iPadの買い替えタイミングは？お得に買う方法やデータ移行方法も解説

iPadは、ネットサーフィンやゲーム、動画編集など幅広い用途に使える人気のタブレット端末です。スペックの異なる様々な機種が販売されています。

現在、iPadの買い替えを考えている方もいるのではないでしょうか。

今回は、iPadを買い替えるおすすめのタイミングを解説します。いつ新しいiPadを買うか迷っている方は必見です。

また、お得にiPadを購入する方法やおすすめの機種も紹介しています。購入費用を抑えて自分向きの機種を入手したい方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

iPad を買い替えるべきタイミング

iPadを買い替えるおすすめのタイミングを解説します。iPadの購入から数年が経った方は、以下を参考にしてください。

故障のサインが出始めたとき

使っていて「何だか調子が悪い」と感じ始めたら、それはiPadが故障しているサインの可能性があります。

以下のような故障のサインが出始めたら、それは買い換えるべきタイミングです。

1.アプリが強制終了する

アプリが急に落ちる、フリーズするという現象が何度も起きていれば、それは故障のサインです。

ゲームアプリや写真編集アプリなど、iPadを使ううえで欠かせない各種アプリはアップグレードされます。

しかし、iPadが古くなると、アップデートに対応できなくなる可能性があります。アップデートではバグの修正なども行われているため、対応できなければ不具合が出て当然です。

アプリが強制終了することがある、という場合は買い替えを検討した方がよいでしょう。

2.バッテリーの減りが早い

充電しているのにバッテリーが早く減る場合も、買い替えのタイミングです。

バッテリーには耐用年数がありますが、消耗具合はiPadの使い方や設定によって異なります。

しかし、何年も使い続けていれば、どんなにバッテリーが消耗しないように配慮しても劣化は防げません。

フル充電しても数時間でバッテリーがなくなる、アプリを使っていないのに減りが早いという場合には、バッテリーが限界を迎えた可能性があります。

自由に持ち運んで使うメリットを活かすためにも、買い替えを検討しましょう。

3.ディスプレイの不具合が起こる

ディスプレイをタップしても反応しない、色合いがおかしいなどの不具合が見られる場合も、買い替えの時期と判断した方がよいでしょう。

表面的な傷であれば、保護フィルムを貼ったりカバーを付けたりすればある程度防げます。しかし、内部の不具合が原因であれば買い替えや修理をするしかありません。

何度もディスプレイに不具合が起こっていたら、買い替えの時期と考えましょう。

4.最新のiPad OSにアップデートできない

端末としての性能が古くなれば、最新のiPad OSへのアップデートもできなくなります。最新のiPad OSが使えなければ、新しく開発されたアプリも使えません。

つまり、最新のiPadOSにアップデートできなくなったときも、買い替えのタイミングです。

最新のiPad OSにアップデートできなくても、それまでインストールしているアプリはそのまま使えます。

しかし、便利な機能が追加されたりバグが修正されたりした最新版は使えません。セキュリティ的にも問題があります。

そのまま放置すれば、大きな不具合が出てくる可能性も考えられます。iPad OSのアップデートができなくなったら、買い替えのタイミングと判断しましょう。

以下の記事では、iPadの症状別の対処法やおすすめ修理店を紹介を紹介しています。iPadに不具合が起きて困ったときは、ぜひこちらも参考にしてください。

新しいiPadが発売されたとき

新機種が発売されたときも買い替えを検討したいタイミングです。

Appleがほぼ毎年開催しているイベントでは、iPadの新機種が発表されることがあります。通常、イベントが開催されるのは7月と秋です。

イベントがあれば必ずiPadの新機種が発表されるわけではありません。しかし、現行モデルの発売日から日にちが空けば、新機種が発表される期待は高まります。

現行モデルの発売日は以下の通りです。

モデル	発売日
iPad Air(第5世代)	2022年3月18日
11インチiPad Pro(第4世代)	2022年10月26日
12.9インチiPad Pro(第6世代)	2022年10月26日
iPad(第10世代)	2022年10月26日
iPad mini(第6世代)	2021年9月24日

新機種が発売されれば、過去のモデルは型落ち品となり価格が安くなります。型落ち品といっても性能が大きく劣るわけではありません。

より安く買い替えたい場合は型落ち品も検討してみましょう。

新しいiPadにお得に買い替える方法

買い換えるべきタイミングがわかったところで、次はお得に買い換える方法を紹介します。定価で購入するより安く手に入れる方法なので、ぜひ試してみてください。

使っていたiPadを下取りに出す

Appleや大手キャリアでは、今まで使っていたiPadを買い取ってくれる「下取りプログラム」を実施しています。

下取りプログラムを利用すれば、新機種の購入代金から下取り額分が割引されたり、ポイントが還元されたりします。

下取りプログラムを上手に活用して、お得にiPadを買い替えましょう。

型落ちしたモデルを購入する

最新機種にこだわらない方には、型落ちモデルがおすすめです。動画視聴やネットサーフィン程度であれば、型落ちモデルでもストレスなく使えます。

「動画編集メインで使いたい」「RAW現像したい」という場合は性能にこだわった方がよいでしょう。しかし、それ以外であれば型落ちモデルで問題ありません。

型落ちモデルを購入するなら、Appleの「認定整備済製品」がおすすめです。認定整備済製品は、店頭展示品や初期不良で返品された製品を再度整備して販売しているものです。

外装やバッテリーは新しいものに交換されており、定価よりも安く購入できます。

お得に買い替えたい方は、Appleの「認定整備済製品」もぜひ検討してみてください。

キャリアの端末購入プログラムを利用する

携帯キャリアでは、iPadを安く購入できる端末購入プログラムが実施されています。これは、端末を分割払いで購入し、後に返却すると残債の支払いが不要になるサービスです。

