4インチ台スマホは使いやすい！コンパクトスマホの魅力やおすすめ商品を紹介

スマホの大画面化が進み、ファブレット（Phone+Tabletの造語）と呼ばれる5インチ以上の商品が主流となってきました。

とはいえ、携帯電話としては操作性が悪いという声もあります。電話やメールが主たる用途の方にとっては、大画面である必要がほぼないからです。

あえてガラケーに戻す方もいるほどで、あらためて小さな携帯電話の利便性が求められています。

そんな中、注目したいのが4インチスマホです。以前は主流のサイズでしたが、今では絶滅寸前で入手できる機種が限られています。

在庫がなくなり次第入手困難になる4インチスマホについて、これを機にチェックしてみてください。

小さめスマホの魅力

4インチスマホの魅力は、かつてガラケーユーザーだった方が特に感じやすいでしょう。大型スマホに不便さを感じている方は検討してみてください。

片手で楽に操作ができる

まずは4インチ台と5インチ台のサイズ差がどの程度あるか理解するため、iPhone SE(第3世代)とAQUOS wish3を比べてみましょう。

日本人の親指の長さの平均は、男性が6cm、女性が5.6cm程度と言われています。

iPhone SE(第3世代)なら画面の端近くまで指が届きますが、AQUOS wish3では届きにくいはずです。

動画視聴や両手でゲームをする方にとっては大画面が便利です。一方、メインの用途がメッセージ入力や電話の場合は、片手で操作しやすい4インチ台の端末が適しています。

楽に持ち運びができる

スマホはどんどん大画面化していますが、ワイシャツなど洋服のポケットサイズは大して変わっていません。

縦幅が15cm近くかそれ以上になってくると、ズボンのポケットでも違和感を覚える場合があります。

一方、4インチスマホは縦幅が12～13cm程、横幅も6cm程でポケットに収まりやすいサイズです。小さな鞄にも収納でき、比較的軽く操作中の煩わしさも軽減されます。

小さめスマホのデメリット

4インチスマホには片手で操作しやすいことや、ポケットに入れやすいというメリットがあります。

しかし、小さめスマホにもデメリットがあるので、自分の用途に適しているかをチェックしておきましょう。

機種が少ない

スマホの主流が5インチ以上へと移り変わり、6インチ台や7インチ台も登場するようになってから、4インチ台が新機種として登場することは少なくなってきました。

iPhoneはSEシリーズが4.7インチで、X～XSは5.8インチ、最新のiPhone 15シリーズは6.1インチと6.7インチです。

Androidを含めても6.1インチ以上が大半を占めています。4インチスマホが欲しくても入手しにくいのが現状です。

動画が見づらかったり使いにくいことも

以下の使用方法がメインの方には小さめなスマホはおすすめできません。

スマホの使用用途が動画視聴やオンラインゲームの場合、両手で使用することが多くなります。4インチ台は、SNSやメールなどが中心の方におすすめです。

4インチスマホの選び方

先ほど各種機能に触れたように、スマホの利便性は画面の大きさだけで検討するべきではありません。

自分が欲しいスマホの要素を書き出したうえで、各機種の特徴を比較しましょう。

必要なスペックを搭載しているか

スマホを選ぶときに注意したい点はスペックです。主な比較ポイントを解説します。

RAMとROM

RAMはデータを一時的に処理する部分で、複数のアプリを同時に開いたり、最新ゲームがサクサク動くかどうかに関係しています。

動画をよく視聴するなら4GB以上、高画質な最新ゲームを遊ぶなら6GB以上がおすすめです。

ROMは長期間データを保存するストレージです。画像や動画をよく撮る方は、256GBほどの容量があれば安心感があります。

バッテリー

バッテリーは、「mAh（ミリアンペアアワー）」という単位で表示されます。3,000mAhという記載であれば、1時間で3,000mAを放電できるという意味です。

電池の減りの早さに関わってくる部分で、数値が低いほど減りが早いと感じやすくなります。

ミドルレンジスマホのバッテリーは、4,000mAh程度が目安となってきましたが、4インチスマホには2,000mAhほどの機種もあります。

とはいえ、4インチスマホは画面が小さい分、消費電力も低いためmAhの数値単体で比較することはできません。

逆にアプリを複数同時に使用すれば、mAhの数値が高くても減りは早くなります。

そもそも、4インチスマホの使用が適しているのは、複数のアプリを同時起動する使い方ではありません。

メールやSNSでメッセージをやりとりするのが中心なら、大容量バッテリーでなくても問題ないでしょう。

カメラの画素数

写真や動画を撮影する方はカメラの画素数もチェックしましょう。

画素数が高ければ発色も良いのかというと、レンズの性能によるため一概には言えませんが、一つの基準にはなります。

Instagramなどの写真アプリの流行でスマホカメラの画素数はどんどん高くなっており、2,000万画素を超えるものが大半になってきました。

しかし、新機種が出にくい4インチスマホは2,000万画素あればかなり優秀な方で、多くは1,000万台の画素数です。

自分の環境に合っているか

OSはAndroidかiOSを選ぶことになるでしょう。自作アプリを作るなどPCとの連動を考えなければ、正直どちらでも構いません。

ただ、互換性のないアプリを使用している場合、OSの異なるスマホに変えるとデータの引き継ぎができない場合があるので注意が必要です。

イヤホンジャックの有無が気になる方もいるでしょう。iPhoneは7以降はイヤホンジャックが廃止されてしまい、充電しながら有線イヤホンを使いたい方には不便です。

その他、防塵や防水の性能、ゲームの振動を楽しみたいかどうかなど自分の好みで選びましょう。

4インチ台のおすすめスマホ

選び方がわかったところで、4インチスマホの機種を見ていきましょう。

iPhone SE(第3世代)

