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- 更新日:2024年04月08日
Snapdragon(スナップドラゴン)の性能比較!最新モデルのベンチマークスコアは?
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Androidスマホの性能を知るために、Snapdragonを詳しくチェックしましょう。
Snapdragonはスマホの頭脳ともいえる部分です。スペック表のCPUの場所に記載されています。Snapdragonの数値の見方を知ると、スマホの性能を理解でき、購入や機種変更の際に役立つでしょう。
各機種に搭載されているSnapdragonの性能の比較をまとめて確認しましょう。
目次
Snapdragonとは
Snapdragonとは、Androidスマホのスペック表に載せられているSoCの型番です。
「Snapdragon888」などの数字で表示されていて、数字の大きさによってスマホの性能がある程度理解できます。
SoC(System on a Chip)はスマホの処理能力や指令を管理する部分のことです。SoCに表示されるSnapdragonは、例えるならスマホの頭脳にあたる部分といえるでしょう。
Snapdragonの値が高ければ、それだけスマホの動作が滑らかでサクサク作業ができます。Snapdragonの番号を比較して、より性能のいい機種を選びましょう。
スペック表にはSoCとしてSnapdragonが載せられることもあれば、単にCPUとして表示されることもあります。
他のSoCが搭載されているスマホの性能とSnapdragonとの性能比較は、Snapdragonの数字を見るだけではできません。
Snapdragon以外の独自のSoC
- AppleのAシリーズ
- GoogleのGoogle Tensorシリーズ
- GalaxyのExynosシリーズ
他のSoCのスマホとSnapdragonを比べるには、ベンチマークスコアを調べて確認する必要があります。
Snapdragonの性能の見方
Snapdragonの数値をみると、スマホの性能を確認できます。
Snapdragonにある数字の値が大きければ大きいほどハイスペックで処理能力があります。
よりSnapdragonの番号が大きいものは、より性能の高いハイスペックスマホといえるでしょう。
各モデルのSnapdragon数値目安
- ハイエンドモデル:8シリーズ(800番以上)
- ミドルレンジモデル:6/7シリーズ(700~600番台)
- エントリーモデル:4シリーズ(600番以下)
価格の安いエントリーモデルの中にも、600番台・700番台のSnapdragonが搭載されているものもあります。
最新の機種なら、よりリーズナブルに高性能の端末を手に入れられるでしょう。
2021年11月に発売した「Snapdragon 8 Gen 1」以降は命名規則が変わり、シリーズの数字に世代が付与されるようになっています。
Snapdragonの性能と目安価格
より性能のいいスマホのほうが当然価格は高くなります。
Snapdragonの性能と目安価格
- 8シリーズ(800番台):100,000円前後
- 6/7シリーズ(700~600番台):50,000円前後
- 4/5シリーズ(500~400番台):20,000円前後
Snapdragon 6/7シリーズ(700~600番台)でコスパのいいミドルレンジスマホが用意されています。
この値のSnapdragonは十分高い処理能力を持っているので、ミドルレンジで十分満足できるユーザーも多いでしょう。
一方、2万円前後のエントリーモデルにも、高い性能のSnapdragonが搭載されているものがあります。
場合によっては、ミドルレンジと同等もしくはそれ以上の性能を備えていることもあるでしょう。
例えば、OPPO A55s 5Gなどに搭載されているSnapdragon 480 5Gと、OPPO Reno3 Aなどに搭載されている2020年以前のSoC、Snapdragon 665をベンチマークで比較してみましょう。
Snapdragon 480 5G | Snapdragon 665 | |
---|---|---|
シングルコア性能 (Geekbench 5) |
503 | 306 |
マルチコア性能 (Geekbench 5) |
1643 | 1254 |
パフォーマンス (AnTuTu 8 Benchmark) |
260173 | 171683 |
このように、エントリーモデルのSoCでも発売日が新しければ、前世代のミドルレンジモデルより性能が高い場合があります。
安くて性能のいいスマホを探しているなら、最新のエントリーモデルから評判の高い機種を探してみてください。
Snapdragonの性能比較一覧
Snapdragonのモデルごとの性能を正確に知るには、ベンチマークスコアを調べるのが一番です。AppleのiPhoneなど他のSoCを搭載するスマホと比べる際にも、ベンチマークを確認しましょう。
スコアはメモリの容量や端末の個体差にも影響されますが、スコアの平均値を見ればSoCの性能を把握できます。
スマホの性能を測定するベンチマークアプリ「Antutu Benchmark 10」を使って、Snapdragonの平均スコアをまとめました。
AppleのAシリーズとSamsungのExynosシリーズも、参考にしてください。
Snapdragon
SoC | 総合スコア | 搭載されている主なスマホ |
---|---|---|
Snapdragon 8 Gen 3 | 1,476,480 | REDMAGIC 9 Pro |
