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- 更新日:2023年05月30日
赤ロムは買取してもらえる?買取の相場や基礎知識、注意点まで解説
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スマホを売買するのであれば、赤ロムに関する知識は必須といえるでしょう。赤ロムがどのようなものか知らないままスマホを買取してもらうのは、おすすめできません。
なぜなら、トラブルの原因になる可能性や、損をしてしまうなどのリスクがあるからです。
この記事では、スマホの売買や中古スマホを扱う上で知っておく必要がある「赤ロム」について詳しく解説します。また、赤ロムの買取相場や買取時の注意点についても言及していきます。
赤ロムについて正しい知識を取得し、損をしない機種変更や中古スマホ売買をしましょう。
目次
赤ロムの基礎知識
赤ロムとはどのようなものなのでしょうか。まず、赤ロムの基礎知識について解説します。
特に、中古スマホを取り扱う際には赤ロムの基礎知識が必要です。ぜひこの機会に、赤ロムについての知識を深めておきましょう。
赤ロムとは?
赤ロムとは、何らかの理由によってキャリアからネットワーク利用制限をかけられた端末のことを指します。赤ロムの状態を解除できるのはその端末のキャリアのみです。
キャリアからネットワーク利用制限をかけられた端末の画面は、赤く表示されたままになります。そのため「赤ロム」と呼ばれているのです。
白ロムとの違い
一方、ネットワーク利用制限がかけられていない端末は白ロムと呼ばれます。
一般的にスマホは、本体内に挿されているSIMカードによって電話番号などの契約者情報を管理しています。このSIMカードを挿すことによってスマホでの電話や通信が可能です。
しかし赤ロムの端末は利用制限がかけられているため、SIMカードを抜き差ししても電話として使用できません。インターネット接続は、WiFi経由でのみ行えます。
買取した端末が赤ロムになる3つの原因
赤ロムがどのようなものかはわかりましたが、なぜ赤ロムになってしまうのでしょうか。
ここからは、端末が赤ロムになると考えられる3つの原因を詳しく解説します。
赤ロムになる原因
- 端末の分割金の滞納・未払い
- 盗難
- 紛失と偽っての不正取得
端末が赤ロムになってしまう原因を知っておきましょう。
1.端末の分割金の滞納・未払い
端末が赤ロムになってしまう原因として一番多いのが、このような端末料金の分割払い滞納や未払いによるものです。
スマホの端末は高額なため、多くの人が分割払いで購入します。この分割払いを滞納した場合、キャリアによってネットワーク制限がかけられ、端末が赤ロムとなります。
なお、分割金を支払い中の端末は赤ロムではなく、滞納によってキャリアからネットワーク利用制限がかけられた時点で、初めて赤ロムとなります。
中古で購入したスマホが購入時点では使えていたとしても、元々の持ち主が分割払いを継続中の場合、その後しばらくしてから滞納するケースもあります。
この場合、中古で購入後しばらくしてから突然、赤ロムになってしまうのです。大方の場合、端末の分割払いは2年間と長いため、このようなことが起きる可能性は十分あります。
2.盗難
置き引きや車上荒らし、スリなどで端末が盗難にあった場合、持ち主のほとんどがキャリアに盗難された旨の連絡をするでしょう。
すると、キャリアは該当の端末に対して遠隔操作によるネットワーク制限をかけます。これは、盗難された端末が第三者に不正利用されないための処置です。
このような盗難された端末が中古スマホとして市場に出回ってしまうこともあり、その端末を購入してしまうリスクがあります。
本来、中古携帯ショップは赤ロムを販売しません。しかし、ショップに入荷した時点ではまだ赤ロムとなっていなかった場合、店頭に並んでしまう可能性があるのです。
3.紛失と偽っての不正取得
大手キャリアには、端末を紛失したり盗難されたりした場合に申告すれば、補償として代替機をもらえるサービスがあります。
ユーザーには大変ありがたいサービスですが、このサービスを悪用し、代替機を不正取得する事例が発生しています。
このような不正取得を防ぐために、キャリアでは代替機を出した場合、元々所有していた端末を赤ロムとする処置を行うのです。
不正取得した所有者は、元の端末を買取や下取りに出し現金化しようとします。そのため、赤ロムとなる危険性のある端末が中古市場に出回る事態が発生するのです。
こちらの記事では、中古iPhoneを買うならどこがよいかを詳しく解説しています。中古iPhoneの購入を検討している方は、ぜひチェックしてください。
赤ロムは買取可能?不可能?
