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- 更新日:2023年03月14日
ahamoが繋がらない・圏外の原因は?解決方法や正しいAPN設定を解説!
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※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。
ドコモの「ahamo(※1)」は、月額料金が格安なオンライン専用プランです。
そんなahamoで「ahamoが繋がらない」「ahamoで音声通話ができない」「ahamoでデータ通信ができない」といったトラブルが起きていないでしょうか。
各種設定を正しく行わないとahamoに繋がらず、スマホが使えないという事態に陥ります。
この記事では、ahamoに繋がらないトラブルを解決するため、典型的な原因と解決法、よくある質問とその回答をまとめました。
ahamoを使い始めたもののahamoに繋がらなくて困っている人や、ahamoユーザーで突然ahamoに繋がらなくなってしまった人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
ahamoがネットに繋がらない9つの原因と解決法
まず、ahamoがネットに繋がらない・圏外になる場合、以下の9つの原因が考えられます。
- 対応端末外である
- SIMカードが正しく装着されていない
- デフォルト回線に選択できていない
- APN名の入力ミス(Android)
- 構成プロファイルが残っている(iPhone)
- 機内モードになっている
- モバイルデータ通信がオフになっている
- VoLTEの選択ができていない
- 回線が切り替えられていない
ここからは、ahamoがネットに繋がらない原因別の解決法を紹介します。
原因と解決法1:対応端末外である
ahamoは、どのスマホでも使えるわけではありません。
手持ちの端末がドコモが公表している「対応端末」であるため、最悪電話ができない・データ通信ができない、といったことも考えられます。
対応端末以外の端末は、使えてもahamoの機能が一部制限される、といったものも多いです。
そのため、ahamoに乗り換える場合は必ずahamo公式サイトの「対応端末一覧」を確認して、自分が使いたいスマホの動作確認が取れているかを確認するようにしましょう。
原因と解決法2:SIMカードが正しく装着されていない
ahamoに限らず、スマホで電話ができない・データ通信ができない場合によくあるのが「SIMカードの装着不良」です。
SIMカードがしっかり装着されていないとSIMカードが認識されず、電話やデータ通信に問題が生じます。
「SIMカードを装着しているはずなのにアンテナ表示が出ない」という場合はSIMカードの装着不良が原因の可能性が高いです。
この場合、一旦SIMカードトレイを引き出し、SIMカードをSIMカードトレイに正しく乗せてください。
また、SIMカードの金色の金属部分が汚れていないかどうかも確認し、汚れている場合は清潔な布などで軽く拭き取りましょう。
原因と解決法3:デフォルト回線に選択できていない
最近は1つのスマホで2つの回線が使える「デュアルSIMスマホ」が増えています。
実際にiPhoneはiPhone XS・iPhone XS Max・iPhone XR以降であれば、eSIM × 物理SIMのデュアルSIM設定が可能です。
そしてこのデュアルSIMスマホは、「主回線」「副回線」という概念があります。「どちらの回線をメインとして音声通話を行うか、またデータ通信を行うのか」を設定する必要があります。
さらにiPhoneの場合、音声通話には「デフォルト回線」という概念もあります。
ahamoを使う場合は、音声通話のデフォルト回線をahamoにしておくのがおすすめです。
電話帳から発信する場合は、主回線・副回線を選択した上で発信できます。事前に電話帳ごとにあらかじめ設定することも可能です。
ただし電話帳以外から発信する場合はデフォルト回線から発信されますので、ahamoをデフォルト回線に設定していないと、ahamo以外の回線から発信されてしまいます。
これがahamoをデフォルト回線に設定しておくべき理由です。
iPhoneのデフォルト回線は、「設定」→「モバイル通信」→「デフォルトの音声回線」をahamoを設定した方の回線(主回線か副回線か)をすることで指定できます。
データ通信をahamoで行う場合は、「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」で、音声通話同様ahamoを設定した方の回線(主回線か副回線か)を指定します。
この設定がきちんとできていない場合、ahamoでデータ通信ができません。
原因と解決法4:APN名の入力ミス(Android)
ahamoを使う際に、スマホによってはインターネット接続に必要な「APN設定」の手入力が必要です。
iPhoneはiOS 14.5以降であればAPN設定は不要でが、iOS 14.4以前のiOSを使っている場合や、一部のSIMフリーAndroidスマホがこれに該当します。
この際に入力するスペルを間違えたり、大文字と小文字をきちんと使い分けなかったりすると、ネットワークに接続されません。
AndroidスマホでahamoのAPN名を確認・設定する方法は、以下の通りです。
ahamoのAPN名の確認・設定方法(Android)
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「モバイルネットワーク」→「詳細設定」をタップ
- 「アクセスポイント名」→画面右上の「+」ボタンをタップ
- 「名前」は「ahamo」など任意のものを入力、「APN」は「spmode.ne.jp」と入力
- 画面右上の三点マークをタップ→「保存」をタップ
- 元の画面に戻るので、ここで設定したAPN(「ahamo」)にチェックを入れる
