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- 更新日:2023年06月21日
iPhoneの遠隔操作とは?できることや注意点・おすすめのアプリも紹介
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iPhoneは遠隔操作が可能であり、手元に端末がなくても数多くの操作が行えます。遠隔操作を上手に使うと便利ですが、悪用された場合大きな被害が出てしまうため注意が必要です。
iPhoneの遠隔操作はよくも悪くも利用できるものであり、使い方には注意しなければなりません。
iPhoneの遠隔操作でできること、正しく安全に利用するポイント、遠隔操作におすすめのアプリを知り、iPhoneを上手に使いこなしましょう。
目次
iPhoneの遠隔操作でできること
iPhoneの遠隔操作でできることは、主に以下の6つの操作が挙げられます。
- 居場所の特定
- メールや通話の履歴が分かる
- 撮った画像が見られる
- カメラの遠隔操作
- iPhone内部のデータ削除
- 端末をロックする
これらは意図して行うと便利な機能ですが、第三者に悪用されるとトラブルを招きかねないため注意しなければなりません。
居場所の特定
iPhoneにはGPS機能が備わっているため、これを使って居場所の特定が可能です。
GPSによる居場所の特定は、子供にスマホを持たせる時の見守り機能として使われたり、iPhoneをなくした際に紛失した場所を特定するのに利用されたりします。
注意点
正しく使うと便利なGPS機能ですが、悪用されると第三者に住所や現在地がバレてしまいます。
GPS情報を常に監視されていると、生活範囲や生活サイクルなども知られてしまい、犯罪に巻き込まれる危険性もあるため注意が必要です。
メールや通話の履歴が分かる
iPhoneは、遠隔操作によってメールや通話の履歴にアクセスすることも可能で、遠くにいながらこれらをチェックできます。
遠隔操作で使いやすいのはメール機能で、フリーメールなどを登録しておくと、同一アカウントを使ってパソコンや他の端末からでもメールのチェックが可能です。
注意点
複数端末でメールが一元管理できて便利ですが、これが悪用されると個人情報の漏洩に繋がるため注意しなければなりません。
メールの内容はプライベートなことはもちろん、仕事関係のアドレスならビジネス的なことも含まれます。
情報の漏洩によって企業に大きな損害を被ってしまう可能性もあり、悪意のある第三者に遠隔操作されないよう注意しなければなりません。
通話履歴も同様であり、メールよりも情報量は少ないとはいえ、個人情報であるのは確かなので流出するとトラブルに発展することがあります。
撮った画像が見られる
iPhoneは、端末内に保存したデータを遠隔操作によって別の端末から閲覧可能です。
iPhoneで撮った写真はもちろん、動画やその他のデータもチェック可能であり、端末内に保存しているデータのほとんどは遠隔操作でチェックできます。
画像や動画、音楽などのデータは共有によって別端末でも操作が可能であり、いつでもデータにアクセスできて便利です。
注意点
しかし、これも悪用されると個人情報流出に繋がるため、気をつけなければなりません。
写真や動画のデータはそれ自体でも情報を持っていますが、設定によっては位置情報まで記録されていることもあります。
つまり写真や動画の背景だけではなく、撮影した位置情報から居場所を特定されることもあり、情報漏洩によるリスクが大きいため注意が必要です。
カメラの遠隔操作
iPhoneは、遠隔操作でカメラ機能を使うこともでき、写真から動画の撮影まで可能です。
別途監視カメラアプリを導入することで、iPhoneのカメラは簡単に遠隔操作ができ、自宅に設置して防犯対策用に使ったり、子供やペットの様子を外出先からチェックしたりと、便利な使い方ができます。
注意点
しかしこれも悪用されるとトラブルに繋がりやすく、勝手にカメラを起動され、写真を撮られてそのデータを抜き取られる可能性があります。
動画機能でレンズを通して監視されるということもあり、便利な反面悪用されると怖い機能といえるでしょう。
iPhone内部のデータ削除
iPhoneのストレージに保存されているデータは、遠隔操作によって削除が可能です。
例えばiPhoneを紛失した場合に誰かに取得され、内部のデータを悪用される危険性があります。
これを防ぐための手段としてデータ削除があり、誰かの手に渡る前に削除することで、情報漏洩や被害の拡大を防げます。
