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- 更新日:2023年03月23日
スマホを充電しながら使うとバッテリーが劣化する!?その理由と解決策を紹介
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充電しながらスマホを操作したり、充電したままの状態でスマホを置いたりすることを、日常生活の中で行っている方は多いかと思います。
そういった使い方は、スマホのバッテリーを劣化させる原因になるため、バッテリーの減りが早くなっているように感じる方はこれらが原因かもしれません。
スマホで使用されているバッテリーの特徴を理解し、充電の仕方やスマホの設定を変えることで、バッテリーの消費を減らしたり、劣化を早めるのを防ぐことができます。
今回は、巷でもよくいわれている、スマホを充電しながら使用すると寿命が縮むことの理由と解決策について説明します。
目次
充電しながらスマホを使用したときに与える影響
充電をしながらスマホを使うと、バッテリーの寿命が短くなるという話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
実際にはスマホやバッテリーにどのような影響が現れるのか説明します。
- 通常より熱をもってしまう
- バッテリーの寿命が短くなる
- ゲームアプリや動画は負荷が大きい
通常より熱をもってしまう
充電で発生する熱と使用中に発生する熱が重なると、発熱量が極端に増加しスマホが異常に熱くなってしまいます。
スマホに利用されているリチウムイオン電池は、熱に弱い特徴があるので、スマホが熱くなってしまうとバッテリーの劣化につながる可能性があります。
バッテリーの寿命が短くなる
スマホに使われているリチウムイオン電池は、電気をためるほど内部の圧力が高まる性質があり、フル充電の状態を長時間維持すると、バッテリーの寿命を縮めてしまいます。
スマホを使いながら充電すると、バッテリーからの充電とスマホを使用することによる放電を繰り返して負荷を大きくかけている状態になるため、バッテリーの劣化を進めて消耗スピードを早めることに繋がります。
ゲームアプリや動画は負荷が大きい
動画アプリやグラフィックを駆使したゲームなどは、スマホ内で様々な処理を行うCPUという機能の動きが活発になり、システムに高い負荷がかかります。
スマホを充電しながら上記のようなサービスを利用すると、バッテリーが極端に熱くなり端末の劣化に繋がったり、過度の熱量が原因で急に電源が落ちることもあるので注意が必要です。
近年はスマホで扱える容量が大きくなると共に、容量の大きなゲームアプリも続々登場し、スマホでゲームをする機会が多くなっています。
充電しながらスマホでゲームをするときは、スマホが過度に熱くなっていないか注意しながら使用しましょう。
スマホを充電しながらやってはいけないこと
スマホを充電しながら、ある特定のことを行うとバッテリーにかかる負荷が多くなり、劣化が進んでしまうことがあります。スマホを充電しながら行うとよくないことを3つ説明します。
- 充電コードを繋ぎっぱなし
- 過充電保護機能がないアダプターの使用
- 手帳型ケースに装着したままで充電する
充電コードを繋ぎっぱなし
充電コードに繋ぎっぱなしのままでいると、バッテリーが100%になった状態でも充電され続ける、過充電という状態になります。過充電はバッテリーに負荷をかけ、充電の持ちが悪くなる恐れがあります。
特に就寝前の充電は、次の日の朝まで過充電状態になるので、バッテリーの持ちが悪くなってしまう原因の1つです。
過充電保護機能がないアダプターの使用
充電アダプターの中には、充電が100%になるとそれ以降の充電を抑えてくれる機能が付いた、過充電保護機能という機能が搭載されたアダプターもあります。
過充電保護機能が搭載されていない充電器を使用すると、充電が100%になっても充電され続けてしまい、バッテリーの劣化を早めることになります。
コンビニなどで売られている充電アダプターは、過充電保護機能が搭載されていないことが多いので、バッテリーの消耗が気になる方は、過充電保護機能が搭載されているアダプターがおすすめです。
手帳型ケースに装着したままで充電する
