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  • 更新日:2023年11月02日

光コンセントとは?ある場合のおすすめ光回線・ない場合の工事内容を解説

光コンセントとは?ある場合のおすすめ光回線・ない場合の工事内容を解説

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賃貸アパートやマンション、戸建て住宅に光コンセントがある場合、工事不要で光回線が利用できる可能性があります。

この記事では、光コンセントとは何かや、見分け方、メリット、光コンセントがある場合におすすめの光回線など、光コンセントに関するあらゆる情報をまとめてチェック可能です。

自宅に光コンセントがない場合の工事内容や、契約方法も解説しています。

光コンセントをうまく活用すれば、手間をかけずスピーディにネット環境が整えられるので、ぜひ参考にしてみてください。

光コンセントとは?

室内に、電気コンセントや電話モジュラーラック以外の四角い突起があるコンセントがつけられていたら、それが光コンセントです。下部に「光」もしくは「光コンセントSC」と記載されているのが目印です。

光コンセントとは

光コンセントにはどんな役割があるのか、まずは確認しておきましょう。

光コンセントの役割・仕組み

光回線を利用するには、光ファイバーが部屋まで引かれている必要があります。

そのため、光回線を申し込むと近くの電柱から宅内に光ファイバーを引き込む回線工事が行われます。

光コンセントとは、引き込んだ光ファイバーにONUやホームゲートウェイなど宅内の機器をつなぐための差し込み口で、回線工事時に設置されます。

ONU(回線終端装置)とは

光ファイバーケーブルは、ネットの情報などを光信号で伝えます

そのため、パソコンやモバイル機器でネットを使用するには、光信号を電気信号に変換するONU(回線終端装置)が必要です。

ONU機器は、光ファイバーケーブルの終わり口に付いている光コンセントにつなぐ仕組みです

光回線とあわせて、ひかり電話やひかりテレビを利用する場合は、ONUの機能にルーターや電話ルーター機能が搭載されたHGW(ホームゲートウェイ)と呼ばれる機器を使用します。

【光コンセントがある場合】NTT系回線は工事不要

自宅に光コンセントがある場合、NTT系の回線であれば工事不要でインターネットが使えます。

NTT系の光回線一覧
  • フレッツ光(東日本・西日本
  • 光コラボ回線(ドコモ光、ソフトバンク光、ビッグローブ光、楽天光、OCN光など)

  • 光コンセントとLANコンセントの違い

    • 光コンセント:光ファイバーが部屋まで通っているので通信速度が速い
    • LANコンセント:LANケーブルを挿すだけで手軽に使えるが速度が劣る

    賃貸マンションやアパートは、物件によって光コンセントではなく「LANコンセント」がついている場合もあります。

    LANコンセントとは、マンションやアパートの共用サーバーから各部屋まで、LANケーブルを介して光回線を引き込む方式で、主にLAN配線方式の光回線を導入している物件に設置されています。

    差込口にLANケーブルを挿すだけで簡単に接続できるメリットがある一方で、光コンセントより転送速度が遅く、利用が集中すると速度低下しやすいデメリットもあります。

    光コンセントが「光」と表示されているのに対して、LANコンセントは差込口に「LAN」と表示されているのでひと目で見分けられます。

    ▼光コンセントを活かせる光回線はこちら▼

    光コンセントがあるかないか確認する方法

    光コンセントがあれば、NTT系の光回線を申し込んだ場合の工事が不要で、契約がとても楽です。

    ここからは、光コンセントの判別の仕方と設置されやすい場所を紹介します。

    【光コンセントがある場合】設置場所の探し方

    中古住宅や集合住宅に引っ越した場合に、光コンセントが設置されているかを確認する1つ目の方法は、宅内のチェックです。

    光コンセントを見分けるには、コンセントに表記されている文字を確認しましょう。光コンセントに表記されている文字は、「光」や「光SC(光コンセントSC)」のどちらかです。

    宅内で、光コンセント設置の可能性が高い場所は以下の3つです。

    • メインとなる部屋(リビングなど)
    • エアコンダクト周辺
    • テレビ用のアンテナ端子周辺

    メインとなる部屋(リビングなど)