注意点
iPhoneの悪用を防ぐ手段としては便利ですが、これを第三者に行われると、重要なデータが全て消えてしまうため、注意が必要です。
iPhoneの乗っ取りやウイルスの感染により、内部データを全て破壊されることもあります。
単に削除するだけのいたずら目的だけではなく、データを抜き取られた後に削除され、さらに悪用されることもあるため用心しましょう。
端末をロックする
iPhoneは、紛失時の悪用防止策として遠隔操作で端末のロックも可能です。
内部データの削除まではできない場合は、見つけるまでロックして、ひとまず誰も操作できない状態にするのも一つの方法です。
注意点
ただしこれも悪用されることがあり、勝手にロックをかけられ、持ち主が解除できないようにするいたずらも横行しています。
すでにロックをかけている場合でも、パスワードを変更されて起動できず、最終的に何度も間違えてリセットされ、データが全消去されることもあります。
iPhoneを意図せず遠隔操作されないための対処法
iPhoneの遠隔操作は自分で行うなら問題はありませんが、意図せず他人に行われるとトラブルや被害を発生させることがあります。
- iPhoneを人に貸さない
- IDやパスワードを教えない
- 端末にロックをかける
- アプリのインストールは正規のところから
- 入れた覚えのないアプリを探してみる
- 脱獄を行わない
- 信頼できるフリーWiFiを使う
他人に遠隔操作されないためには、これらの点に注意し、iPhoneを正しい方法で利用することが大切です。
iPhoneを人に貸さない
遠隔操作で悪用されるケースとして、人にiPhoneを貸して特定のアプリを入れられるケースが多いです。
特に相手が監視目的を持っている場合、内緒でアプリを入れられる危険性もあるため誰であっても気軽にiPhoneを貸さないことが大切です。
知らない人はもちろん、知っている人や仲のよい人であっても、安易に貸さないほうが賢明でしょう。
一度遠隔操作アプリを入れられてしまうと、そこから様々な情報が筒抜けになり、大きなトラブルに発展することも少なくありません。
IDやパスワードを教えない
Apple IDやパスワード、その他サイトにログインする際のIDなどは、他人には教えないことが大切です。
IDやパスワードを教えてしまうと、勝手にログインされて遠隔操作される可能性があるためです。特にApple IDを教えてしまうと、不正なアプリをインストールされる危険性が高まるのでやめましょう。
パスワードはもちろん、IDもできる限り教えないようにすることが大切です。
端末にロックをかける
ロックをかけるのはiPhoneの防衛手段の基本です。ロックをかけていても遠隔操作によって解除されたり、変更されたりすることもありますが、ロックなしよりは被害に遭う確率は低いです。
また、パスコードの長さを変えたり、指紋認証や顔認証などを使って二重、三重にロックをかけることで、セキュリティ性能は高められます。
アプリのインストールは正規のところから
他人に不正なアプリをインストールされないよう注意するだけではなく、自分でもiPhoneに不正なものを入れない工夫が必要です。
不正アプリをインストールしないためには、iTunesやApp Storeなどの正規のサイトを利用することが大切です。
もし正規の方法以外でインストールすると、悪意のある不正アプリを入れてしまう危険性が高まります。
もちろん正規のストアでも稀に不正アプリが混ざっていることもあるため、インストール前はアプリの詳細を確認し、安全性をチェックしましょう。
口コミやリリース元をチェックして、信頼できるか確かめてからインストールしましょう。
入れた覚えのないアプリを探してみる
自分のiPhoneが現時点で遠隔操作や不正利用されていないかチェックするには、インストールしているアプリを全てチェックしてみることがおすすめです。
アプリを一つずつ見ていき、入れた覚えのないアプリがないか確認しましょう。
見覚えのないアプリが入っている場合は、第三者によってインストールされた可能性が高く、遠隔操作用のアプリである可能性も高いです。
脱獄を行わない
iPhoneを改造したり、非公式のアプリをインストールしたりすることを脱獄といいます。
iPhoneの脱獄によって、従来とは違った使い方ができますが、これを行うと遠隔操作にされるリスクも高まるため注意が必要です。
