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  • 更新日:2023年04月07日

VPNをiPhoneで設定する方法は?なぜ必要かやおすすめのVPNアプリも紹介

VPNをiPhoneで設定する方法は?なぜ必要かやおすすめのVPNアプリも紹介

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iPhoneで、VPNを利用した通信ができることをご存じでしょうか。そもそも、VPNって何だろう?という方もいらっしゃるかもしれません。

VPNを使用するとデータが暗号化され、安全にインターネット通信ができるというメリットがあります。また、iPhoneにはVPN機能が標準搭載されているため、簡単に利用可能です。

ここでは、具体的にiPhoneでVPNを利用する方法について詳しく見ていきます。

ぜひこの機会にiPhoneで利用できるVPNについて、どのようなものなのか、利用するメリットを理解してみてください。そして、具体的な使用方法を活用してみましょう。

そもそもVPNって何だろう

そもそも、VPNとはどんなものなのでしょうか。iPhoneには、「設定」→「一般」とタップするとVPNという項目があります。

使ったことはないけれど、「これって何だろう?」と疑問に思っていた方もいるかもしれません。VPNとは、バーチャルプライベートネットワークの略で、通信技術の1つです。

インターネット上に仮想的な通信路を設けて、プライベートのネットワークを確立します。それを利用した通信を行うことにより、安全にデータのやり取りが可能となります。

VPNで情報漏えいのリスクを軽減できる

インターネット上での情報漏えいが社会問題にもなっていますが、VPNを使用すれば盗聴などが防げます。データが抜き取られる危険性を減少させて、安全な通信が行えます。

なお、VPNを使用すれば絶対データは漏えいしないという訳ではありません。

例えば、銀行やクレジットカード会社等を装ったフィッシングサイトで個人情報を入力してしまうと、そこに入力した情報は相手に抜き取られてしまいます。

油断は大敵なので、セキュリティ保護に対する意識は常に持つようにしましょう。

それでも、VPNを使用すれば情報漏えいのリスクは確実に減少するので、利用する意味は大いにあるといえます。

こちらの記事では、VPNの基本を紹介しています。VPNについてさらに詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

VPNはiPhoneで利用が可能な機能

VPNは従来、主に企業の拠点間で重要な情報をやり取りするために利用されてきた技術です。しかし、個人でも利用が可能です。

また、公衆無線LANなどを使う際にプライバシー対策として利用されることが多くなっています。VPN接続することにより、個人での通信も丸ごと暗号化されます。

このことにより、仮に通信が傍受されても情報が漏えいする危険性は低くなるのです。

VPNになじみがない方は多いかもしれませんが、実はパソコンやタブレット、スマートフォン端末にはVPN接続機能が標準搭載されています

さらに、専用のアプリを使えば手軽にVPN接続が可能です。

iPhoneでVPNを使うメリット

ここまでは、VPNとは何か?ということについて見てきました。VPNは、iPhoneにも標準搭載されている機能です。

VPNを利用するとデータは暗号化され、安全な通信が行えます。ここからは、iPhoneでVPNを使うメリットについて、さらに具体的に見ていきましょう。

無料WiFiを安全に利用できる

街中や公共施設で利用できる無料WiFiは、お手軽に利用できて大変便利です。しかし、セキュリティ面で一抹の不安があります。

そういったときにVPNを使えば、暗号化されたデータでの通信が可能です。通信内容を覗き見されるなどの心配がなくなり、公共の無料WiFiを安心して安全に利用できます

こちらの記事では、フリースポットWi-Fiの安全性について紹介しています。フリースポットWiFiについて詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

アクセスできない海外サイトを閲覧できる

Webサイトによっては、外国からのアクセスを制限しているところがあります。

このような制限で日本からアクセスできない海外のWebサイトであっても、VPNでその国のサーバーを利用すれば、アクセスして閲覧が可能となります

海外から日本のサイトにアクセスできる

VPNを設定して通信することで、海外にいても日本のオンデマンドコンテンツを見ることができるようになります。

例えば、中国のようなネット規制の厳しい国では、Twitterなどの閲覧ができません。

また、Yahoo! JAPANは、EU諸国やイギリスなどの欧州圏からアクセスできないことを公表しています。

しかし、これらの規制がかかった国でもVPNを利用すると閲覧が可能です。

接続元の情報を詮索されない

VPNを使用した通信は、Web閲覧の傾向をトラッキングするISPやGoogleなど、Webサイトの詮索の目から逃れることができます

さらに、VPNを使用することにより、ユーザーがどこからインターネットに接続したのかをわからなくすることが可能です。

VPNをiPhoneで利用する際の設定方法

前述の通り、VPNはもともと企業間での通信に利用されてきました。しかし、最近では個人での利用も増えてきました。

ここでは、個人がiPhoneでVPNを使う方法について詳しく見ていきます。使用方法は難しくないので、この機会にぜひiPhoneでVPNを使う方法を習得しましょう。

まずは設定アプリを開く

iPhoneには、VPN機能が標準搭載されています。そのため、設定アプリからVPNに関する様々な設定ができます

iPhoneでVPNの設定をするには、以下の手順で行えます。まず設定アプリを開いて「一般」を選択し、続いて「VPN」をタップします。そうすると、VPNの設定画面が表示されます。