    通信機器の利用場所と光コンセントが近いと通信速度が安定します。

    そのため光コンセントのある可能性がもっとも高いのが、リビングなど日常的にメインで利用する部屋です。

    特に一体型の場合、コンセントや電話線用のモジュラージャックなどと一緒にメインの部屋にある場合が大多数です。

    エアコンダクト周辺

    次に可能性があるのが、エアコンダクトの周辺です。

    戸建てなどで、エアコンダクトを介して光ファイバーを通している家庭では、エアコンダクト周辺に光コンセントがあるかもしれません。

    この場合、普通のコンセントの横に分離型の光コンセントが設置されていることが多いです。

    分離型では配線やコンセントが目立つため、すぐ見つけられるでしょう。

    テレビ用のアンテナ端子周辺

    他に可能性があるのは、テレビ用のアンテナ端子周辺です。

    テレビ用のアンテナ端子は、リビングなどメインの部屋に設置してあるのが一般的ですが、別の部屋にもある場合は、それと一緒に光コンセントもあるかもしれません。

    【賃貸住宅】ネット設備表記を確認する

    光コンセントの有無を確認するもう1つの方法は、賃貸物件情報のネット設備表記のチェックです。

    不動産情報におけるネット設備の表記は、主に次の3種類です。

    • 光ファイバー対応
    • インターネット対応
    • インターネット完備

    それぞれの違い、光コンセントの有無を確認しましょう。

    光ファイバー対応

    「光ファイバー対応」住宅は、建物の共用部分まで光回線の工事が終了している状態です。

    共用部分まで回線が通っているだけなので、自分の部屋で光回線を使うためには、回線工事が必要です

    光コンセントが設置されていないケースがほとんどで、光回線を宅内に引き込む申し込みや費用は入居者負担です。

    プロバイダ契約に関して

    光ファイバー対応物件の場合、プロバイダ契約も自身で行う必要があるので、スムーズにインターネットを利用したい人は、入居前に各種手続きを進めておきましょう

    このようにネット設備表記が「光ファイバー対応」の場合、光コンセントを利用して簡単に光回線を利用することはできません。

    一方で、自分の好きなようにプロバイダや回線を決められるメリットがあります。

    インターネット対応

    ネット設備表記が「インターネット対応」の物件は、「光ファイバー対応」物件と同様建物の共用部分まで回線工事が終了しています。

    ネットを利用するにあたり、回線を引き込む工事とプロバイダ契約が必要な点も同じです。

    光コンセントもほとんどの場合未設置で、メリット・デメリットも「光ファイバー対応」とほぼ同じと考えてよいでしょう。

    インターネット完備

    ネット設備表記が「インターネット完備」になっている場合は、入居後すぐにネットを利用できるケースが多いです。

    そのため、他のネット設備表記のように、工事の申し込みやプロバイダ契約は必要ありません。

    あらかじめ使える回線が決まっているため、自身で好きな光回線やプロバイダを選べない点に注意が必要です。

    中にはセキュリティ面に不安のある回線が使われている場合もあるため、使い始める前に「どんな回線が使われているのか」必ず確認しておきましょう。


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    光コンセントは2種類ある

    光コンセントには、一体型と分離型の2種類あり、一般に使われているのは一体型です。

    一体型の光コンセント

    光回線は、一般に電柱から電話の配管を利用して部屋へ引き込みます。そのため、電話のモジュラーラックと同じ位置に光回線のコンセントがくるのです。

    そのように設置の際に電話の配管を利用できた場合は、基本的に一体型の光コンセントを用います。

    分離型の光コンセント

    住居の構造で、電話の配管に光ファイバーケーブルを通せない場合は、エアコンダクトを使ったり、壁に穴を開けて設置したりします。

    その場合は、光コンセントのみの分離型が設置される場合が多いです。電話の配管を通した場合でも、電話のモジュラーラックの横に分離型の光コンセントが付いているケースもみられます。