赤ロムがどのようなものかはわかりましたが、赤ロムを買取してもらうことは可能なのでしょうか。
ここからは、赤ロムの買取について詳しく解説していきます。
もし中古スマホの売買をするのであれば、損をしないためにもここで解説する内容をしっかり把握しておきましょう。
赤ロムの買取は違法なのか
赤ロムの買取は、原則的に禁止されているのが現状です。ただし、現実問題として、赤ロムの買取をしたことによって処罰を受ける可能性は低いと考えられます。
しかし、法的にもグレーといわざるを得ません。端末が赤ロムとなるには、前述のような原因があるためです。
そのような端末を販売することは、販売店にとって高いリスクが伴います。したがって、赤ロムを取り扱う中古携帯ショップは非常に少ないのが現状です。
購入する側から見ても、赤ロムの購入は避けたほうが賢明でしょう。また、「古物商の許可がない転売」は違法です。
個人で中古スマホの転売を考えている場合は注意しましょう。扱う商品に関わらず、個人で転売をするのであれば、古物商の許可は取得しておかなくてはなりません。
盗難品の販売・買取は違法
いうまでもなく、盗難品の販売や買取は違法です。盗品の場合、赤ロム処理されて端末が使えなくなることもあります。
盗品だと知ったうえで、それを警察に届け出ないで販売したり、買取するのは違法行為です。
一方、盗品だと知らずにそれを売買した場合、基本的には罪に問われません。しかし、全く問題が無いというわけではなく、法的にはグレーゾーンといえるでしょう。
なかには、盗品だと知っていながら売買をしたのに、警察の取り調べでは「知らなかった」と答える悪質業者もあります。
このようなことから、赤ロムの売買に関わるのはリスクが大きいことがわかります。赤ロムの売買には極力関わらないほうがよいでしょう。
携帯電話不正利用防止法
携帯電話不正利用防止法により、スマホやガラケーなどの通信機器は、所有者本人以外が使うことはできないと定められています。
所有権の譲渡をするためには、それ相応の手続きが必要です。これは、通信機器が振込詐欺などに不正利用されることを防ぐための措置です。
分割払い途中のスマホの場合、そのスマホの所有権はキャリアにあります。この状態での販売は携帯電話不正利用防止法に抵触します。
そのため、赤ロムは買取不可にしているショップがほとんどです。しかし、携帯電話不正利用防止法に抵触する行為をしても罰則は定められていません。
それにより、実際には個々人のモラルに頼っている部分が大きいというのが現状です。
赤ロムの判定基準はグレーゾーン
赤ロムの買取についての判断基準は曖昧です。それは、赤ロムと知っていながら買取したのか、知らずに買取したのかを判定することが難しいことにあります。
また、罪が実証されにくく、罰則も定められていません。そのため、赤ロム買取を行った個人や法人に対しての扱いはグレーゾーンとなっています。
罰則がないうえ、法的にもグレーゾーンとなっているため、赤ロムと知っていながら買取を行う個人や業者もごく一部いるようです。
ほとんどの中古携帯ショップでは赤ロムの取扱いをしていません。しかし、ネットオークションやフリマアプリなど個人間でスマホを売買するケースもあるため、注意が必要です。
個人でスマホを売る人の中には、赤ロムに対しての知識が不十分な場合もあり、相手に悪意がなくても赤ロムを売られてしまうこともあります。
買取した端末が赤ロムかどうか確認する方法
誤って赤ロムの売買に関わらないようにするために、端末が赤ロムかどうかを確認する方法を知っておくことは大切です。
ここでは、買取した端末が赤ロムかどうかの確認方法を紹介します。スマホの売買を考えている人はぜひ参考にしてください。
ネットワーク利用制限電話確認サイトで確認
おすすめの確認方法として、「ネットワーク利用制限携帯電話確認サイト」で確認する方法があります。
これは各キャリアのサイトにて、端末固有であるIMEIという15桁の製造番号を入力して確認する方法です。
IMEIの数字15桁を確認サイトで入力した結果、「〇」が表示されれば問題のない端末。しかし、「△」は今後赤ロムになる可能性があり、「×」が表示されたら赤ロムです。
さらに、「ー」が表示されたら番号の入力間違いやその機種がキャリアのデータベースに存在しない、交換品や契約した当日であることなどが考えられます。
IMEI番号の確認方法
