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- 更新日:2023年04月21日
iPhoneでセキュリティ対策は必要?すぐできる8つの対策とおすすめアプリを紹介
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iPhoneは、Androidのスマホに比べてウイルスに強いという認識が広がっているため、今までセキュリティ対策を意識したことがないiPhoneユーザーもいるのではないでしょうか。
しかし、iPhoneがウイルスに感染する可能性はまったくないとは言いきれません。
この記事では、iPhoneにセキュリティ対策は必要なのか、ウイルスに感染しにくい理由や、iPhoneがウイルスに感染してしまうケースを解説します。
あわせてiPhoneユーザーがすぐにできるセキュリティ対策法や、セキュリティ対策に役立つソフト・アプリを紹介します。
目次
iPhoneにセキュリティ対策は必要?
まず最初に、iPhoneのセキュリティ対策の必要性について詳しく解説していきます。
基本的にセキュリティ対策は必要
ウイルスに遭遇できない仕組みが施されているiPhoneであっても、基本的にウイルス対策は必要です。
なぜなら、iPhoneはセキュリティに特化した製品ではないため、ウイルスではないワンクリック詐欺やフィッシング詐欺など、ホームページを表示するだけの詐欺を防げないためです。
不正請求や個人情報の流出の被害を防ぐために、ウイルス対策ソフトやアプリなどを利用し、iPhoneのセキュリティ能力を高める必要があります。
iPhoneに対応したウイルスも出現している
ウイルスに強いiPhoneでも、定期的なウイルスチェックが必要です。
ネットの普及や技術革新に伴い、iPhoneに侵入できるウイルスが現れたと報告もあがっています。
iPhoneがウイルスに感染すると、クレジットカード番号や住所、電話番号などが漏れてしまう可能性があるので、個人情報漏えいの不安をなくすためにも、ウイルス対策はしておいて損はありません。
iPhoneはウイルスに感染しにくいのか
iPhoneはウイルスに感染しにくいと言われていますが、その噂は本当なのでしょうか。
ここでは、なぜiPhoneがウイルスにかかりにくいのか、iPhoneとウイルスの関係性について解説していきます。
ウイルスに感染するリスクは低い
iPhoneはAndroidと比較すると、ウイルスに感染するリスクの低い、安全なスマートフォンだといえます。
iOSにはサンドボックス構造という、アプリが制限エリア内でのみ動作できるセキュアな設計が施されており、万が一感染してもiPhone本体に影響を与えられないからです。
また、Apple Storeの公式アプリには厳しい審査を通過した、安全性が高いアプリしか公開されていないため、アプリからウイルスに感染する可能性も低いです。
その他もiPhoneとAndroidの違いをまとめましたので、ぜひ合わせてご覧ください。
感染の可能性はゼロではない
しかしiPhoneは、構造上ウイルスに感染しにくいというだけであって、ウイルスの侵入を完全に防げるわけではありません。
実はiOS向けのアプリの中には、Apple Store以外の場所からダウンロードできるものが存在します。
そのような非公式アプリをダウンロードしてしまうと、公式のサポートを受けられず、不正なマルチウェアにも感染しやすくなってしまうので注意が必要です。
iPhoneがウイルスに感染する3つのケース
基本的にはウイルスに感染する可能性が低いiPhoneですが、感染するとしたらどのような感染経路があるのでしょうか。
ここでは、iPhoneがどうやってウイルスに感染する可能性があるのか、ケースごとに詳しく解説していきます。
- メールやSNSやSMSのリンクを開いてしまった
- 不正アプリをダウンロードしてしまった
- ウイルスに感染したPCやUSBに接続した
1.メールやSNSやSMSのリンクを開いてしまった
メールやSNS、SMSのURLを開いたとき、そのまま不正サイトに誘導されてしまう可能性があります。
実在する企業や、有名なブランド広告のなりすましもあるため注意が必要です。
- 登録のないアドレスからのメールのリンクは開かない
- SNS内に表示されたよくわからない広告のリンク先には行かない
2.不正アプリをダウンロードしてしまった
不正アプリをiPhoneの端末にダウンロードしてしまうと、マルチウェアに感染してしまう可能性があります。
iOSには脆弱性も見つかるようになってきており、インストール済みの正規アプリが知らぬ間に不正アプリに置き換わってしまった、といった被害も報告されています。
Apple Storeのアプリも絶対に安全だとは言えないため、アプリをダウンロードする際は、アプリ名や開発者を必ずチェックする習慣をつけましょう。
3.ウイルスに感染したPCやUSBに接続した