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    光コンセントがある場合の3つのメリット

    引っ越し先に光コンセントがある場合、光ファイバーケーブルがすでに部屋まで引き込まれている状態です。

    • 派遣工事が不要な場合がある
    • 導入時の工事費用が安くなる
    • 利用できるまでの期間が短くなる

    室内に光コンセントがある場合、上記のようなメリットがあるので光コンセントがない場合と比べてみましょう。

    メリット1.派遣工事が不要な場合がある

    光コンセントがある場合、NTT系の回線であれば立ち会い不要の無派遣工事ですみます。

    光コンセントがない場合、派遣工事で光ファイバーを部屋まで引き込み、光コンセントを取り付ける工事が必要なため、工事の費用や手間がかかります。

    光コンセントがある場合、いつでも都合のよいときに開通できるので、スムーズに光回線を利用でき便利です。

    ただし、auひかりやNURO光など独自回線の光回線を申し込む場合、光コンセントがある場合でも派遣工事が必要です。

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    光コンセントがある場合の設置方法

    無派遣工事になった場合、自分でONU(光回線終端装置)を設置する必要があります。

    一部回線では設置サポート(有料)の提供もありますが、以下の手順で簡単に設置設置できるので、まずは試してみてください。

    ONUの設置方法

    1. ONUのカバーを開け光コードを接続する
    2. 光コードの反対側を光コンセントに接続する
    3. ONUを普通のコンセント(光コンセントではない)に接続する

    無線で使う場合は、WiFiルーターの接続も行ってください。インターネットを利用する際は、説明書や設定ガイドなどを見ながら接続設定をしましょう。

    なお、WiFiルーターと光コンセントを直接つなぐことはできません。ONUを介する必要があることを覚えておきましょう。

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    メリット2.導入時の工事費用が安くなる

    光コンセントがない場合、光ファイバーケーブルを引き込む初期工事が必要です。

    工事業者がきて派遣工事を行うので、フレッツ光ならマンションタイプで16,500円(税込)、ファミリータイプなら19,800円(税込)かかります。

    無派遣工事なら2,200円(税込)ほどで済むため、光コンセントがある場合は初期費用を抑えられるメリットがあります。

    新規契約すると、初期工事費用が実質無料のキャンペーンを行っている光回線事業者もあります。

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    メリット3.利用できるまでの期間が短くなる

    光ファイバーの引き込み工事を行う場合、工事の混雑状況にもよりますが一般的に申し込みから利用開始まで約1ヶ月程度かかります。

    申し込みが集中する3月~4月の時期はさらに時間がかかる場合もあります。

    その点、無派遣工事なら工事業者の都合を考える必要がなくONUが届いたら自分ですぐに開通できます。

    無派遣工事なら、引っ越し前に契約し、引っ越し当日に新しい住所にONUが届くように手配することも可能です。

    仕事やオンライン授業などでインターネットを使っている方や、引っ越し後なるべく早くインターネットを使い始めたい方は、なるべく光コンセントがある物件を探してみることをおすすめします。

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    光コンセントがある場合におすすめの光回線3選

    設置済みの光コンセントのメリットを活かすには、派遣工事が不要なNTT系の光回線サービスを契約しましょう。

    ここでは、スマホとセット割でお得に使える、NTT系の光回線利用のおすすめ光回線を3つ紹介します。

    なお、NTT系の光回線を申し込む場合、申し込み時に「光コンセントがある」と伝えておけば、無派遣工事でスムーズに光回線を開通できます

    ※建物の状況によっては、追加工事が必要になるケースもあります。

    光回線 おすすめな人
    ドコモ光 ドコモユーザー
    ・初期費用を安く抑えたい人
    ・高性能なWiFiルーターを無料で使いたい人
    ソフトバンク光 ソフトバンクユーザー
    ・光回線を乗り換えたい人
    ・開通前もWiFiを使いたい人
    ビッグローブ光 auユーザー
    ・安さ重視の人
    ・高額キャッシュバックを受け取りたい人

    ドコモ光

    ドコモ光
    ドコモ光 月額料金
    戸建て 5,720円(税込)
    マンション 4,400円(税込)

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    ソフトバンク光_cp
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    ファミリー・10ギガ 6,380円
    →6か月間500円※
    マンション・10ギガ 6,380円
    →6か月間500円※