原因と解決法5:構成プロファイルが残っている(iPhone)
「構成プロファイル」とはiPhoneのみに設定されるもので、iOSの各種設定を自動的に行うパッケージファイルのことです。
iPhoneで音声通話・データ通信を行う際に必要で、ahamoを使う際にahamoのiPhone利用開始設定サイトからダウンロード・インストールして使うことになります。
しかしこの構成プロファイルは、1つのiPhoneに対して1つしか設定できません。
そのため、古い構成プロファイルがiPhone内に残っている場合、ahamoの構成プロファイルをダウンロードしても、インストールできません。
iPhoneの構成プロファイルは「設定」→「一般」→「プロファイル」で確認できます。ahamoの構成プロファイルが正しく入っていればここに「ahamo初期設定」と表示されているはずです。
別の表示が出ていればahamoの構成プロファイルではなく、その表示名の構成プロファイルがインストールされています。これを削除してから改めてahamoの構成プロファイルをインストールしましょう。
構成プロファイルの削除は「設定」→「一般」→「プロファイル」で該当のプロファイルをタップし、「プロファイルを削除」で削除できます。
原因と解決法6:機内モードになっている
スマホにahamoの設定がきちんとされていても、スマホが機内モードになっているとahamoに繋がりません。
「機内モード」とは、文字通りスマホを航空機の機内で使う際の設定モードです。
航空機内は運航に必要な機器類への悪影響を避けるため、スマホの利用が原則禁止されています。
その際にこの機内モードを設定しておくと、音声通話・データ通信に必要な電波の送受信を一切しなくなるため、とても便利です。
ahamoに繋がらない場合は機内モードに入っていないかどうかを確認してみましょう。
またスマホがインターネットに接続されない場合、機内モードのスイッチをオン/オフを繰り返すことで、インターネット接続が上手くいくことがあります。
原因と解決法7:モバイルデータ通信がオフになっている
ahamoでデータ通信ができない場合、スマホの「モバイルデータ通信」のスイッチを確認してください。
このスイッチがオフになっていると、設定が正しくされていてもモバイルデータ通信ができません。
iPhone:「設定」→「モバイルデータ通信」
Android:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「モバイルデータ」
それぞれの設定画面で、モバイルデータ通信のスイッチがオンになっていることを確認してください。
原因と解決法8:VoLTEの選択ができていない
ahamoで圏外表示が出てしまう場合、VoLTEの設定がオンになっていない可能性が考えられます。
iPhoneは「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「音声通話とデータ」でVoLTEがオンになっていることを確認してください。
Androidは「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「音声通話とデータ」でVoLTE(「4G回線による通話」などの場合もあり)がオンになっていることを確認しましょう。
これらで解決しない場合、優先ネットワークの変更操作も試してみてください。
iPhone:「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「音声通話とデータ」
Android:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「優先ネットワークの種類」
上記の手順で通信規格を選択できます。この操作によってahamoに正しく繋がることがあります。
原因と解決法9:回線が切り替えられていない
ahamoを利用する前には、必ず回線の切り替え(開通)手続きが必要です。
これは新規契約・MNP転入はもちろんのこと、ドコモからプラン変更でahamoに切り替えた場合もです。
この切り替え手続きが済んでいないと、SIMカードを入れようが、APN設定を済ませようが、ahamoに繋がりません。
手続きはオンラインもしくは電話(新規契約とドコモからのプラン変更の場合のみ)で、商品出荷日から15日以内にする必要があります。
ahamoの開通手続き手順
オンラインでの切り替え(開通)手続きの流れは、以下の通りです。
ahamoのオンラインでの切り替え(開通)手続き
- ahamo公式サイトの「ログインページ」で手続き時に発行された13ケタの「受付番号」と、手続き時に入力した「連絡先電話番号」と「ネットワーク暗証番号」を入力してログイン
- 「配送状況の確認」をスクロールし、「開通手続き」の「切り替え(開通)手続きへ」をタップ
- 受付確認メール送信の有無を選択した上で「開通する」をタップ
この後スマホを再起動すると、APN設定が正しく済んでいればahamoのネットワークに接続されます。
電話で開通手続きをする場合は「1580」へ電話し、ガイダンスに従って手続きを進めてください(MNP転入はオンラインの手続きのみ)。
ネットワーク設定をリセットする
どうしてもahamoに繋がらない場合、ネットワーク設定自体を一旦リセットして、再度APN設定などをし直してみましょう。
iPhone:「設定」→「一般」→「ネットワーク設定をリセット」
Android:「設定」→「システム」→「詳細設定」→「リセットオプション」→「WiFi、モバイル、Bluetoothのリセット」
端末を再起動する
全ての設定を正しく行っているにも関わらずahamoに繋がらない場合、端末を再起動してみましょう。
スマホに生じる原因不明の不具合は、再起動をすることで解消することがあります。 何か不具合が生じた場合には、まず再起動を試してみましょう。
ahamoがネットに繋がらない場合のFAQ
次に、ahamoがネットに繋がらない場合によくある質問と、その答えを紹介します。
「ネットワークサービスの設定ができません」とは?