Snapdragon 8 Gen 2 | 1,281,650 | Xperia 1 V |
Snapdragon 8 Gen 1 | 948,574 | Xperia 5 IV |
Snapdragon 888 Plus | 825,450 | ROG Phone 5s |
Snapdragon 888 | 816,812 | AQUOS R6 |
Snapdragon 870 | 727,650 | moto g100 |
Snapdragon 865 Plus | 716,498 | ZenFone 7 Pro |
Snapdragon 865 | 668,494 | Xperia 1 II |
Snapdragon 855 Plus | 542,771 | POCO X3 Pro |
Snapdragon 7 Gen 1 | 536,422 | Galaxy M55 |
Snapdragon 778G | 502,035 | motorola edge 20 |
Snapdragon 750G | 398,403 | Galaxy M23 5G |
Snapdragon 765G | 365,497 | OPPO Reno5 A |
Snapdragon 695 | 361,205 | BASIO active2 |
Snapdragon 720G | 332,605 | AQUOS sense4 |
Snapdragon 730G | 307,654 | Pixel 4a |
Snapdragon 680 | 255,141 | Redmi Note 11 |
Snapdragon 662 | 209,877 | OPPO A73 |
Snapdragon 665 | 179,655 | OPPO Reno3 A |
Snapdragon 460 | 168,455 | arrows Be4 Plus |
Apple
SoC | 総合スコア | 搭載されている主なスマホ |
---|---|---|
Apple A17 Pro | 1,549,189 | iPhone 15 Pro/Pro Max |
Apple A16 Bionic | 1,441,069 | iPhone 15/15 Plus iPhone 14 Pro/Pro Max |
Apple A15 Bionic | 1,299,090 | iPhone 14/14 Plus iPhone 13/mini/Pro/Pro Max iPhone SE(第3世代) |
Apple A14 Bionic | 1,095,315 | iPhone 12 |
Apple A13 Bionic | 889,911 | iPhone 11 iPhone SE(第2世代) |
Apple A12 Bionic | 648,637 | iPhone XR/XS/XS Max |
Apple A11 Bionic | 470,655 | iPhone X iPhone 8/8 Plus |
SamusungのExynos
Soc | 総合スコア | 搭載されている主なスマホ |
---|---|---|
Exynos 2400 | 1,777,263 | Galaxy S24 |
Exynos 2200 | 1,131,544 | Galaxy S23 |
Exynos 2100 | 891,824 | Galaxy S21 |
Exynos 990 | 727,249 | Galaxy S20+ |
Exynos 1480 | 723,950 | Galaxy A55 |
Exynos 9825 | 645,378 | Galaxy Note 10 |
Exynos 9820 | 637,281 | Galaxy S10 |
Exynos 1380 | 594,133 | Galaxy A35 |
Exynos 1280 | 469,483 | Galaxy A25 5G |
Exynos 9810 | 453,442 | Galaxy S9+ |
Exynos 980 | 430,012 | Galaxy A51 5G |
Exynos 1330 | 430,012 | Galaxy A14 5G |
Exynos 9611 | 428,831 | Galaxy A50s |
Exynos 8895 | 379,907 | Galaxy S8 |
最新版Snapdragonの性能解説
Snapdragonの性能を数字の桁ごとに確認してみましょう。最新Snapdragonで話題になっているスマホも取り上げます。
Snapdragon 800番台
Snapdragonの800番台は性能の高いハイエンドスマホばかりです。最新機種なら最高クラスの性能であることは間違いありません。
サクサクとした操作性と動画やゲームも楽しみたい人には、870以上のSnapdragonが搭載されている端末がおすすめです。
Snapdragonはどんどんグレードアップしているので、最新版をチェックするようにしましょう。
2024年4月現在、Snapdragonで最も高いベンチマークスコアを出しているのはSnapdragon 8 Gen 3です。
2023年10月に発表された最新のSoCで、まだ搭載されているスマホは多くありません。
Snapdragon 8 Gen 3の1世代前となるSnapdragon 8 Gen 2が、現在ハイエンドモデルの主流SoCとなっています。
Snapdragon 8 Gen 2搭載のスマホ
- Xperia 5 V
- Xperia 1 V
- Galaxy Z Fold5
- ASUS R8
- ROG Phone 7
- OPPO Find X6 Pro