ウイルスに感染したPCに、iPhoneをケーブルで接続すると、ウイルスに感染する可能性があります。
また、USBやSDなどの記憶媒体にウイルスが入っている場合も、iPhoneに接続することでウイルスが送り込まれてしまうことがあります。
まれにCDやDVDから感染することもあるので、iPhoneとデバイスを接続するときは、信頼できるメーカーであるかを確認するようにしてください。
iPhoneですぐできる8つのセキュリティ対策
iPhoneには、どのようなセキュリティ対策を施すべきなのでしょうか。
ここでは、iPhoneユーザーが今すぐ実践できる、簡単なセキュリティ対策を8つ紹介します。
- Air Dropをオフにする
- FaceTimeやHandoffをオフにする
- OSやアプリを最新バージョンにしておく
- Safariのプライバシー設定をセキュリティ重視に変更する
- 画面ロックをかけておく
- セキュリティ対策が不十分なPCと接続しない
- 身に覚えのないアプリやプロファイルを削除する
- アカウント情報は厳重に管理する
1.Air Dropをオフにする
Air Dropとは、周囲にいる人とデータを共有できる機能です。
便利な機能なのですが、初期設定で全ての人から受信できる状態になっているため、不特定多数の人に有害な画像を送りつける「デジタル痴漢」行為が横行しています。
デジタル痴漢の被害にあわないようにするために、Air Dorpの機能をオフにするか、知らない人からデータを受信しないように、受信対象を縮小しておきましょう。
Air Dropをオフにする方法
Air Dropをオフにする方法は、次の通りです。
- 設定、一般、Air Dropの順にタップする
- 受信しないをタップする
2.FaceTimeやHandoffをオフにする
FaceTimeはデバイス間で通話を行うアプリで、HandoffはiCloudを使っているデバイスと連携できる便利なアプリです。
しかし、FacaTimeには盗聴や監視のバグ、Handoffには突然接続できなくなるなどの不具合も報告されています。
どちらもiPhoneに元から備わっている機能ですが、iPhoneしか持っていない場合は、電池の消費量を抑えることもできるので、オフにしておくのがよいでしょう。
FaceTimeをオフにする方法
FaceTimeをオフにする方法は、次の通りです。
- 設定、FacaTimeの順にタップする
- FacaTimeの横に表示されたボタンをタップする
Handoffをオフにする方法
Handoffをオフにする方法は、次の通りです。
- 設定、一般、Handoffの順にタップする
- Handoffの横に表示されたボタンをタップする
3.OSやアプリを最新バージョンにしておく
iPhoneのOSであるiOSには脆弱性が発見されていて、不正アプリに置き換えるなど、悪用される可能性があります。
iPhoneで利用しているアプリにも脆弱性があるため、マルチウェアの感染により、情報が漏えいしてしまう可能性も考えられます。
脆弱性が発見されるたびに、OSやアプリの最新バージョンがリリースされているので、OSやアプリを悪用から守るためには、常に更新を行い最新バージョンの状態を保っておく必要があります。
iOSの自動更新を有効にする方法
iOSの自動更新を有効にする方法は、次の通りです。
- 設定、一般、ソフトウェア、アップデートの順にタップする
- 自動アップデートの右にあるボタンをタップする
アプリの自動更新を有効にする方法
アプリの自動更新を有効にする方法は、次の通りです。
- 設定、iTunes StoreとApp Store、アップデートの順にタップする
- アップデートの右にあるボタンをタップする
4.Safariのプライバシー設定をセキュリティ重視に変更する
Safariはデフォルトでインストールされているブラウザですが、セキュリティ重視の設定に変更するとより安心して使えます。
セキュリティ対策としておすすめの設定は以下の通りです。ぜひ参考にしてみてください。
サイト越えトラッキングを防ぐ | オン |
---|---|
すべてのCookieをブロック | どちらでもOK |
詐欺Webサイトの警告 | オン |
モーションと画面の向きのアクセス | どちらでもOK |
カメラとマイクのアクセス | 音声入力不要ならオフ |
Apple Payの確認 | オフ |
5.画面ロックをかけておく
iPhoneのセキュリティを高めるために、常に画面ロックをかけておきましょう。
画面ロックをかけておかないと、盗難に遭ったり、紛失したときに、第三者によって不正利用される可能性が高まるためです。
自分のiPhoneが今どこにあるのかを把握できるように、GPSの機能をオンにしたり、iPhoneを探すを有効にしたりすることもセキュリティ対策として有効です。
iPhoneで画面ロックを設定する方法
iPhoneで画面ロックを設定する方法は、次の通りです。