ドコモにおいて「ネットワークサービス」とはいくつかありますが、ここでは「発信者番号通知」と「着信通知」を指します。
発信者番号通知とは、電話を発信した時に相手に自分の電話番号を通知する機能のことです。
また、着信通知とは電源オフ・圏外・通話中時に着信があった際に、ショートメッセージで発信者の電話番号と着信日時を通知してくれる機能のことです。
この2つは、ドコモのスマホであれば特に申し込みや設定は不要で、最初からオンになっています。そしてそれぞれの設定を自由にカスタマイズできるようになっています。
例えば発信者番号通知の場合、非通知にできたり、事前に通話ごとに設定・非通知の設定が可能です。
着信通知の場合は、通知そのものを停止できます。
しかしahamoの場合、一部の端末でこの設定の変更ができません。つまり最初の設定から変更できず、発信者番号通知・着信通知共に「常にオン」のままです。
ahamoで動作確認が取れているスマホのうち、ネットワークサービスの設定の変更ができないものは以下の通りです。
ネットワークサービスの設定変更ができない機種
- Android:Xperia A4 SO-04G/Xperia Z4 SO-03G/Xperia Z3 Compact SO-02G/Xperia Z3 SO-01G/Xperia Z2 SO-03F/Google Pixel 3a/Google Pixel 3XL/Google Pixel 3
- iPhone:iPhone 6/iPhone 6 Plus
これらのスマホで発信者番号通知・着信通知の設定を変更しようとすると、「ネットワークサービスの設定ができません」と表示されることがあります。
ahamoの正しいAPN設定方法は?
前述のように、ahamoを使うには正しくAPNを設定する必要があります。
iPhoneはiOS 14.5以降であればAPN設定の必要はありません。
Androidは原則としてドコモで販売されたスマホなら、APN設定の必要はありません。それ以外のスマホはAPN設定が必要なものがあります。
ahamoのサポート・問い合わせ先は?
ahamoはあくまでもオンライン専用プランのため、サポートも問い合わせも原則としてオンラインしか用意されていません。
電話やドコモショップでのサポートは行っていないので、注意してください。
ahamoを使っていてわからないこと・困ったことが出てきたら、まずはahamo公式サイトの「メニュー」→「よくある質問」でFAQを検索してみましょう。
「よくある質問」を下へスクロールして「チャットで質問する」→「チャット画面を開く」をタップし、オペレーターに質問・相談をすることもできます。
なお、2021年4月22日から「ahamo WEBお手続きサポート」が設置されています。
これは3,300円(税込)でドコモショップの店員が店頭で各種手続きのための端末操作を手伝ってくれる、というもので、操作や設定自体は自分でする必要があります。
また、サポート対象はあくまでも「My docomoで行う手続きのサポート」に限られます。端末初期設定およびデータ移⾏などはサポートの対象外です。
ahamoが繋がらない場合は設定から見直そう!
今回は、ahamoが繋がらない主な9つの原因と解決法を紹介すると共に、よくある質問とその回答を紹介しました。
ahamoの設定は特に難しいことはありません。ahamo公式サイトで紹介されている手順通りに進めていけばすんなり終わります。
本記事で紹介した9つの原因は、スマホの操作やSIMカードの装着などに慣れている人も、意外に見落としがちなポイントです。ahamoが繋がらない場合は1つずつ丁寧に確認をしてみてください。
また、よく忘れてしまいがちなのが切り替え(開通)手続きです。特にドコモからのプラン変更の場合、通常の料金プランの変更と同じつもりでそのまま使おうとすると、使えません。
ぜひこの記事を参考にして、ahamoが繋がらないトラブルを解決してください。
(※1)ahamo注意点についてはこちら
サービスについて:ahamoでは、キャリアメールなど一部ご利用できないサービスがあります。
サポートについて:ahamoはお申込みからサポートまで、オンラインにて受付するプランです。ドコモショップなどでのサポートをご希望の場合は、「ahamoWebお申込みサポート」(税込3,300円) をご利用ください。
ahamoWebお申込みサポートとは、お客さまのご要望に基づき、ahamo専用サイトからのお申込みの補助を行うものです。
なお、お申込み時の端末操作はお客さまご自身で実施頂きます。また、端末初期設定およびデータ移行などは本サポートの範囲外となります。
端末初期設定およびデータ移行の補助をご希望のお客さまは「初期設定サポート(有料)」を別途お申込みください。初期設定サポート(有料)とは、お客さまのご要望に基づき、ahamoアプリおよび専用サイトからのお手続き補助を行うものです。
オンライン手続きについて:サイトメンテナンス中など、受付できない場合がございます。
月額料金について:機種代金別途
国内通話料金について:5分超過後は、22円/30秒の通話料がかかります。「SMS」、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金 がかかります。
海外パケット通信について:15日を超えて海外で利用される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です
端末のご契約について:ご利用端末がドコモで提供している通信方式とは異なる通信方式のみに対応している機種の場合、また SIMロック解除がなされていない場合についてはahamoをご利用いただくことはできません。ご利用中の機種が 対応しているかはahamoサイトにてご確認ください。
SIMカードのご契約について:MNP予約番号を取得のうえ、ahamoサイトからMNPによる新規お申込み手続きが必要です。