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- 更新日:2023年02月24日
Apple「AirTag(エアタグ)」をレビュー!月額料金や有効範囲、設定方法も
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「AirTagを買おうか悩んでいる」「どんなことができるか知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
AirTagとは、Appleが開発した追跡用デバイスで、紛失しがちな身の回りのものにつけて使うことができます。
忘れ物が多い方や物を紛失することが多い人にはとても画期的なアイテムです。
今回は、AirTagでできることや使い方、実機レビューを紹介します。AirTagの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
AirTag(エアタグ)とは
出典:AppleAirTagは、Appleが開発した、追跡用の小型デバイスです。
名前の由来は、AirPodsやAirPods Maxの「Air」とスマートタグの「Tag」を合わせたところからきています。
iPhoneやiPadなど、Apple社のデバイスとAirTagを繋げた身の回りのもの(鍵、電子機器、車など)が、どこにあるかを特定できます。
大切なものをどこかに置き忘れたり、紛失したりしても、簡単に見つけられるようになるということです。
- サイフやバッグに付ける
- 旅行用のバッグやキャリーケースに付ける
- 車やバイクに付ける
AirTagをサポートしているiPhoneとiPadなどで、Appleの「探す」アプリを使って追跡できます。
探す
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なお、「探す」アプリはiOSのみなので、Androidでダウンロードすることはできません。
AppleがAndroid向けにリリースしている「トラッカー検出」アプリを使えば、周囲にあるAppleのAirTagを検出できます。
トラッカー検出
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AirTagの仕組み
AirTagには、GPS機能は搭載されていません。Bluetooth信号を送信を発信して、その信号を受け取ったデバイスがAirTagの位置情報をiCloudに送信する仕組みです。
これにより、「探す」アプリを開くとマップ上でAirTagの位置を確認できます。
なお、AirTagはプライバシー機能を内蔵しており、情報は暗号化され、位置情報や履歴が保存されることはありません。
2.4GHzのBluetooth Low Energy(BLE)と6489.6M~7987.2MHzのウルトラワイドバンド(UWB)、近距離無線通信(NFC)に対応しています。
AirTagの利用には、iOS 14.5以降を搭載した端末が必要です。
- iPhone SE
- iPhone 6s以降
- iPod touch(第7世代)
- iPadOS 14.5以降を搭載したiPad Pro
- iPad(第5世代以降)
- iPad Air 2以降
- iPad mini 4以降
AirTag(エアタグ)の価格
AirTag | 価格(税込) |
---|---|
1個 | 4,780円 |
4個 | 15,980円 (3,995円/1個) |
刻印 | 無料 |
AirTagは、1個単品と4個入りから選べます。
4個入りのものは、単品に比べ1個あたり約547円(税込)安いです。複数のものに使いたい場合は、まとめ買いしましょう。
なお、Appleストアで購入する場合、刻印サービスは無料です。
Appleストア以外でも、楽天やAmazonで購入することもできます。
AirTagアクセサリの価格一覧
出典:Apple- AirTagループ:4,780円(税込)
- AirTagレザーキーリング:5,580円(税込)
- AirTagレザーループ:6,880円(税込)
- AirTag Hermès キーリング:52,280円(税込)
- AirTag Hermès ラゲッジタグ:67,280円(税込)
- AirTag Hermèsバッグチャーム:44,780円(税込)
- Belkin ストラップ付きセキュアホルダー:1,800円(税込)
- Belkin キーリング付きセキュアホルダー:1,800円(税込)
- Belkin カラビナ付きセキュアホルダー:2,800円(税込)
※Apple公式サイトより一部抜粋