端末購入プログラムを利用すると、通常の半額に近い金額でiPadを使用できます。

買い替え後に端末が手元に残らなくても構わない方は、端末購入プログラムの利用がおすすめです。

なお、端末が正常に動作しない場合はサービスを利用できない場合があります。購入前にサービスの利用条件を確認しておきましょう。

中古のiPadを購入する

新品にこだわらない方は中古iPadの購入がおすすめです。発売から時間が経過したiPadなら、2万円以下で購入できることもあります。

とにかく安くiPadが欲しいのであれば、中古iPadは要チェックです。

おすすめの中古iPad取扱サイトはこちら

以下の記事では、iPadを安く買える購入先を紹介しています。iPadの買い替えを考えている方は、ぜひこちらもご覧ください。

買い替えにおすすめなiPad4選

ここからは、現在お使いのiPadの代わりとなるおすすめ機種を4つ紹介します。

コスパ抜群の「iPad Air(第5世代)」

出典:Apple

iPad Air(第4世代)の後継モデルとして、2022年3月に登場した「iPad Air(第5世代)」。発売日は2022年3月18日(金)で、Apple・ドコモ・au・ソフトバンクなどで購入できます。

iPad Air(第5世代)には、最新のiPad ProやMacBook Airに搭載されている「M1チップ」が搭載されています。

前モデルに比べて最大60%速いので、マルチタスクをこなしたい方やクリエイティブな作業を楽しみたい方におすすめです。

ホームボタンがないので、10.9インチのLiquid Retinaディスプレイを遮るものがありません。指紋認証(Touch ID)は、トップボタン(電源ボタン)に内蔵されています。

日常使いとしてはもちろん、高負荷な作業にも対応するモデルなので、コストパフォーマンスに優れたモデルです。

iPad Air(第5世代)
Apple販売価格(税込)	92,800円～
ディスプレイ	10.9インチ
サイズ	247.6mm×178.5mm×6.1mm
容量	64GB・256GB
カラー	スペースグレイ スターライト ピンク パープル ブルー

▼新型iPad Air 5の価格・スペックなどについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をあわせてご一読ください。

大型ハイスペックモデルの「iPad Pro 12.9インチ(第6世代)」

2022年10月26日に発表されたハイスペックモデルです。Macと同じApple M2チップが搭載されており、演算スピードが40％、グラッフィクス性能は35％向上しています。

iPadで本格的な動画編集や画像編集をしたい方におすすめです。

iPad Pro 12.9インチ(第6世代)
価格	172,800円(税込)～
ディスプレイ	12.9インチ
サイズ	280.6×214.9×6.4 mm
容量	128GB・256GB・512GB・1TB・2TB
カラー	シルバー・スペースグレイ

リーズナブルな「iPad(第10世代)」

手頃な価格が魅力のモデルです。前モデルで「A13 Bionicチップ」だったプロセッサが第10世代では「A14 Bionicチップ」に変更されています。

ネットサーフィンや動画視聴、ゲームなどの用途で快適に操作できます。

価格重視という方はぜひこちらを検討してみてください。

iPad(第10世代)
価格	68,800円(税込)～
ディスプレイ	10.9インチ
サイズ	248.6×179.5×7.0 mm
容量	64GB・256GB
カラー	シルバー・ブルー・ピンク・イエロー

持ち運びに便利な「iPad mini(第6世代)」

片手で持てるほどのコンパクトサイズが魅力のモデルです。子供でも持ちやすい軽さ(293g)に設計されており、電子書籍リーダーとしても使いやすいサイズ感です。

外出先には常にiPadを持ち歩きたいは「iPad mini(第6世代)」に買い替えてはいかがでしょうか。

iPad mini(第6世代)
価格	78,800円(税込)～
ディスプレイ	8.3インチ
サイズ	195.4×134.8×6.3 mm
容量	64GB・256GB
カラー	スペースグレイ・ピンク・パープル・スターライト

iPad買い替え前のデータ移行準備

買い替え前にやっておきたいデータ移行の準備について解説します。データ移行の方法も紹介しますので、買い替えの際にぜひ役立ててください。

LINEのデータ引継ぎ準備

LINEアカウントを引継ぐには、まず引継ぎ元のiPadでメールアドレスとパスワードの登録が必要です。

アカウントを引継ぐには「アカウント引継ぎ設定」も必要です。

トーク履歴も引継ぎたい場合は、バックアップを取っておきましょう。

以下はアカウントの移行方法とトーク履歴の復元方法です。

アプリのデータ引継ぎ準備

アプリのデータ引継ぎには「クイックスタート」機能が便利です。

ただし、一部アプリではアプリ単体でデータのバックアップが必要なこともあります。この場合、アプリごとの手順に従ってバックアップをしましょう。

写真などのデータ引継ぎ準備

写真などを引継ぐ場合は、iCloudを使う方法がおすすめです。iCloudを設定すれば、複数の端末から撮影した写真や動画を閲覧できます。

旧iPadと新iPadの両方で設定しましょう。

なお、iCloudを無料で使えるのは5GBまでです。それ以上は有料となるため注意しましょう。

ベストタイミングでお得にiPadを買い替えよう

iPadを買い換えるべきタイミングは、故障のサインが出始めたときと、新しいiPadが発売されたときです。

古くなったiPadを下取りに出したり、型落ちしたモデルを購入したりすれば、出費を抑えながら新しいiPadを手に入れられます。

お得に新しいiPadに買い替えて、より快適なネット環境を楽しみましょう。

以下の記事では、iPad / Pro / Air / miniの比較や選び方を解説しています。機種選びに迷っている方は、以下の記事もチェックしてみてください。