iPhone SE(第3世代)は、価格が安くハイスペックのコスパに優れた機種です。

138.4mm×67.3mm×7.3mmのサイズと144gという重さで、片手でも楽に操作できます。また、指紋認証対応のためマスクをつけた状態でも瞬時にロック解除ができます。

使いやすさとコスパを求めている方や、初めてiPhoneを使う方にはiPhone SE(第3世代)がおすすめです。

iPhone SE(第3世代)は、iPhone 13と同じA15 Bionic チップを採用しているモデルです。スムーズな操作性と消費電力の削減を実現しています。

高スペックでありながら、手に入れやすい価格が魅力のiPhoneです。格安SIMでの端末価格が全体的に安くなっているので、チェックしてみてください。

以下の記事では、iPhone SE3(第3世代)の価格・カメラ・スペックを紹介しています。iPhone SE3(第3世代)の購入を検討している方は参考にしてください。

新型iPhone SE3(第3世代)発売日は3月18日！価格・カメラ・スペックどこが変わった？

iPhone SE(第2世代)

2020年4月に発売された「iPhone SE(第2世代)」は、根強い人気が残るiPhone SEの旧モデルです。iPhoneの中でも低価格なモデルであることから、大きな注目が集まりました。

iPhone SE(第2世代)は、iPhone 11シリーズと同じパワフルな高性能チップを搭載しています。

処理速度が速く、ゲームプレイや動画の視聴、アプリの起動などの何気ない動作までサクサクとした操作性を実現しています。

また、4.7インチの手にフィットしやすい小型モデルで、iPhone X以降廃止されていたホームボタンが復活したことも魅力の一つです。

後継のiPhone SE(第3世代)が主流のため、iPhone SE(第2世代)を取り扱っているキャリアが少なくなっています。

現在、キャリアや格安SIMで中古品を中心に販売されています。

Galaxy Z Flip5

Galaxy Z Flip5は、半分に折りたためる携帯性に優れたモデルです。ポケットや小さなバックにもすっぽりと入ります。

メインのディスプレイのほかに、約3.4インチのフレックスウィンドウが搭載されています。そのため、折りたたんだ状態でも操作が可能です。

また、フレックスウィンドウでは、時計や通知の確認のほかにLINEやYouTubeなどのアプリも利用できます。

任意の角度で固定できるため三脚不要で撮影ができるほか、立て掛けることなく動画の視聴もできるので便利です。

さらに、前モデルから搭載されているCPUの性能も向上し、処理速度がより高速になりました。

バッテリー性能も向上しており、最大20時間の動画再生ができます。

BALMUDA Phone

BALMUDA Phoneは、4.9インチの軽量でコンパクトなスマホです。背面は曲面になっており使い心地が良く、ポケットに収まりやすいサイズです。

基本的な機能としてスケジューラ・時計・メモ・計算機などのアプリを搭載し、デザイン性と使いやすさを兼ね揃えています。

BALMUDA Phoneのメリットは、手になじみやすいことです。あえて厚みを持たせたボディは、スマホを片手で操作したい方にとって理想的な形状です。

指紋センサーを兼ねる電源スイッチをあえて背面に配置しており、画面を見なくても電話やLINEの通知をチェックできます。

スマホを裏返すだけで、オンとオフを切り替えられるので、日常的にデジタルデトックスをしたい方におすすめの一台です。

携帯キャリアのうち、BALMUDA Phoneはソフトバンクでのみ取り扱っています。

【ソフトバンク公式】詳細はこちら

motorola razr 40s

motorola razr 40は、モトローラの折りたたみスマホです。折りたたんだ状態では片手でも操作しやすく、開くと6.9インチの大画面で使えます。

コンパクトながら4,200mAhの大容量バッテリーを搭載しており、長時間の使用が可能です。

アウトディスプレイは約1.5型のスリットのようなディスプレイで、時計や天気・音楽プレイヤーの操作ができます。

パネルを切り替えて利用し、着信やメールの通知を確認できるので、満員電車などスマホ操作ができない場面でも活躍します。

BALMUDA Phoneと同様、キャリアではソフトバンクのみの取り扱いです。

【ソフトバンク公式】詳細はこちら

持ち運びに便利な小さめスマホを活用しよう

持ち運びや片手での操作性に優れた4インチスマホについて見てきました。

今後も大画面化が進むとなれば、4インチ台のスマホの入手は困難になっていくことが予想されます。

大画面のスマホに不便さを感じている方は、まだ入手できる機種があるうちにチェックしてみましょう。