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- 更新日:2023年05月30日
iPhoneが圏外や検索中を繰り返す原因とは?対処法や修理時の注意点を解説
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iPhoneを使っていると、突然電波強度が圏外や検索中になり、ネットや通話が使えなくなることがあります。
一時的な通信不良ですぐに直るケースもありますが、検索中を繰り返す状況が続き、なかなか戻らない場合もあるのではないでしょうか。
iPhoneに圏外や検索中の表記が出るのは理由があるため、原因を正しく知っておけば対処しやすくなります。原因と対処法を知り、接続不良にも上手に対応しましょう。
目次
iPhoneが圏外や検索中になる原因
iPhoneの通信不良に対処するには、なぜ圏外や検索中になるのか知る必要があります。
その時々の状況により原因は異なりますが、主なものは次の5つが挙げられます。
- 水の浸入による水没
- 落下による損傷
- キャリアの通信障害
- iPhoneの温度が上がりすぎている
- iPhoneの本体が歪曲している
原因を特定することで、どのように対応すべきかが見えてきます。まずはなぜ通信不良が起きているのか、根本的な部分から確認することが大切です。
水の浸入による水没
iPhoneに限らず、スマホは精密機器のため、水濡れには非常に弱いです。防水機能が付いているなら別ですが、水没による故障が多いことは理解しておきましょう。
水没といっても、水の中に落とすだけではなく、飲み物をこぼしたり、雨に濡れたりしても同様の症状が起きることがあります。
また場合によっては汗の侵入により水没することもあるため、水濡れの可能性がある場所では、できるだけ使用しないことが大切です。
水没させた覚えがない場合は、本体横のSIMトレイを開き、奥にある液体侵入インジケーターを確認しましょう。
これが赤く反応しているなら、中に水が入っている証拠です。水没した場合は乾かして直ることもあるため、電源を切って乾燥させてみましょう。
内部に水が侵入している際に通電すると、ショートして完全に故障する危険性もあるため注意しなければなりません。
落下による損傷
iPhoneは落下の衝撃にも弱く、外部からの強い力によって損傷し通信不良が起きることがあります。
衝撃によって通信機能が完全に故障しているだけではなく、パーツがずれることで正常に作動していないケースもあります。
例えばICチップやSIMカードが衝撃によってずれ、正しく認識されていないことでネット接続ができないこともあるため、一概に完全故障とはいえません。
たとえ画面が割れていなくても、内部が激しく損傷している場合もあるため、iPhoneを落とした覚えがあるならそれが不具合の原因である可能性が高いです。
キャリアの通信障害
SoftBankやdocomo、auなどの契約しているキャリアで通信障害が発生しており、電波が圏外や検索中になるケースもあります。
通信障害は一時的なものなので、待っているとそのうち復旧します。
通信障害が起きる理由はさまざまですが、メンテナンスや災害によるトラブルが多いでしょう。
キャリアの通信障害が原因なら、3Gや4Gでの接続はできませんがWiFiでの接続は可能です。
WiFi接続できる環境下にあるなら、キャリアのホームページで通信障害の情報が更新されていないか、チェックすることがおすすめです。
iPhoneの温度が上がりすぎている
iPhoneは使い続けるとバッテリーの温度が上昇し、本体が熱くなります。
温度が上がり過ぎると、オーバーヒートしないように一時的に使えなくなり、ネットに接続するどころかホーム画面も開けなくなることがあります。
本体が高熱を発しているなら、温度による不具合である可能性が高いため、冷めるまでしばらく放置することが大切です。
またあらゆる機能が制限される場合は、温度が上がり過ぎているという表示が出るため分かりやすいでしょう。
連続使用はもちろん、充電しながらの使用や、暑い時期の屋外での使用でも同様の症状が起きやすいため、使用する時間や場所には注意しなければなりません。
iPhoneの本体が湾曲している
外部からの衝撃によってiPhone本体が湾曲すると、各部位に異常をきたしネットに接続できなくなることがあります。
SIMカードのずれや損傷、ICチップの破損などが原因として考えられ、iPhoneの内部が重大なダメージを負っていることも少なくありません。
本体が曲がるほどの衝撃を与えてしまうと、機能の一部どころではなく、完全に故障する可能性もあるため注意が必要です。
iPhoneが圏外や検索中を繰り返す時の対処法
故障や不具合の原因が分かっているなら対処もしやすいですが、中には原因不明で通信不良を繰り返すこともあります。圏外や検索中になったまま電波強度が変わらない場合、以下の方法を試してみましょう。
- 機内モードをオン・オフにする
- SIMカードの抜き差しをする
- 最新のOSにアップデートする
- モバイルデータ通信のオン・オフを行う
- iPhoneの再起動を行う
- iPhoneのサポートに連絡する
複数行うことで不具合が解消されることもあるため、ひとつずつ試していきましょう。
機内モードをオン・オフにする
ネットの接続は原因不明の軽微なトラブルが元で起きることも多く、接続を一度切ってみるだけで回復する場合もあります。
もっとも簡単なのは機内モードのオン・オフを切り替えることで、一度電波を切断することでオンにした時に電波強度が高まることもあります。
機内モードは、画面を下から上にスワイプすると現れる「コントロールセンター」から設定可能です。
飛行機のマークをタップし、しばらくしてからもう一度タップしてオンにしましょう。この時WiFiがオンになっているなら、一度一緒に切ってみるのもおすすめです。
SIMカードを抜き差しする
落下の衝撃によりSIMカードがずれ、正常に認識できていないこともあるため、一度抜き差ししてきちんと認識しているか確認することが大切です。