手帳型のケースは、スマホ全体を覆っているので熱がこもりやすい状態です。ケースを装着したまま充電するとバッテリーから出る熱が放出されにくくなります。
熱がこもるとバッテリーだけでなく、スマホの機能を低下させてしまう恐れもあるので、充電する時はケースを外すことをおすすめします。
スマホの寿命を長持ちさせるためにできること
スマホのバッテリーを消耗させている原因は、自分が知らない内に起動しているアプリや充電方法にあります。スマホの寿命を長持ちさせるための設定や使用方法について説明します。
- バッテリーをすべて使い切らない
- フル充電にしないで80%充電にする
- ディスプレイの明るさを調節
- バックグラウンドで起動中のアプリを停止する
- 使用しないアプリをアンインストールする
- WiFiとBluetoothは不要時にオフにする
- GPS機能はオフにしておく
- 高温の場所に置いておかない
- 低温な場所で充電しない
バッテリーをすべて使い切らない
スマホのバッテリーを0%まで使い切ることは、完全放電と呼ばれており、バッテリーに大きな負荷がかかる状態といわれています。
バッテリーを長持ちさせるためには、完全放電のようなバッテリーが極端な状態になることを避け、使い切る前に充電するようにする、継ぎ足し充電がおすすめです。
フル充電にしないで80%充電にする
現在のスマホに利用されているリチウムイオンバッテリーは、約20% ~ 80%の充電のときに最大限の性能が発揮できます。
約20〜80%のバッテリー残量を維持するようにすることで、バッテリーを長持ちさせることができます。
家で充電すると、100%になった後もつなぎっぱなしになることが多いので、空き時間にモバイルバッテリーを使用してこまめに充電するのもよいでしょう。
ディスプレイの明るさを調節する
スマホのディスプレイが明るければ明るいほど、バッテリーの消耗量は多くなります。ディスプレイの明るさを調整するのにおすすめなのは、自動調整という設定にすることです。
自動調整は周りの明るさによってディスプレイの明るさを調整してくれるので、バッテリーの消耗を気にしてディスプレイを暗くしたのが原因で見えづらくなってしまうこともありません。
見えづらくならない程度の明るさにするか、自動調整に設定してバッテリーの消費量を抑えることをおすすめします。
バックグラウンドで起動中のアプリを停止する
バックグラウンドで起動しているアプリは、使っていない間もずっとメッセージの受信や情報の自動更新をしているため、バッテリーの消耗を早める原因です。
次の手順で設定すると、バックグラウンドで動いているアプリを停止できます。
【iPhoneの場合】
- 「設定」を開いて「一般」をタップ
- 「Appのバックグラウンド更新」を選択
- 使用状況の割合が高いアプリをオフ
すべてのアプリのバックグラウンド処理を停止するときは「Appのバックグラウンド更新」をオフにしましょう。
【Androidの場合】
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」または「無線とインターネット」をタップ
- 「データ使用」をタップ
- 「アプリのデータ使用量」をタップすると、アプリ一覧が表示される
- 停止したいアプリをタップ
- 「バックグラウンドのデータ」をオフ
OSのバージョンによって表現方法が違う場合があります。設定アプリから「ネットワーク」や「インターネット」と表記されている欄をタップすることで、データ使用の欄にたどり着けます。
使用しないアプリをアンインストールする
アプリの数が多ければ多いほど、アップデートなどデータのやりとりが増えてしまうため、使用していなくてもバッテリーを消耗します。
バッテリーの消耗が早く感じる方は、スマホアプリであまり使用しないゲームアプリや、使用せず放置したままのアプリなどがあれば、アンインストールするとよいでしょう。
WiFiとBluetoothは不要時にオフにする
WiFi機能とBluetooth機能は、オンにしておくと常に周囲の電波を探す状態です。バッテリーの消費を早めてしまうため、使わないときはオフにすることをおすすめします。
WiFiとBluetooth機能をオフにする方法は、iPhoneとAndroidで手順は少し違います。それぞれの端末でオフにする手順を説明します。
【iPhoneでオフにする場合】
- 「設定」アプリを開く