AirTagは小銭サイズのかなり小さいサイズなので、AirTag自体をなくさないように、アクセサリも合わせて用意しましょう。
Apple Watchと同じように、高級ブランド「Hermès(エルメス)」とのコラボアクセサリもあります。
AirTag(エアタグ)の特徴3つ
出典:AppleAirTagにどのような特徴があるか、下記について解説します。
- 特徴1.バッテリーの持ちは1年以上
- 特徴2.IP67等級の防水耐性がある
- 特徴3.プライバシー機能を内蔵
特徴1.バッテリーの持ちは1年以上
AirTagのバッテリーは、コンビニや100円ショップでも手軽に購入できる「CR2032」のコイン型電池です。
電池が切れたら交換する必要はありますが、基本的には1年以上使える設計になっています。
バッテリー交換のタイミングは接続しているiPhoneに知らせてくれるので、充電が切れる前に交換できます。
いざというときに「使えない」ということにならないよう、通知が来たら早めに交換しておきましょう。
購入時に内蔵されている電池は、パナソニック製でよくコンビニなどでも売られているものです。
特徴2.IP67等級の耐水、防塵性能
AirTagは、IP67等級の耐水、防塵性能があります。
防塵構造は「塵埃の侵入がない」、防水構造は「30分間水面下で最大1mに水没させても水が侵入しない」とされています。
そのため、雨が降る日や強風で砂埃が舞う日でも、気にせず屋外で利用できる点が特徴です。
- IP6X:防塵等級で最も高い等級
- IPX7:防水等級で2番目に高い等級
特徴3.プライバシー機能を内蔵
出典:AppleAirTagには、プライバシー機能が内蔵されています。
違法な追跡に利用されないよう、誰かのAirTagが自分の荷物に紛れ込んでいた場合はiPhoneが検知してアラートを表示します。
AirTag自体が音を鳴らしてくれるので探すのも簡単です。
もちろん、AirTagの場所を確認できるのは自分だけで、位置情報や履歴がAirTagに保存される心配もありません。
AirTag(エアタグ)の実機レビュー
出典:Appleここからは、AirTagの実機レビューを紹介します。
なお、この記事のレビューをまとめた動画もありますので、よければこちらもチェックしてみてください。
AirTagの外観
シンプルで洗練されたAppleらしいデザインが魅力のAirTagですが、サイズやデザインなど、外観のレビューを見ていきましょう。
サイズ・重量
100円玉と比べた場合、若干大きいくらいのサイズ感、厚みはiPhone 11と比べた場合と同じくらい。
一見すると、囲碁の駒と勘違いしてしまいそうな見た目です。
直径 |
---|
正方形 縦:31.9mm 横:31.9mm |
重量 |
11g |
厚み |
8.00mm |
利用用途にもよりますが、キーホルダーとして持ち物につける分には適度なサイズ感です。
しかし、財布や小さめのキーケースなどに入れる場合には、少々かさばるかもしれません。
デザイン
表はシンプルなホワイトの樹脂でできており、裏は水銀やPVCを使わない環境に優しい設計です。
メタリックなボディにAppleのロゴというシンプルな作りになっています。
全体的に丸みを帯びていて手への収まりがよいのも特徴で、キーホルダーとしてつけていても主張しすぎないデザインです。
AirTagの設定方法・使い方
次に、AirTagの設定方法と使い方を解説します。
設定方法
まずは、iPhone本体との距離を5cm以内に近づけます。するとiPhoneの方で、自動で検知をして[接続]ボタンが表示されます。
もし[アップデートが必要]と表示される場合には、iOSのアップデートが必要です。
iOS 14.5以上であること
iPhoneでAirTagを利用するためには、iOS 14.5以上であることが条件です。それ以前のバージョンの場合は、一部機能が使えないとの理由から接続ができません。
iPhoneのアップデート方法は別の記事で紹介していますので、こちらをご参照ください。
ペアリング設定を行う
[接続]ボタンを押すと[AirTagの名称を設定]できます。カメラ、財布、バックパックなどAirTag を利用するシーンを選択するとよいでしょう。次に[Apple IDとAirTagの紐付け]を行います。
設定は以上です。動画でも解説しています。
AirTag(エアタグ)の使い方
AirTagの使い方はとても簡単です。まず最初に、鍵やお財布といったなくしたくない物にAirTagをつけます。
AirTagをつけたものを探したい時は、iPhoneやiPadの「探す」アプリを起動する。
AirTagがBluetoothで位置情報を端末に送ってくれるので、端末上で何m先にあるか把握できます。