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    (既設設備・光コンセントなし)
    26,400円 普通為替 24,000円
    キャッシュバック
    [B]派遣工事あり
    (既設設備・光コンセントあり)
    10,560円 普通為替 10,000円
    キャッシュバック
    [C]派遣工事なし 2,200円 普通為替 2,000円
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    プラン 契約期間 ビッグローブ光
    のみ(税込)
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    ファミリータイプ 2年 5,698円 4,378円
    3年 5,478円 4,158円
    マンションタイプ 2年 4,488円 3,168円
    3年 4,378円 3,058円

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    光コンセントがない場合のインターネット利用法

    自宅に光コンセントがない場合の、インターネット利用方法は以下の通りです。

    • 光ファイバーを引き込む宅内工事をする
    • 工事不要のモバイル回線サービスを使う

    1.光ファイバーを引き込む宅内工事をする

    光コンセントがない場合、光回線を利用するためには、一から工事をする必要があります。

    なお、工事には大家や管理会社の許可が必須なので、光回線を契約する前に工事が可能か確認して許可を得ましょう。

    光回線の工事内容を、物件のタイプ別に紹介します。

    マンション・アパートの工事内容

    マンション・アパートでの工事の流れは、主に次の通りです。

    1. 最寄りの電柱からマンションの共有スペースに光ケーブルを引き込む
    2. 電話線配線やエアコンダクトから室内に光ケーブルを引き込む
    3. 室内に光コンセントと回線終端装置を設置する
    4. 工事担当者が開通確認をし、工事完了

    マンションの共有スペース(MDF)に光回線の設備がある場合、電柱からでなく共有スペースから室内にケーブルを引き込むだけで完了します。

    なお、建物の構造によって電話回線を利用したVDSL方式や、LANケーブルを各部屋に配線するLAN配線方式など、配線方式が異なることも覚えておきましょう。

    工事の注意点

    マンションやアパートのMDF設備を使う場合、事前に鍵を借りておくか、管理人や大家の立ち会い工事が必要なケースがあります

    MDFにトラブルが発生すると、建物全体でインターネットが使えなくなるため、多くの物件が鍵をかけて厳重に管理しているためです。

    実際、工事当日に共有スペースの鍵が開けられず、工事が延期になった例もあります。工事が延期になると開通時期が遅れてしまうの注意が必要です。

    戸建ての工事内容

    次に戸建の場合の工事内容を紹介します。

    1. 最寄りの電柱から自宅に光ケーブルを引き込む
    2. 電話用配管やエアコンダクトを利用し、室内に光ケーブルを引き込む
    3. 室内に光コンセントを設置する
    4. 光コンセントと回線終端装置を設置
    5. 工事担当者が開通確認をし、工事完了

    最寄りの電柱から自宅に光ケーブルを引き込みます。このとき軒下や外壁に沿って、金具で固定しながら光ケーブルを配線します。

    室内への引き込みは、電話用配管やエアコンダクトの配管を利用して行うのが一般的です。もしも適当な引き込み口がない場合は、壁に1cm程度の穴を開けて引き込む可能性も。

    その後、室内に光コンセントと回線終端装置を設置します。最後に、工事担当者が通信確認し工事完了です。

    2.工事不要のモバイル回線サービスを使う

    カシモWiMAX_SA 出典:カシモWiMAX

    ※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。

    「大家や管理会社の許可が下りない」「光回線のエリア外」「物理的に不可能」など、様々な理由で光回線の工事ができないケースがあります。

    その場合、工事不要で利用できるカシモWiMAXの置き型WiFiがおすすめです。

    カシモWiMAXは、光回線と違って回線工事が不要なため使用環境に縛りがなく、また最大速度も2.7Gbpsのため光回線と比べても引けを取りません

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    端末代(36回) 770円/月
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    合計 4,818円