IMEI番号の確認方法は複数あります。
全機種共通なのが、電話番号の入力画面で「*#06#」を入力する方法です。この番号を入力すると、画面に15桁のIMEIが表示され確認できます。
その他の方法で確認する場合、機種ごとに操作が異なります。ガラケーの場合は、一般的に電池パックのバーコードの下に記載されています。
また、スマホの場合は以下の手順でご確認ください。
【iPhone】IMEI番号の確認手順
iPhoneの場合は、設定画面から確認できます。
- 設定アイコンをタップする
- 「一般」、続いて「情報」とタップする
- IMEIという項目に15桁の数字を確認する
上記の手順で、iPhoneに関する様々な情報が表示されます。その中にIMEI番号という項目があり、そこに15桁の数字が表示されているはずです。
【Android】IMEI番号の確認手順
Androidの場合は以下の手順です。
- 「設定」アプリを開く
- 「端末情報(またはデバイス情報)」→「端末の状態」と進む
- IMEIという項目に表示される15桁の数字を確認する
Androidの場合は、機種によって手順が異なる場合があります。上記以外に、「設定」→「システム」→「端末情報」でIMEI番号が表示されることもあります。
こちらの記事では、中古スマホを購入する際の注意点を詳しく解説。中古スマホで失敗する前に、ぜひ一読ください。
赤ロムでも買取してくれるサービスを紹介
盗難・詐欺行為・不正契約の赤ロムであれば買取できません。しかし、それ以外の赤ロムであれば、一部の中古販売店で買取してくれます。
ここでは、赤ロムでも買取してくれるサービス3社を紹介します。各社、買取時の利用規約は異なりますが、条件を満たしていれば買取可能です。
中古で購入したスマホが赤ロムになり困ってる方、使っていた端末が赤ロムとなってしまったという人は必見です。赤ロムを買取してほしい方はぜひチェックしてください。
iPhone PLAZA
iPhone PLAZAでは、iPhone・iPadの赤ロムを買取してくれます。ただし、買取の際は以下のことに注意しましょう。
- 赤ロムの買取は減額対象
- 不正契約や違法に入手した商品は買取不可
他の中古販売店でもいえることですが、赤ロムの相場は低いです。iPhone PLAZAの場合も、赤ロムは減額対象となり、相場より安い金額での買取です。
買取は、店頭または宅配にて行っており、LINEで簡単査定もできます。利用規約など詳しくは、iPhone PLAZAのホームページにてご確認ください。
iPhone PLAZAで買取してもらう中古携帯のリユース
中古携帯のリユースでは、iPhoneやiPad、Androidやガラケーを買取しており、赤ロムも買取中です。
また、ジャンク品の買取も行っており、買取価格はホームページにて当日正午に更新されます。
- 赤ロムの買取は減額となる
- ホームページにて毎日買取価格が更新される
iPadの赤ロムの場合に限り、買取価格が減額されずに取引可能です。LINE査定も行っているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
中古携帯のリユースで買取してもらう携帯買取jp
携帯買取jpは、スマホにタブレット、ガラケーと何でも買取してくれます。一部地域に限り、出張買取も可能です。
- スマホ、タブレット、ガラケー何でも買取
- 一部地域に限り、出張買取も実施
店舗・郵送・出張と買取方法が選べます。また、LINEで無料査定ができるので、査定してから買取してもらうか検討でき便利です。
携帯買取jpで買取してもらう安心して中古スマホを使う
赤ロムの取扱いには大きなリスクが伴います。また、携帯電話不正利用防止法により、分割払いが終わってないスマホの買取や第三者への販売は原則的に禁止されています。
罰則がないとはいえ、そのような行為はやめましょう。赤ロムを誤って購入しないためには、その端末が赤ロムかどうか確認する方法を覚えておくとよいです。
ここで紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。中古スマホの売買をする際には、その端末が赤ロムではないことをしっかり確認して、安心して中古スマホを使いましょう。
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