うようにしましょう。
iPhoneのケースが分厚い
iPhoneのワイヤレス充電ができないのは、ケースの厚みが原因の可能性もあります。
ケースが分厚いと通電がしにくくなり、ワイヤレス充電に支障をきたすことがあるためです。厚みが3mm以上のケースを付けている場合は、一度ケースを外してみましょう。
また、金属製のケースを付けている場合、電波干渉を起こして充電ができないことがあります。金属製のケースを使っている場合も同様に、ケースを外して試してみてください。
すべてを試してもダメな場合は修理に出そう
ここまで解説した方法をすべて試してもワイヤレス充電ができない場合、iPhoneが故障している可能性もあります。
故障している場合は自分で解決することは難しいので、一度「Appleサポート」や「Apple Store」で相談しましょう。
また、iPhoneを扱っているスマホ修理専門店に修理を依頼する方法もあります。
スマホ修理専門店は即日修理をしている所もあるため、「当日中にどうしても直したい」など急ぎの場合には修理専門店がおすすめです。
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到着後すぐに故障箇所のチェックを行い、そのまま修理に入ります。修理内容によっては即日で対応可能です。
また、部品単位で修理・交換ができるので、その分修理費用を抑えられるのも嬉しいポイントです。
iPhoneで使えるワイヤレス充電器の使い方
iPhoneのワイヤレス充電器には主に6種類の形状があり、用途や使う場所によって使いやすさが異なります。
- パッド型:充電器の上に置くだけで簡単に充電できる
- スタンド型:立てかけるだけで充電できる
- マウント型:車載用として利用できる
- モバイルバッテリー型:ケーブル無しで充電できる
- 多機能型:iPhone以外の用途にも使える
- MagSafe:磁石で正しい位置に装着できる
ここでは、それぞれの形状の特徴と使い方、おすすめの充電器を紹介します。
平置きタイプのパッド型
ワイヤレス充電器の基本的な形状が、平置きタイプのパッド型です。充電器の上にiPhoneを置くだけで簡単に充電ができます。
ワイヤレス充電は充電できる位置が限られています。平置きタイプはどの大きさのiPhoneでもコイルの位置を合わせやすい汎用性の高い形状です。
Qi ワイヤレス充電器(ワイヤレスチャージャー)
- 10Wの急速充電
- 安全機能が充実
- 置き場所に困らないコンパクトサイズ
10W、7.5W、5W対応の平置きタイプのワイヤレス充電器です。10Wに対応しており、急速充電が可能です。過熱保護や過充電保護など安全に使うための機能も充実しています。
また、手のひらサイズかつコンパクトな本体で、置き場所に困らず、持ち運びにも適しています。
立てかけるタイプのスタンド型
スタンド型はスマホを立てかけるだけで充電できるタイプです。充電器側とスマホ側のコイルがズレにくいため、充電しやすいのが特徴です。
充電中でもスマホの画面が見やすく、スマホを持ち上げなくても顔認証でロックを解除できます。デスク周りで動画視聴などをしながら充電したい、という場合にもおすすめです。
Qi対応 可動式 急速ワイヤレス充電器
- 最大約10Wの急速充電が可能
- 縦置きと横置きの両方に対応
- 平置きタイプとしても使用可能
最大出力10Wの急速充電に対応している、スタンド型のワイヤレス充電器です。
縦置きと横置きの両方が可能で、スタンド部分を倒して平置きタイプとして使うこともできます。
車載用として利用できるマウント型
マウント型は車で使えるタイプのワイヤレス充電器です。吸盤などで車のダッシュボードに固定し、ドリンクホルダーのように左右からスマホを挟み込んで使用します。
角度の調節が可能なものもあり、スマホをカーナビとして使いたい場合にもおすすめです。
ELECOM センサー付きQi充電式車載ホルダー W-QC08BK
- 7.5W/10Wで急速充電可能
- スマホを自動ホールド
- Qiコイルの位置調整可能
車載用スマホスタンドとしても使えるワイヤレス充電器です。7.5W/10Wで急速充電が可能です。