画像のように、端末上にAirTagの方向が出るので探しやすいです。
さらに、AirTagの内蔵スピーカーが振動して場所を知らせてくれるので、音を聞いて探すこともできます。
AirTag(エアタグ)の機能・測定可能距離
AirTagを使うと具体的に何ができるのでしょうか。大きくは4つの機能に分類されます。
正確な場所を見つける
まずはAirTagの正確な位置を割り出すことが可能です。iPhoneの「探す」アプリから[探す]をタップします。
すると、位置を割り出すために必要な距離と方角が表示されます。
このとき方角に関しては距離にして約3m以内にある場合にはギリギリ表示されますが、それ以上離れてしまうと距離だけの情報になってしまいます。
利用する環境で誤差はあるかと思いますが、距離の情報をもとに徐々に方向も割り出すといった方法で見つけていきましょう。
マップで経路を表示
また、10m以上離れてしまうと、測定自体が不可能です。
この場合はマップである程度の場所を表示させ、ある程度の場所を押さえて徐々に近づいていくといった方法で検知しましょう。
サウンドを再生
いよいよ近くまでたどり着いたら、AirTagからサウンドを再生させましょう。
これは、iPhone側で操作が必要ですが、ドアを閉めていてもしっかり聞こえるくらいのボリュームで約6秒間、鳴り続けます。もし、第三者が持っていたとしても本人やその周囲の人が気づいてくれる程度には聞こえるでしょう。
しかしこれでは自分がものを失くしたことに気づかなかった場合に本来の機能を発揮できません。
一定時間経過後に自動でサウンド再生
その対策として持ち主から離れて一定の時間が経過すると自動でピープ音が再生される仕組みです。
つまり、失くしてしまったことに本人もしくはAirTagの近くにいた人が紛失に気づけます。
しかし、第三者はピープ音が聞こえてきても、どのように持ち主に届けることができるのでしょうか。
紛失モードで第三者が発見
そこで最後に[紛失モード]の出番です。
これまでiPhone本体に備わっていた[紛失モード]ですが、紛失者の連絡先を表示させることができます。
世界の約10億台のiPhoneでAirTagを検知できる仕組みです。
やり方は簡単でiPhoneをAirTagにかざすだけです。
すると、かざしたiPhoneに設定した電話番号が表示されます。これで無事に持ち主に返りました。
AirTagについてよくある質問
ここからは、AirTagについてよくある質問を紹介します。
AirTagの料金や範囲に関する質問、子どもに持たせる場合などの質問にお答えします。
AirTagの月額料金はいくら?
AirTagを利用する際に、月額料金や通信費はかかりません。
デバイスを購入したら、維持費0円で使うことができます。
AirTagの利用にかかる費用は、アクセサリーの購入費用や約1年ごとに交換する電池の代金程度です。
AirTagの捜索範囲は?
AirTagは、世界のどこでもAirTagを追跡できます。
「探す」アプリを利用すれば、10m以上離れている場所でもAirTagの捜索が可能です。
なお、AirTagが手元から離れたときに通知する検知範囲は、Bluetooth電波の届く範囲(約10m)です。この範囲を超えるときに警告を受け取ることができます。
AirTagは浮気の追跡に使える?
AirTagは、ストーカーなどの悪用に使われることの対策がされているため、人の追跡には向きません。
持ち主が近くにいないとビープ音がなったり、スマホに通知がいったりします。
そのため、浮気防止やストーキング目的での利用は難しいといえます。
AirTagを子どもに持たせてGPS代わりにできる?
子どもの居場所を特定したい場合、物理的な距離を空けて一定時間を過ぎるとビープ音が鳴ります。
もし子どもに持たせて学校でビープ音がなったら問題ですよね。電池を外せば音は鳴りませんが、いざという時に活用できないのでは意味がありません。
子どもの現在地を共有したいなら、iPhoneもしくはApple Watchを持たせてペアリング機能をオンにしておくことをおすすめします。
Apple Watchの選び方と全モデルを比較した記事もよければ参考にしてみてください。
AirTagの実機レビューまとめ
今回は、Appleの「AirTag(エアタグ)」について紹介しました。
AirTag本体やアクセサリの価格をはじめ、AirTagの特徴・使い方なども解説しましたので、AirTagの購入を考えている方は本記事の内容と動画レビューを参考にしてください。
忘れ物が多い人にはとっても便利なデバイスですので、特徴を把握してしっかり使いこなしましょう。
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