SIMカードは繊細なパーツなので、損傷していなくても少しずれるだけで認識ができなくなり、ネットに繋がらないケースも少なくありません。
本体横のSIMトレイからSIMカードを抜き取り、傷や汚れがないか確認して再度挿入します。この時SIMカードを紛失したり、破損したりしないよう注意して扱わなければなりません。
挿入方向を間違えて無理に押し込むと、それだけで割れることもあるため注意が必要です。
SIMカードのずれによる通信不良なら、挿し直して正常に認識することで、ネット接続が可能戻ります。
最新のOSにアップデートする
iPhoneは定期的にバージョンアップされており、旧バージョンを使っていると不具合が生じてネットに接続できないケースもあります。
そのためOSは常に最新版にすることを心がけ、こまめにアップデートしておきましょう。
アップデート内容はその時により異なりますが、前回バージョンのバグの修正が含まれていることも多いです。
もちろん最新のものにアップデートし、それが不具合を起こすこともあります。しかし、新しいバージョンのバグはすぐに修正のアップデートが出るため、再度更新すると問題は解決します。
いつまでも古いバージョンを使っていると、ネット接続の機器との互換性が悪くなったり、不具合を起こしやすくなったりするため、更新は必ず行いましょう。
モバイルデータ通信のオン・オフを行う
ネット接続の状態を再起動するには、モバイルデータ通信のオン・オフ切り替えを行う方法もあります。
設定アプリから「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」を選択してオン・オフの切り替えをしましょう。
また「通信オプション」から「4Gをオンにする」を選択し、一度3Gに切り替えてみるのも方法のひとつです。
通信状態や接続電波の切り替えを行うことで、軽微なバグが改善されて電波強度が高まることもあります。
iPhoneの再起動を行う
不具合が直らない場合はiPhone自体の再起動も方法のひとつです。本体の再起動をすることで、ネットワーク設定がリセットされ、情報がクリアになります。
また電源を切ってしばらく置くと、本体に溜まった熱が取れてスムーズに作動しやすくなります。
本体が熱くなっているなら、電源を切ってから5分ほど置き、それから再起動するとよいでしょう。
iPhoneのサポートに連絡する
どうしても通信状態が復旧しない場合は、iPhone自体が故障している可能性が高いです。
故障の場合、修理か交換しか対処方法がないため、Appleのサポートセンターに連絡し対応してもらいましょう。
また、東京や大阪、愛知や福岡、宮城ならApple Storeの実店舗があるため、近いなら直接持ち込んで相談するのもおすすめです。
問い合わせの際シリアル番号が必要なため、設定アプリから「一般」→「情報」と進み、番号を確認しておくとスムーズです。
対処方法でも直らない場合や修理代がもったいないと感じる方は、買い替えを視野に入れてもいいかもしれません。
iPhoneが圏外や検索中で修理するときの注意点
iPhoneの故障や不具合が原因で圏外や検索中を繰り返す場合、修理か交換が必要です。この際にはいくつか注意点があり、間違えると失敗する可能性もあります。
- 事前に必ずバックアップを行う
- 基盤の修理は日本国内では違法となる
- 修理プログラムには適用条件がある
修理や交換に出して失敗しないためにも、注意点は正しく理解しておかなければなりません。
事前に必ずバックアップを行う
iPhoneを修理に出す際には、事前に必ずバックアップを行いましょう。修理後のiPhoneはデータが全て消去され、工場出荷時の状態に戻っていることが多いためです。
特にAppleの公式で修理してもらうと、データが完全に抹消されるため注意しなければなりません。
公式以外の修理屋ならデータを消さずに対応してくれることもありますが、何らかの手違いによるデータ抹消のリスクはあります。
必要なデータは全てiCloudやパソコンなどに移し、戻ってきた時にデータ復旧できるようにしておくことが大切です。
基盤の修理は日本国内では違法となる
iPhoneは基盤の故障によりネット接続に不具合が出ることもありますが、この修理は日本国内では行えません。
基盤の破損が確認された後、そのまま国内で修理するのは違法のため、修理を依頼する業者には注意が必要です。
基盤の修理が可能なのは、海外に修理を委託している業者のみです。
違法な修理を行う業者に任せてしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあるため注意しなければなりません。
修理プログラムには適用条件がある
Apple社では、端末に製造段階の不具合が生じた場合、無償で修理や交換を行う「修理プログラム」を実施していますが、これには適用条件があり、全ての端末が該当するわけではありません。
例を上げると、製造段階で不具合が確認された「iPhone7」の場合、日本で対象となるのは「A1779」の製造番号の端末のみです。外国で購入したものは、それぞれ違う番号が対象となっているため、公式サイトで詳細を確認するとよいでしょう。
また、発売後3年以内という制限もあり、3年以上経過しているものは無料交換や修理の対象になりません。
さらに条件を満たしていても、画面割れといった別の修理が必要な場合は、別途料金が発生することもあります。
修理プログラムは適用できるものが限られているだけではなく、場合によっては別途費用がかかることは覚えておきましょう。
iPhoneに不具合が発生したら早急に対処しよう
iPhoneのネット接続に不具合が起きる理由はさまざまで、原因ごとに対処法は違います。
圏外や検索中を繰り返しネットに繋がらなくなった場合は、再起動や機内モードをオン・オフにするなど、今回ご紹介した対処法を順番に試してみてください。
それでも直らない場合は修理が必要です。Apple正規店に修理に出す場合、データが全て消えてしまいますので、必ず事前にバックアップしておきましょう。
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