強力ゲル吸盤でダッシュボードにしっかり固定できます。スマホを乗せると自動でアームが閉まり、最適な幅に調節してくれます。
360度回転に対応しているので、見やすく操作しやすい角度に固定可能です。
>Qiコイルの位置調整ができ、さまざまな機種に対応しているのが嬉しいポイントです。
スマホと一体になるモバイルバッテリー型
モバイルバッテリー型はケーブルを使わずに充電ができるタイプです。充電器をあらかじめ充電しておくことで、外出先でもケーブル無しでスマホを置くだけで充電が可能です。
モバイルバッテリー型の場合、バッテリー容量が重要で、容量が大きいほど充電できる回数が多くなります。
AUKEY ワイヤレスモバイルバッテリー Basix Pro 10000mAh
- ワイヤレス・有線両方に対応
- 10,000mAhの大容量バッテリー
- 3台の同時充電が可能
Qi対応で置くだけのワイヤレス充電ができることに加え、ケーブルを使った充電も可能です。
どの機種のiPhoneもフル充電できる10,000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。
最大の魅力は、ワイヤレスと有線で合計3台同時に充電ができることです。複数端末を持っている人には嬉しい機能です。
iPhoneの充電以外も使える多機能型
多機能型はiPhoneのほかに、AirPodsやApple Watchなど複数の端末の充電に使えるタイプです。
ワイヤレスで複数の端末を充電できるため、スペースを取らずケーブルが邪魔になることもありません。
ワイヤレス充電器 3in1 15W 充電スタンド Qi急速充電
- iPhone・Apple Watch・AirPodsの充電に対応
- 縦向きと横向きに対応
- マルチ安全保護機能搭載
iPhone・Apple Watch・AirPodsのワイヤレス充電に対応した充電器スタンドです。
スマホは使い方に応じて、縦向きにも横向きにも置くことができます。
過熱保護・過電流保護・過電圧保護機能が搭載されており、安全に利用できるのもポイントです。
MagSafe|iPhone 12以降の機種対応
MagSafeはQiに替わるワイヤレス充電規格で、iPhone 12シリーズ以降の機種に搭載されています。本体背面に埋め込まれた磁石に、別売りのMagSafe充電器をつけることで充電する仕組みです。
- iPhoneと充電器がずれない
- 充電をしながらiPhoneが使える
- 専用アクセサリーが使える
強力な磁石でぴったりとくっつくので、iPhoneと充電器がずれて充電できていなかったという事態が防げます。
また、Qiのワイヤレス充電では、充電中は充電器の上にiPhoneを置いたままにする必要がありますが、MagSafeは磁石でくっつくので、充電中でもiPhoneを持ち上げて操作可能です。
iPhoneの背面につけて使うレザーウォレットなど、充電器以外のMagSafe専用アクセサリーも販売されています。
なお、スマホケースをつけた状態でMagSafeで充電するためには、MagSafe専用のスマホケースが必要です。
iPhoneをワイヤレスで充電しよう
- iPhoneがワイヤレス充電できないときの原因と設定方法
- iPhoneで使えるワイヤレス充電器とその使い方
iPhone 8以降に発売された比較的新しいiPhoneは、ワイヤレス充電に対応しています。
ワイヤレス充電は、位置がずれていたために充電できないということもあります。そのような事態を防ぐために、充電器の正しい位置にiPhoneが置かれているか確認しましょう。
また、スマホケースの厚みや材質によって充電ができないこともあります。正しい位置に置いているのに充電ができない場合は、一度ケースを外した状態で試してみてください。
アダプタが不要で、充電器に乗せるだけでスマホを充電できるのはとても便利です。ワイヤレス充電器も様々なタイプのものが出ており、用途に応じて使いやすいものを選べます。
iPhoneをより快適に使うために、ワイヤレス充電をうまく活用してください。