- 設定→一般→パスコードロック(パスコードと指紋認証)の順にタップする
- パスコードをオンにするをタップし、設定したいパスコードを2回入力する
- ロック解除時にパスコードの入力が必要になるか確認する
iPhoneのGPSをオンにする方法
iPhoneのGPSをオンにする方法は、次の通りです。
- 設定、プライバシー、位置情報サービスの順にタップする
- 位置情報サービスの横にあるボタンをタップする
iPhoneを探すを有効にする方法
iPhoneを探すを有効にする方法は、次の通りです。
- 設定、ユーザ名、iCloudの順にタップする
- iPhoneを探すをタップする
- iPhoneを探すと最後の位置情報を送信をスライドさせてオンにする
6.セキュリティ対策が不十分なPCと接続しない
iPhoneとPCを接続すると、PCに感染しているウイルスがケーブルを介してiPhoneに流れてしまう可能性があります。
PCからiPhoneへのウイルス感染を防ぐためには、PCのセキュリティ対策を万全にしておくことが大切です。
iPhoneとPCの接続は、PCの安全性を確認してからがおすすめです。
7.身に覚えのないアプリやプロファイルを削除する
ダウンロードした覚えのないアプリや、プロファイルを見かけたときは、開かずにその場で削除するのがベストな選択です。
不正アプリを利用してしまった場合は、Appleの端末サポートから外れてしまいます。
不正アプリに遭遇するのを避けるためには、Apple Store以外のアプリストアでは、アプリをダウンロードしないことが大切です。
不要なアプリを削除する方法
不要なアプリをダウンロードする方法は、次の通りです。
- ホーム画面上で、アンインストールしたいアプリのアイコンを長押しする
- クイックアクションメニューが表示されるので、Appを削除をタップする
- 削除をタップする
8.アカウント情報は厳重に管理する
Apple IDなどのアカウント情報は、厳重に管理することをおすすめします。
なぜなら、アカウントの情報が流出してしまうと、勝手にログインされたり、不正利用されてしまう可能性があるからです。
アカウント情報を守るためには、二段階認証を有効にしたり、利用しているサービスごとにIDやパスワードを変更したり、ログインの際に正規サイトであるかを確認するなどの対策が必要です。
iPhoneのセキュリティ対策におすすめのアプリ・ソフト
iPhoneの設定変更によるセキュリティ対策にプラスして、セキュリティ対策に特化したアプリやソフトをインストールしておくと、iPhoneの安全性もアップします。
ここでは、ウイルスの検知機能が高く、盗難や紛失にも対応できるセキュリティ対策アプリやソフトを紹介します。
ノートンモバイルセキュリティ
ノートンモバイルセキュリティは、高度なスキャンにより、WiFiセキュリティ、詐欺サイトや悪質サイトの検出、サイバー犯罪によるデバイスの乗っ取りを誘発する脆弱性から、デバイスを保護できる特徴があります。
24時間のサポート体制が整っているので、不安なときはいつでも相談することが可能です。
価格は1年版が3,080円(税込)、2年版は5,280円(税込)です。
ウイルスバスターモバイル
ウイルスバスターモバイルは、危険なWebサイトを察知して通知する機能や、WiFiの安全性を確認してくれる機能、メールに添付されたURLの安全性を確認する機能などが特徴のセキュリティソフトです。
また、iPhoneの保護状況や必要な対策をまとめたセキュリティレポートを、アプリ内やメールで参照することができるので、スマホの保護状況を目で見て理解できます。
価格は1年版が3,122円(税込)、2年版が5,741円(税込)です。
マカフィー・モバイル・セキュリティ
マカフィー・モバイル・セキュリティは、マカフィーの保管庫で個人情報を保管できたり、盗難防止機能がついていたり、メディア保管庫に侵入しようとしている人を遠隔撮影できるのが特徴です。
さらに、困ったことがあったら、オンラインセキュリティエキスパートに相談できるので安心です。セキュリティチームは、年中無休でいつでもサポートしてくれます。
価格は年間69.99ドルです。
万全のセキュリティ対策でiPhoneを守ろう
ウイルスに感染するリスクの低いiPhoneですが、ネット犯罪の手口が巧妙化しているため、ウイルスに感染する可能性が全くないわけではありません。
iPhoneを安心して使うためには、iPhoneの設定変更や、パスワードやIDの流出に気をつけるなどの対策が必要です。
ウイルスの検知能力が高いアプリやソフトもリリースされているので、セキュリティ対策に力を入れたい人は、必要に応じて活用してみるのがおすすめです。
大切なiPhoneをウイルスの脅威から守るために、ぜひセキュリティ対策を導入しましょう。
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