- 「WiFi」または「Bluetooth」という欄をタップ
- オンとオフで切り替えられる画面に移行するので、「オフ」に設定
【Androidでオフにする方法】
- 「設定」アプリを開く
- 「WiFi・Bluetooth」という欄をタップ
- WiFiとBluetoothの各設定画面が表示されるので、「オフ」に設定
GPS機能はオフにしておく
自分の位置情報を取得するときに使用するGPS機能ですが、使っているとバッテリーの消耗が早くなります。あまり使用しない人は、GPS機能をオフにするとバッテリーの消耗が抑えられます。
GPS機能をオフにする手順は、以下の通りです。
【iPhoneでオフにする場合】
- 「設定」アプリを開く
- 「プライバシー」を選択
- 「位置情報サービス」を選択
- 「位置情報サービス」の右側にあるスライドでオンとオフを切り替えられる
【Androidでオフにする場合】
- 「設定」アプリを開く
- 「便利機能」を選択
- 「位置情報・GPS」を選択
- ONとOFFのどちらかで表示されているので、OFFに変更
ただし、GPS機能をオフにしてもバッテリーの消耗を大きく抑えることはできません。GPS機能を利用したゲームアプリや、twitterなどを頻繁に利用する人は、あまり気にせずオンのままの方が使いやすいでしょう。
高温の場所に置いておかない
スマホで使用されているバッテリーは熱に弱いという特徴があるため、夏場に車や直射日光の当たる場所に放置しておくと、熱でバッテリーが劣化します。
特にiPhoneは熱に弱い傾向があり、端末が高熱になると「高熱注意」の警告が出て、しばらく起動できなくなることもあります。
高温の場所に置いたままの状態は、バッテリーだけでなく端末にも悪影響なので、できるだけ控えるようにしましょう。
低温な場所で充電しない
一般的に約5℃~45℃の環境では問題なく充電ができますが、約5℃を下回る寒い環境はバッテリーに悪影響で、バッテリーの減りが早くなるともいわれています。
寒い環境下でスマホを使用するときは、長時間の利用は避け、ポケットやカバンの中のような、できるだけ寒さを遮ることができる環境下に保管するとよいでしょう。
冬場で5℃を下回るようなときは、5℃以上ある場所で充電するようにしましょう。
外出先での充電切れ対策!モバイルバッテリーを使用しよう
家で充電することを忘れてしまったり、出先でスマホを使う機会が多いときにはモバイルバッテリーが役に立ちます。使いやすくてコスパのよいモバイルバッテリーを紹介します。
Anker モバイルバッテリー
スリムでコンパクトな外観と手ごろに購入できる値段が魅力の商品です。スマホのフル充電が4回以上できるので、もしものときのためにカバンに常備しておくとよいでしょう。
バッテリー本体がスマホとほぼ同じ大きさで薄いため、スマホに重ねて充電しながら使用できます。
「充電しながらでもスマホを操作しないといけない状況だと、モバイルバッテリーが邪魔で操作しづらい」と困っている方でも、ストレスなく充電しながらスマホを利用できます。
モバイルバッテリー 大容量 軽量 薄型
1,000円代という安価な値段でありながら、スマホを3回以上充電できる大容量が特徴のモバイルバッテリーです。旅行のときなどに1つ持っていくとスマホのバッテリー不足を気にすることがなくなります。
2台同時充電も可能なため、急ぎで充電したいときにもおすすめです。
こまめに充電してスマホを利用しよう
スマホに使用されているリチウムイオンバッテリーは以下のような特徴があります。
- 充電しながらの使用は劣化が早まる
- バッテリー残量が100%や0%など極端な状態は、劣化が進む
- 極端に暑い・寒いなど温度の急変に弱い
日常生活でやってしまいがちな、スマホを充電しながら使ったり充電しながら長時間放置することは、バッテリーの特性上、劣化を進めてしまいます。
スマホのバッテリーを長く使用するためにも、バッテリーは20%~80%の間を保つようにこまめに充電しましょう。
スマホの充電不足に悩まされている方は、日頃使用するカバンにモバイルバッテリーを1つ入れておけば、こまめに充電することが可能になって便利です。
適度なバッテリー量をキープすることを意識し、快適にスマホを利用しましょう。
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