  1. iPhoneで「設定アプリ」を開く
  2. 設定アプリの中にある「一般」を開く
  3. 一般の中にある「VPN」を開き、設定する

VPNの設定画面でL2TPを選択する

VPNの設定画面が表示されたら、「VPN構成を追加」をタップしてから「タイプ」をタップしましょう。

すると、いくつかのタイプの種類が表示されるので、その中からL2TP」をタップします。L2TPは、VPNでの通信を実現させるためのネットワーク技術の1つです。

  1. VPNの設定画面で「VPN構成を追加」を開く
  2. VPN構成を追加の中にある「タイプ」を開く
  3. その中にある「L2TP」を選択する

接続に必要な設定情報を入力する

同じ画面で、アカウントやパスワードなど、接続に必要な情報を正確に入力していきます。ここで入力内容が間違っているとVPN通信を確立できません

間違いがないように慎重に入力していきましょう。「説明」には、自分でわかりやすい説明文を自由に入力できます

また、「パスワード」の入力では「0(数字のゼロ)」と「O(アルファベットのオー)」など、間違えやすい文字に注意して正しく入力しましょう。

「RSA SecurlD」はオフ、「すべての信号を送信」はオンにします。必要な設定情報をすべて入力したら、画面右上の「完了」をタップして設定作業は完了です。

  1. アカウントやパスワード情報などを入力する
  2. 「RSA SecurlD」をオフに設定する
  3. 「すべての信号を送信」はオンに設定する
  4. 「完了」をタップすれば設定は完了です

VPNの接続を確認する

VPN構成の状況をオンにして「接続」になっていれば、VPN接続が確立されて通信が可能な状態です

この状態での通信は暗号化されるので、安心して安全にインターネット通信ができます。もし、「接続」になっていない場合は、VPN接続が確立されていません。

パスワードが間違っていないか等、設定に間違いがないか、見直しをしましょう。

なお、VPN接続が確立されている間は、iPhoneのホーム画面でも画面最上部にVPNのアイコンが表示されます

iPhoneで使えるVPNアプリを選ぶポイント

iPhoneでVPN通信をするためにはVPNアプリが必要で、様々なiPhone対応VPNアプリがあります。

ここでは、iPhoneで使えるVPNアプリを選ぶポイントについて、詳しく見ていきます。

見たいコンテンツに対応しているか

利用するVPNサービスによって、見られるコンテンツが異なるため注意しましょう。TwitterやFacebookなど世界的に利用者が多いサイトは、どのVPNでも見られます。

しかし、限定コンテンツなどは利用するVPNによって見られない場合もあります。利用するVPNが、見たいコンテンツに対応しているかは事前に確認しましょう。

無料か有料か

VPNアプリには無料のものと有料のものがあります。無料のVPNアプリの中には、使用中に広告が表示されるものもあります。

さらには、個人情報を収集して転売するという悪質なものがあるのも事実です。安全に通信するためのVPNアプリで、個人情報を抜き取られては本末転倒です。

そのため、無料VPNアプリを使用する際は注意が必要といえます。

一方で、有料のVPNアプリは比較的信頼できるものが多く、安心して利用できます。以上のことからも、無料と有料、どちらといえば有料のアプリがおすすめです

回線速度にストレスがないか

快適にストレスなく通信をするためには、回線速度が重要です。無料のVPNアプリの中には、回線速度が非常に遅いものがあるため注意しましょう。

VPNを利用してせっかく安全な通信が可能となっても、回線速度が極度に遅くて使いものにならなければ、VPNを利用する意味がありません。

回線速度のことを考えると、できることなら最初から有料のVPNアプリの利用がおすすめです。

ただし、有料のVPNアプリをいきなり購入はせず、まずは無料のお試し版などを使用してみましょう。回線速度が実用に耐えうるものかを確認してからの購入がよいです。

おすすめのiPhone対応VPNアプリ

ここからは、おすすめのiPhoneのVPNアプリを見ていきます。App storeで購入できて、安全に利用できるVPNアプリを集めました。

それぞれの特徴について詳しく見ていきます。VPNアプリを選ぶときの参考にしてみてください。

ExpressVPN

「ExpressVPN」は、94カ国145都市に1,500台以上のVPNサーバーを運営する有料のVPNアプリです。

高速通信が可能であり、旅行先や出張先などでVPNを利用したい方や、動画サイトを多く利用する人にもおすすめです。

ExpressVPN:超高速VPNでセキュリティを確保

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TunnelBear VPN

Mac向けのVPNアプリですが、iPhoneやAndroidでも利用可能です。無料で日本を含む世界20カ所以上の地域のサーバーを提供してしています。

また、簡単に使えて毎月500MBまでは無料で利用できます

TunnelBear: Secure VPN & Wifi

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SurfEasy VPN

「SurfEasy VPN」は、データ通信量が少ない人には特におすすめのVPNアプリです。28以上の地域に接続が可能です。

利用履歴のログを残さない仕組みになっており、安心して使用できます。

無制限の通信は有料ですが、メールアドレス登録やいいね!をすれば少しずつ使える容量が増えます。

SurfEasy VPN - WiFi Proxy

SurfEasy VPN – WiFi Proxy

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iPhoneのVPN接続で安全にインターネットを使おう

VPNを利用すると通信が丸ごと暗号化されセキュリティが向上するため、クレジット情報や、各種パスワードなど大切なデータが漏えいするリスクを大幅に減少できます。

iPhoneには、VPNの機能が標準で搭載されており使用方法も難しくありません。そのため、個人でもVPNを利用してインターネット通信をする方が増えてきました。

特に誰でも利用できる公共の無料WiFiを使用するときなどには、セキュリティの観点からVPNを使用した通信が安全でおすすめです。

ぜひ、この機会にiPhoneのVPN通信を利用して、安全にインターネットを楽しみましょう。

なお、iPhoneでセキュリティ対策が必要かどうか解説した記事もありますので、あわせて参考にしてみてください。

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター

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