脱獄すると不正なアプリやサービスに触れやすくなり、そこからウイルスに感染することも少なくありません。脱獄したiPhoneは万が一何かあっても公式のサポートを受けられなくなります。
信頼できるフリーWiFiを使う
外出先で無料で利用できるフリーWiFiは便利ですが、接続時に本当に信頼できるかチェックしなければなりません。
フリーのWiFiは誰でも接続することができ、通信が暗号化さえていないことも多いです。
いわば同じWiFiに接続している人同士で、通信が繋がっていることになり、お互いのスマホのデータが筒抜けです。悪意のある人がこれを使うと、ネットワークを通じてウイルスを送り込み、遠隔操作されることもあります。
iPhoneのおすすめ遠隔操作アプリ2選
遠隔操作の機能を使ってiPhoneを便利に使いこなしたいなら、次の2つのアプリがおすすめです。
- mSpy
- iCloud
アプリの機能をチェックし、便利に使えそうなものを選びましょう。
mSpy
mSpyは登録した端末のGPS情報をリアルタイムで表示できるアプリです。
位置情報は20分ごとに更新されるため、常に正確な位置を表示する見守り機能として使えるでしょう。
また連絡先の監視も可能で、知らない人との付き合いがないかチェックできるのも特徴です。
有料アプリですが、最初の3日間は無料で使えるため、お試しで利用してみるのもおすすめです。
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iCloud
iPhoneに標準搭載されているiCloudは、位置情報の取得からiPhone内のデータの確認など、幅広い内容で遠隔操作が可能です。
データを自動的にバックアップする機能もあり、バックアップしたデータは同じiCloudのアカウントを使うことで、別の端末で閲覧とダウンロードが可能です。
バックアップアプリとしてだけではなく、データの遠隔操作アプリとしても重宝します。基本無料で利用できますが、保存容量を広げる場合のみ別途課金が必要です。
iPhoneの遠隔操作アプリを使うときの注意点
iPhoneの遠隔操作アプリは上手に使うと便利ですが、使い方を間違えるとトラブルに発展しかねません。
- 許可なく人の端末インストールすることは違法
- 第三者が悪用する可能性もある
- アプリを入れているのがバレる可能性がある
- 浮気調査で使う場合は証拠にならない
これらの注意点を把握し、正しい方法で遠隔操作アプリを使いましょう。
許可なく人の端末インストールすることは違法
他の人の端末を監視する遠隔操作アプリは、相手の許可なくインストールすると違法行為になります。
3年以下の懲役か50万円以下の罰金といった厳しい処罰が下る可能性もあるため、勝手にインストールするのはやめましょう。
法的な問題はもちろん、倫理面で考えても許可なく監視アプリを入れるのはおすすめできません。
第三者が悪用する可能性もある
遠隔操作アプリを入れていると、第三者に悪用される危険性もあります。遠隔操作アプリを入れるということは外部から操作してiPhoneを操れるということです。
つまり第三者に操作されやすい環境を自分で作ってしまっていることを理解しておかなければなりません。安全面を第一に考えるなら、遠隔操作アプリは入れないほうがベターでしょう。
アプリを入れているのがバレる可能性がある
許可なく相手の端末に遠隔操作アプリを入れていた場合、それがバレて関係悪化に繋がることもあります。
法律に抵触するだけではなく、人間関係そのものさえ危ぶめてしまう可能性があります。人のスマホを勝手に操作したり、無断で監視したりするのは信頼関係を壊しかねません。
仮に親子や信頼し合っている関係でもプライバシーは守るべきです。遠隔操作のアプリを使用するなら必ず相手に許可を取りましょう。
浮気調査で使う場合は証拠にならない
パートナーの浮気を疑っている人は、相手のスマホに遠隔操作ができる監視アプリを入れたいと思うこともあるでしょう。
しかし、遠隔操作のアプリで得られた浮気の証拠は、実際の裁判では証拠として扱われないことがほとんどです。
法的な効力は持たず、相手との関係をいたずらに危ぶめてしまうだけのため、アプリによる監視はおすすめできません。
iPhoneの遠隔操作は正しい方法で活用しよう
iPhoneの遠隔操作機能は、できることが多くて便利な反面、悪用されると危険でもあります。
第三者に悪用されないようにする、自分でも悪用したりしないなど、正しい使い方を心がけることが大切です。
遠隔操作を正しく活用し、iPhoneをさらに便利に使いこなしましょう。