一方、800番台とはいえ何世代も前の機種になると、700番台の最新機種のほうが高性能である可能性もあります。ベンチマークのスコアをチェックしておきましょう。
Snapdragon 700番台
Snapdragon700番はミドルレンジとして扱われますが、最高クラスの800番台のスマホに限りなく近い性能を備えています。
最新機種の700番台は5G搭載スマホも多く、数年前の800番台シリーズよりも性能がいいものもあります。
古い型の800番台と最新の700番台のスマホを比較する場合は、ベンチマークを調べましょう。
快適な操作ができるコスパのいいスマホとして人気があります。
Snapdragon765Gを搭載したスマホ
- Google Pixel 5
- OPPO Reno5 A
Snapdragon 600番台
ミドルレンジやエントリーモデルのスマホに搭載されるSnapdragon600番台。
2万円前後で購入できるリーズナブルな端末にも使われているので、コスパ重視の人におすすめです。普段使いのスマホなら、600番台でも十分快適に操作できるでしょう。
600番台でもシリーズによって性能が大きく変わるので注意が必要です。例えば、5G対応のSnapdragon 690 5Gは、Snapdragon 675と比較すると性能が大幅に改善されました。
ひとまとめに考えず、ベンチマークのスコアなどを参考にして選ぶといいでしょう。
Snapdragon400番台
400番台のSnapdragonは高性能スマホとは言えません。しかし、最新版ではとてもよいパフォーマンスが期待できるものもあります。
Snapdragon 480は400番台で初めて5Gに対応し、数年前の600番台と比較して勝るとも劣らないスコアをマークしています。
古いモデルの700番台と比べても性能の差が縮まってきているので、400番台のSnapdragonでも最新のものは高いコスパを期待できるでしょう。
Snapdragon搭載の高性能おすすめスマホ
最新Snapdragonが搭載されたおすすめ機種を紹介します。ハイエンドスマホだけでなく、ミドルレンジのコスパのいい端末もあるのでぜひチェックしてみましょう。
ますます高性能になっているSnapdragonの中から、自分にぴったりのスマホを選んでください。
Snapdragon 8 Gen 3搭載のGalaxy S24
最新SoCのSnapdragon 8 Gen 3を搭載するSamsungフラグシップモデルで、2024年4月11日(木)発売の最新機種です 。
6.2インチの美しい大画面を備えつつ、丸みを帯びた形状でどんな人にも持ちやすい操作性も兼ねそろえています。
5Gに対応しており、指紋認証・顔認証ももちろん利用できます。
IPX5/8の防水とIP6Xの防塵、改良されたアーマーアルミニウムで強固に保護されたデザインというタフネス設計なのもうれしいポイント。
大容量の4,000mAhのバッテリーは、従来モデルから100mAh送料し、さらに長く使えるようになりました。
多種多様な機能と広角・超広角・望遠のトリプルカメラに加え、高スペックの最新Snapdragonを備えるハイエンドモデルです。
高性能ながらも価格は10万円台に押さえられています。既Galaxyユーザーの機種変更にも手が届きやすいハイエンドスマホでしょう。
Snapdragon 8 Gen 2搭載のXperia 5 V
最高レベルのSnapdragon 8 Gen 2を搭載するSONYの人気Xperiaシリーズです。
21:9のワイド画面で広々と使えるだけではなく、120Hzの高リフレッシュレートにも対応しています。
SONY独自のAI技術で表現力や音の再現性が向上しており、大画面ディスプレイと相まって圧倒的な没入感を楽しめます。
大画面かつ5,000mAhの大容量バッテリーを搭載していますが、厚さは8.6mmと薄型で誰にでも持ちやすいデザインを実現しました。
さらに、独自の省電力技術により、前モデルから約20%も消費電力が改善しました。そのため、朝から晩まで使っても約50%のバッテリーが残ります。
高速なSnapdragon 8 Gen 2の性能を活かせる、多機能かつ高性能なスマホを使いたい方におすすめです。
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Snapdragon 695搭載のOPPO Reno9 A
OPPO Reno9 A は、リーズナブルかつ便利なSIMフリースマホとして、格安SIMなど各社で取り扱いのある人気機種。
OPPO Reno9 Aに搭載されたSnapdragon695は、18万点に達するAntutuのベンチマークスコアが出るとの報告があるので、600番台の中でも高性能が期待できるでしょう。
4,800万画素の広角カメラを含む3眼カメラを備えているだけでなく、4,500mAhの大容量バッテリーでたっぷり長時間楽しめます。
ガラスの質感で高級感のあるデザインも魅力的。6.4インチの大画面でも薄くて軽いので、操作性も携帯性もある便利なスマホでしょう。
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Snapdragon性能比較まとめ
Snapdragonの性能比較をしてみると、自分に最適なスマホが見つけやすくなるでしょう。
性能が最高レベルのハイエンドスマホもおすすめですが、最新のSnapdragonの性能はますます向上しています。コスパのいいミドルレンジやエントリーモデルにも気になる機種が見つかるかもしれません。
スマホの購入や機種変更でどの端末を選ぼうか迷っているなら、Snapdragonの性能に注目して、後悔のない選択をしてください。
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