    WiMAXはさまざまな会社が提供していますが、回線が同じなので速度に差はありません。そのため、価格を重視して選ぶとよいでしょう。

    カシモWiMAXのギガ放題プランは、初月1,408円(税込)、その後は4,818円(税込)で利用でき、非常にリーズナブルでおすすめです。

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    光コンセントがある場合の注意点

    光コンセントに関する注意点を確認しておきましょう。

    光コンセントの注意点

    • 光コンセントがある場合でも未導入の可能性がある
    • 光回線の種類を必ず確認する
    • 光回線のコンセントカバーは自分で外さない

    注意点をよく理解し、快適なインターネット環境を構築しましょう。

    1.光コンセントがある場合でも未導入の可能性がある

    「部屋に光コンセントがある=回線が導入済みですぐにネットを利用できる」と決めつけてはいけません。

    なぜなら、光コンセントがあっても、光ファイバーを引いていないケースがあるからです。

    新築や築浅のマンション・アパートの場合、前に利用者がいないため、光コンセントがある場合でも未導入のケースも多々あります。光回線の導入工事が必要なのかどうか、引っ越し前に必ず確認しておきましょう。

    2.光回線の種類を必ず確認する

    日本で展開されている光回線サービスは、NTTのフレッツ光だけではありません

    光コンセントがある場合、利用できるのはそのコンセントで利用できる回線のみで、多くはNTTのフレッツ光回線です。

    自分の住む部屋に引かれている回線の種類を必ずチェックしておきましょう。

    電力系のインターネット回線には、次のような会社があります。

    提供会社 電力会社 サービス名
    中部テレコミュニケーション 中部電力 コミュファ光
    オプテージ 関西電力 eo光
    エネルギアコミュニケーションズ 中国電力 MEGA・EGG光
    ST Net 四国電力 ピカラ光
    九州通信ネットワーク 九州電力 BBIQ

    NURO光auひかり、電力系光回線サービスは、独自回線を使っているためNTTのフレッツ光の光コンセントが利用できません。

    この場合、契約したい光回線を宅内に引き込む工事が必要です。

    3.光コンセントのカバーは自分で外さない

    コンセントカバーを外して作業できるのは、電気工事士の有資格者のみと法律で定められています。

    光コンセントに不備があったり、インターネットに接続できなかったりしても、勝手にコンセントカバーを開けてはいけません

    コンセントカバーを外したい場合は、自分で対応するのではなく、カスタマーセンターなどに相談しましょう。

    ▼光コンセントを活かせる光回線はこちら▼

    光コンセントに関するよくある質問

    最後に光コンセントに関するよくある質問をまとめました。

    光コンセントがある場合、賃貸の退去時に撤去が必要?

    光コンセントは、退去時に管理会社や大家から撤去を求められた場合以外の撤去は原則不要です。

    光コンセントがあることで次の入居者がスムーズに光回線を使えるため、撤去を求められるケースはほとんどありません。

    ただし、賃貸契約書に「退去時に原状回復が必要」と記載されている場合は撤去が必要です。

    光コンセントは自分で設置できる?

    光コンセントは自分で設置はできません

    なぜなら、光コンセントの設置には専門の知識や機器を必要とするためです。

    自分で設置しようとして建物を傷つけてしまうと、退去時に修繕費を取られるので注意しましょう。

    ケーブルが入らないときの対処法は?

    光コンセントにケーブルが入らないのは、おそらく「LANケーブル」を入れようとしているからです。

    光コンセントは「LANケーブル」の挿し込み口ではありません。

    光コンセントには「光ファイバケーブル」を入れましょう。

    光コンセントからルーターに直接つなぐ方法は?

    光コンセントからルーターには直接つなげません。必ずONUという光回線終端装置が必要です。

    ONUとPCを直接つなげればネットに接続することは可能です。

    ただし、接続できるのは1台だけなので、ルーターを用意して複数端末で同時接続できるようにしましょう。

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    光コンセントまとめ

    光回線の開通工事で設置してもらう光コンセントは、物件にあらかじめ設置されている場合があります。

    以前住んでいた住人が光回線を利用していて撤去していない場合や、光回線完備の物件などがその例です。

    光コンセントがある場合、NTT系の光回線(フレッツ光・光コラボ)なら無派遣工事が可能です。

    光コンセントがある場合におすすめの、NTT回線を使った光回線サービスは次の通りです。

    自宅に光コンセントがある場合、自身の光回線契約にそれを活かせるかぜひチェックしてみましょう。

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